日本茶道塾 ブログ

日本茶道塾のブログです。
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夏の稽古釜

2013年07月04日 | 常釜
七月八月の常稽古のお知らせ申し上げます。

七月二十七日(土)銀座古う庵
七月二十八日(日) 横須賀茶楼
七月十一日、二十五日(木)静岡一得庵
八月三日(土)銀座古う庵
八月八日(木)静岡一得庵
*体験会は上記以外でも受付けておりますので、メールにてご相談ください。
*夏の集中講座は後程お知らせ申し上げます。

常釜の予定(変更もありますのでお問い合わせの上、ご参加ください)
*東京銀座 第一第三土曜日
*神奈川横須賀 第三日曜日
*静岡袋井 第二第四木曜日

7月13日~15日は横須賀茶楼にて楽茶碗の作陶会です。
ご参加者受付中。

八月の茶花

2011年08月11日 | 常釜
東京道場

仙翁(せんのう)
四手沙参(しでしゃじん)
鈴紫胡(すずさいこ)

籠花入

(生:東京道場主)

九月、塾長による茶花講座も楽しみにどうぞ。

器と調和させ、花を生かし、無駄を省いていく茶花の手法。

生け花と違う茶花の在り方、塾長と共に学びましょう。




炉の灰

2010年11月07日 | 常釜
台湾に世界お茶まつり直前にお伺いしましたが、なかなか報告を書く時間がございませんで、申し訳ございません。

月刊『茶』には、寄稿しましたので、よろしければそちらでご覧いただければ幸いです。

なお、今日は、静岡県内でいろいろな茶のイベントがありましたが、
茶家では、開炉の準備で大忙しの時期です。

風炉の灰をあげ、風炉釜の手入れをし、
風炉の茶道具を炉の道具に変えます。


(湯通しも終わり陰干しされる風炉)

炭も炉の炭となり、お香も変わります。

畳も炉畳へと入れ替え、


炉の釜据え。
五徳を水平かつ中央に置きながら、


釜の水平と高さ、中心をとります。




(実際に柄杓を置いて高さを確認)

初心者の方なら釜据えだけで何度もやり直しますため、一日仕事になります。

しかし、これがしっかりしていませんと釜の湯が効率的に煮えません。
また点前もずれてきますので、もてなしの第一歩となる重要な作業です。

最初に席入りしたときの拝見もこの釜据えも拝見。

整えば、炉に灰を入れて、


濡れ灰という炉の灰を作ります。。。
(これは何日も前からちょうど乾くように調整しながら、茶をかけておきます。)


濡れ灰の様子は各家によって手入れにより、色、様子が変わりますので、こちらも拝見して楽しみます。

*炉や風炉の灰の手入れなどは、茶道塾動画(お茶チャンネル)でご覧いただけるようにしますので、お待ちください。

炉の炭を切り、たわしで洗って、あくをぬかないと、炉の中ではぜるため、利休の時代からいろいろ考えられているわけです。


この時間があって、やっと一服の茶のためのお湯が沸くわけです。
一服の茶のための湯にかける時間がこれだけあることも、お茶をいただくときの深い味わいです。

よく稽古では点前の練習とか覚えることだと勘違いしてしまうことがありますが、これらのものはすべて自分の心を見つめ、心を成長させようとさせてくれる機会であり、稽古とはそこにあります。

炭切り会も予定しておりますので(東京)、ご参加どうぞ。
ただ知ることが意味がなく、その所作を通じて自身の生き方や心を見ていきます。

(長い枝状の炭を炉や風炉に適したサイズに切ります。全身炭の粉で真っ黒に。鼻の穴から黒いものが、、、)

開炉と茶壺の稽古が今秋から始まります。
今年は、口切りの茶事を21日に行う予定です。
(静岡)

また、詳細はご案内申し上げます。

世界お茶まつりでご縁

2010年11月03日 | 常釜
世界お茶まつりでは、



台湾でお世話になった徐英祥先生が、今年、世界OCHパイオニア憲章特別賞(世界緑茶協会主催)を受賞され、表彰式にご出席になるために来日されていたところ、

お立ち寄りくださり、台湾でのお礼をお伝えすることができました。

また、台湾をご一緒させていただいた日本中国茶協会の王会長も上海からの茶芸の先生方とご一緒にいらっしゃり、シンポジウムで講演をされた帰り、お土産の中国茶を届けてくださるなど、

まさに「世界」大茶会を感じました。

また、今年、韓国の茶文化大展でお会いした韓国の古月和尚様が、世界緑茶会議の韓国代表のパネリストとしてご招待されており、会議の帰りにお席にお寄りくださいました。

和尚様から、「茶会などの国際交流会もよいが、一過性で終わってしまうことが多いため、円仁などの留学僧が韓国人とどのように交流していたのか、

古文書史料などについて紹介したり、文化的学術的シンポジウムなどでの茶の歴史、文化交流会を日韓で薦めていく方向も考えましょうとお話しくださいました。

できましたら、来年度あたり、計画したいと思っております。

アメリカ代表パネリストとして今回招待された茶の雑誌の編集長でもあるパール・デクスター氏とも前回おお茶まつり以来、3年ぶりの再会。

組み立て式茶室に大変興味を示され、NY(来年2月のtea exhibition)に持ってこないのか?と質問いただきました。

組立式茶室がつなぐ世界の茶縁という主題の茶席でしたが、まさにそのような場になったかと有難く思っております。

日本茶道塾の世界大茶会のお席にお立ち寄りくださいました皆様、まことにありがとうございました。
茶縁に感謝申し上げます。

九拝

茶壺口切りの儀

2010年11月03日 | 常釜
茶壺口切り(世界お茶まつりステージイベント)

追加のお写真をアップさせていただきます。

塾生も控としてご一緒くださり、



舞台下でお客様に当日の茶や茶入日記を拝見に回してくださいました。

(一番上座に掛川市長がいらっしゃいますが、11月7日茶の日に掛川でなにやらサプライズがあるとか?お茶まつりにいらした方はすでに話題沸騰でした)



また、初日の世界大茶会(日本茶道、韓国茶礼、中国茶芸)での様子は、やはり、himeinko様のブログのお写真が良かったので、再びリンクさせていただきます。

http://e-jan.kakegawa-net.jp/modules/d/diary_view.phtml?id=375789&y=2010&m=10&o=&l=30

世界お茶まつり2010(初日)

2010年11月01日 | 常釜
世界お茶まつりご報告です。

初日は、ステージイベントのオープニングです。

日本茶道塾塾長の考案による日中韓、三国茶道の融合点前を披露。

お茶で世界の心をつなぐという世界お茶まつりの趣旨にもかなっているお点前です。

その後、世界大茶会会場にて、日中韓、三国茶道の呈茶会を行いました。

日本茶道の抹茶は、伊藤園中央研究所の沢村氏のご協力で、今回の世界OCHA学術会議にて研究発表された利休時代以前の抹茶です。

「おーいお茶の伊藤園が抹茶を作ってるの?」

若い方がお席に入り、驚かれてます。

もちろん、リーフのお茶も抹茶も扱われています。

27日の準備中にも、学術会議を終えられた茶筅の論文を書かれていた先生方もいらしてくださり、再現茶筅をご覧になって興味津々。

「後からきますね」
(これは飲んだ方ならうなづいてくださるコメント)

抹茶の泡立ちについて研究されている先生も実際点てて飲んでみると、考えていたものとはまた違いますね、というコメントが。

伊藤園さんが、このために茶の栽培から茶の品種、当時の石臼、茶筅まで再現くださったお茶ですので、大変貴重な経験でした。

実際に、点てているのを見てくださり、「茶筅の幅の広がりをこうしてみるべきか」など、話が発展していきました。

次回の茶筅の試作品はまた変化しているかもしれません。

やはり、実際に点てて、飲んでみることがお茶の研究では重要になってくるものなのですね。








静大生が提案 リーフ茶を売るアイデア御礼

2010年10月31日 | 常釜
世界お茶まつり2010セミナーとして

「静大生が提案 リーフ茶を売るアイデア」

セミナールームが満席で、立ち見の参加の方がいらしてくださるほど盛況でした。



ありがとうございました!!

(静岡新聞の記事は以下)

http://www.shizushin.com/news/feature/tea/20101031000000000017.htm



(写真は静岡新聞記事より)

台風の中、大勢の方からご関心を持っていただけたことに感謝しております。

ゲスト講師の先生方にも本当にありがとうとざいました。

無事、世界お茶まつりが終わり、報告をまずは一つ。




禅茶録 出版

2010年10月29日 | 常釜
禅茶録

現代語訳・英訳付(原文も掲載)

出版されました!!

世界お茶まつりで紹介中。

1階の日本茶インストラクター10期会のブース

または、

3階世界大茶会 日本茶道塾の茶室にて

ご覧ください。

以下の知泉書館からもご注文いただけます。

http://www.chisen.co.jp/book/book_shosai/2010/093-5.html

アマゾンや一般書店からもご注文いただけます。

ぜひご覧ください。

詳細URL

http://www.geocities.jp/nihonsadojuku/zencha.htm


世界お茶まつりセミナー

2010年10月10日 | 常釜
<静岡大学「茶の世界」世界お茶まつりセミナー>

開催日
 10月30日(土)

時間
 14時30分~15時30分

場所
グランシップ 904会議室
 
テーマ
 静大生が提案する「リーフ茶を売るためのアイデア」

内容

静岡大学では三年間、茶業者をはじめ多彩なゲスト講師を招き「茶の世界」と題した授業を行いました。

その受講生たちが「リーフ茶を売るアイデア」を発表。ゲスト講師にコメントをいただき、参加者ともディスカッション形式で進めていきたいと思います。

コーディネイター:小二田誠二(静岡大学人文学部言語文化学科教授)

ご参加の方には、授業の内容、学生のレポートや感想ををまとめた報告書を差し上げます。

参加費 無料

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ゲスト講師が多彩です!!ぜひ!!
3階の世界大茶会と合わせてどうぞ。

(詳細URL)
http://www.geocities.jp/nihonsadojuku/sekai10.html

世界お茶まつりステージイベントもスケジュール表が出たようです。
以下
http://www.o-cha2010.jp/program/general/06chakai.html

禅茶録 意訳、英訳、原文付 出版

2010年09月19日 | 常釜
おまたせいたしました!!

『禅茶録』意訳と英訳(原文付)

10月の世界お茶まつりに合わせて、出版いたします。
(現在校正中)

(知泉書館より出版)
http://www.chisen.co.jp/

2007年世界お茶まつりにては、現代語訳を「である」調で比較的原文に近い形でお出ししましたが、(100冊限定:現在は在庫なし 電子書籍のみ)

今回は、「です、ます」調で、さらに塾長の解説も入り、茶道をされていない方にもより読み易くなっています。

ですので、すでに茶道塾の現代語訳本をお持ちの方でも、こちらは英文と原文もついておりますので、また改めて手にしていただいても満足いただけるのではないかと思っております。

宗旦(利休の孫)の遺書に補筆したと言われる禅茶録、

柳宗悦をして、「無上の指南書」
「すべての茶人の座右に置くべき名著」

といわしめるなど、茶道に関する良書として大変有名です。

英名は”the book of Zen Tea"にしました。
(the book of Tea に続く日本茶道を海外に紹介するにおすすめの本であると感じております)

特に禅と茶は、海外でも日本文化として注目高いので、
このタイトルは気に入っております。

序文を倉澤行洋先生にお願いできたことで、大変、奥行きが出て、序文を見ていただくだけでもこの書の趣旨が読み取れてすばらしいと感じております。

「習いに行かなくても、本一冊で茶道を知りたい」という方にも良書です。

茶道をされている方はもちろん、されていない方も、日本文化を海外に紹介するときに、東洋文化を本一冊で感じたい方に、おすすめです。

英文も比較的読み易い文体にしていただきました。おすすめです。
世界お茶まつり一階のインストラクター10期の会のブースでも手に入れていただけます。
(たぶん、世界で一番早く手に入るところはここかと思います)

あとは、アマゾンなど、一般の書店からも取り寄せ可能ですので、ぜひお読みください。

何よりいいのは、短い(一章が短く、10章しかない)、すぐに読めるということです。

何度読んでもすばらしい書です。
(校正中なので繰り返し繰り返し読んでおります)




『茶の本』モンゴル語訳

2010年09月11日 | 常釜
岡倉天心著『茶の本』は、世界各国で翻訳され、日本茶道を紹介する良書として名高いですが、

モンゴル語訳は今までございませんでした。

そこで、(財)サントリー文化財団の助成を得て、本年度、モンゴル語訳を内蒙古教育出版(中国)より出版させていただくことになりました。

完成まで、長くかかりましたが、皆様にまずは御礼を申し上げたく存じます。

ご協力、ご声援いただきました皆様のおかげで、モンゴルに日本茶文化が紹介できることに心よりに感謝しております。

モンゴルではまだ日本の茶についての認識が低いと言うことで、御写真を多めに入れてあります。




世界お茶まつりでも3階の茶道塾の「世界大茶会」にてご紹介させていただく予定ですので、どうぞお立ち寄りください。

世界お茶まつり2010
http://www.o-cha2010.jp/

韓国茶報告3

2010年06月11日 | 常釜
ホテルにつきましたら、お部屋のお茶コーナーには、紅茶のティーバックと緑茶のティーバック、そして高麗ニンジン茶(粉茶)がありました。

荷物を置いたらすでに夕方でしたが、時間を惜しみ、夕食前に明洞で若者に人気のティーカフェに。



10名でお伺いしましたが、週末のためか満席で、店内のショップコーナーを探索。

韓国の緑茶は高級品ということで、お値段が日本のお茶のイメージより倍以上します。

その中で、お茶葉用の持ち出し用マグ(中に仕切りがあり、茶葉を入れてそのまま飲める形)は約800円くらいで安い!ですよね。

後で資料としてもよいので、購入してこようと思っておりましたが、時間に追われ、機会を逃してしまいましたが、お写真はこちらです。


中身は実に効率よくつくられていました。


スケッチ左側、プラスチックの茶漉しと飲み口が半分ずつになった内蓋のようなものがついています。

右のマグカップのスケッチは、仁寺洞のティーミュージアムで販売していた茶漉しつきマグカップの写真です。(国立中央博物館は写真を撮ってもOKで、この施設ミュージアムはNGでした)

実際に行かれた方は覗いてみてください。


・・・見学をしていると、「オンドル・ルーム」にお席をご用意くださいました。

他の席はテーブルやソファーの御席ですが、ここだけ和紙がはられたガラスに囲まれた3畳程度の茶室のようなスペース。

驚いたことに、和紙の意匠が前回作成した茶室の和紙「飛龍」と大変似ているのです。

ご縁があるお部屋に通された気持でした。

10名様では狭くないですか?
と聞かれましたが、そこはお茶人、上手に皆で座りました。

日本のティーカフェは種類が限られているように思うのですが、韓国は緑茶以外にも多くのお茶の種類があり、迷ってしまいます。

「おすすめ」の赤い実のお茶「五味子茶(オミジャ茶)」を注文しました。
ほのかな甘みとやわらかい酸味。

しかも真っ赤な綺麗な色に惹かれます。



コーヒーとお茶のブレンドを注文された方もありました。
香りはコーヒー、、、でも味はお茶(薄い)。

初日のお茶体験はこれくらいです。
(次号へ続く)

掛川産抹茶(てん茶)プレスツアーにて

2010年06月01日 | 常釜

中国、アメリカ、ヨーロッパの記者の皆様が静岡茶を取材くださるプレスツアーに間に合わせて、

静岡掛川産の抹茶(無農薬 てん茶)を製造するので、とお声をかけていただき、お伺いしてきました。

まずは茶畑の見学。


工場でてん茶が製造される様子を見学。



つくりたての茶を石臼で挽いてくださいました。



通常は、そのまま抹茶にするのではなく、寝かせてまろやかな味を引き出すのですが、
できたての新茶をいただくというのも今年ならではでの楽しみです。

しかも、隣の工場で作ったばかり!!

工場の片隅の事務所の机にクロスを敷いて、花をいけ、色紙を飾れば、即席の茶席です。

皆さんで茶筅を振って薄茶をまずは一服




最後に、塾長が濃い茶を練って、一座の皆様で回し飲みです。

菓子は、やはり地元の芋を用いての農家の方が手作りで。
黒豆とキビあんの甘くない菓子も大変美味でした。




禅と茶の会

2010年05月24日 | 常釜
2010年度 禅と茶の会ご案内を申し上げます。

茶人として一年に一度坐禅をさせていただく洗心の一日です。

はじめての方も和尚様が丁寧にご指導くださいますので、茶道をされていないご家族の方もご参加いただけます。

(詳細)

日時 6月20日(日)午後1時~4時程度

場所 聚光院別院

当日の流れ(予定のため多少の変更もあり)

ご法話
番茶礼
坐禅体験
作務(掃除や畑仕事)体験
抹茶礼
千住博氏画襖絵、茶室、茶庭見学
和尚様を囲み懇親会
散会

以上

詳細のお問い合わせ、参加のお申し込みは茶道塾までメールでお願いいたします。