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瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

まるで喜劇じゃないの

2024-10-20 12:50:23 | 随想
私たちは愚かなんでしょうか? ま、やってることを見渡してみればあんまり賢いとも言えないので、賢いんじゃなきゃ愚かだろってなことになりますわな。 じゃ、私たちは賢くなれるんだろうかってなことを考えるに、それは無理なんじゃないかしらと思っちゃいますねえ。だってちっとも変わらないじゃないですか、私たち。あとから、あとから絶えることなく問題は出てくる。社会が問題なく運営された時代なんてありゃしない。あーで . . . 本文を読む

最悪な平和とまだマシな戦争 ※前項の続き

2024-10-13 06:34:31 | 随想
前項で長々と書きましたが二者択一的に整理すれば、 1 善悪混在する複雑怪奇な社会 2 悪を排除し善のみで構成される単調な社会 ってことで、映画の観客のように観るだけなら善悪混在してたほうがおもしろく、“美しい”だけなんて退屈だから邪悪も描けって野次を飛ばし、実際にその世界を生きるなら悪なんてのには関わり合いたくないから単調でも善だけでいこうよってことになるんですよ、あたくしは。 なんとも身勝手 . . . 本文を読む

前項の追記

2024-08-21 20:00:10 | 随想
追記ってえますか、以前の記事の紹介ですね。 前項で「悩まない」って話をしましたが、「悩んでも仕方がない」って記事を以前に書いていたのを見つけましたので。 https://blog.goo.ne.jp/cdt63430/e/ea90e84dd8a497c3b161b21c507a4544 これはこれでひとつの考え方ですね。って、なんだか他人事(ひとごと)みたいなモノ云いですけど、過去の自分なんて . . . 本文を読む

六無斎どころじゃないのよ あたくしは HA HAN♪

2024-08-11 09:34:49 | 随想
古今亭志ん生 (5代目)は、りん夫人との縁談話に対し、「かせぎもないし、財産もないし、着るもんだってありゃァしないよ。江戸時代にいた林子平てえ人の親戚みてえなもンだよ」と念を押した。 とWikipediaにあります。出典は「びんぼう自慢」。「びんぼう自慢」は若いころ読んだことあるけど憶えてないなあ、この部分は。ま、この部分に限らず内容は憶えていませんけどね。 で、Wikipediaのどの項目を読 . . . 本文を読む

諸刃の剣

2024-07-14 11:03:25 | 随想
愛は人を生かしもするけれど殺しもしますから厄介ですねえ。 愛が人を生かすについては書く必要もないでしょう。殺すについては説明が必要かもしれません。なに、簡単なことです。愛する人を守るためなら他人を殺すでしょ?ってことです。あるいは自分が死ねば愛する人を守れるならば自分の命を犠牲にするのも厭わない。愛ゆえに人は他人を殺しもするし自ら死を選んだりもする。 為政者が愛国心を国民に植えつけようとしますが . . . 本文を読む

職業に貴賎なし

2024-05-12 05:41:18 | 随想
職業に貴賎なしっていいますが、どうなのかしら。 職業はとりあえず脇に置いといて、人について考えてみると、人には貴賤があると思います。貴い人もいれば賎しい人もいる。いや、身分とか地位とかじゃなくて、人間性としてね。心性として尊い、卑しいはある。 で、卑しい心性から生じる需要と供給、市場ってのがある。軍需産業とか。だったらこういうのは賎しい職業っていっていいんじゃないかしら。つまり職業に貴賤はある。 . . . 本文を読む

穏やかな日

2024-04-10 15:08:16 | 随想
昨日の雨でずいぶん散ってしまったけれど、それでもまだまだ枝がしなるくらいに花を抱えた桜が目の前に広がっている。時折強い風が吹き、瞬間、花びらが一斉に舞い散り視界を白くふさぐ。花びらが風に乗ってうねる様子は吹雪と見紛うようで、もうすっかり暖かくなっているのに視覚的には季節が逆戻りしたかのよう。 が、蜂が花の周りを飛び交うさまに春の生命の輝きを見る。 地球の歴史を考えれば、こんな奇跡的な時間はほんの . . . 本文を読む

なんて厄介な生き物なんだろう

2024-04-07 05:43:18 | 随想
夏侯惇 これ、どう読みます? You Tubeで「三国志」の朗読を聴いてたらカコウジュンって人が出てきたんですね。最初ピンとこなかったんですが、あれ?これってカコウトンのことじゃないかしらと思いまして。ま、読み間違いなんてのは誰にでもあることです。あたくしも読み方を間違えて覚えてる漢字はたくさんあります。カコウトンがカコウジュンって呼ばれると別の人物のことみたいで、その読み間違いは気にはなるけれ . . . 本文を読む

落語について

2024-03-31 12:30:05 | 随想
そういえば立川談志が落語は業の肯定だっていってましたね。ちょいと前に私たちは色を実在として生きているんだから苦悩や煩悩を生きるほかないってなことを書きましたが、ようするに業の肯定ですわな、このモノ云いは。♪わかっちゃいるけど、やめられない♪ってな歌がありますけど、ここで正論を持ち出して、わかってるんならやめたらいいだろう、なんてことを言っても人生つまらなくするだけ。本当にアホウやなあ、あたしたちっ . . . 本文を読む

別世界の住人たち

2024-03-17 07:14:12 | 随想
数年、いや十数年ぶりかもしれません、「風の谷のナウシカ」を読み返しています。 その4巻。ユパが森の人セルムに言う。 貴君にぜひ会わせたい人物がおる ナウシカという少女だが セルムがこたえる。 森がそのように望むなら 私たちは出会います こういう言葉があたくしのなかに降り積もって、あたくしは出来ているんだなと思います。「森がそのように望むなら」という人の意思を超えた何か、大いなる存在というか . . . 本文を読む