Fireside Chats

ファイアーサイド・チャット=焚き火を囲んだとりとめない会話のかたちで、広報やPRの問題を考えて見たいと思います。

目覚めよ知的好奇心

2009年09月02日 16時43分04秒 | Weblog
若い日の私は、まったく勉強せずに遊びまわる怠惰な学生でした。
40年ほど前の大学は、今ほど出席にうるさくないこともあり、毎日のように仲間と麻雀荘に入り浸っていました。
大学を卒業し広告会社に入社した私は、5年ほどして母校を担当する営業になり、再び大学に足を運ぶことになったのです。
遅い春のある日、時間が余った私は何の気なしに教室に入り、たまたまそこで行われていた授業に耳を傾けたのです。
衝撃的な経験でした。授業の内容が良くわかったし、しかも面白かったのです。
たまたま面白い授業だったということでしょう。しかしそれ以上に、5年間の社会人としての経験が授業への理解力や共感力を高めてくれたのです。
私は4年前からマスコミ学科で教鞭をとる一方、サテライトセンターの所長を務めています。大学時代に授業をサボっていた私が後日教員に転身するきっかけの最初のひとつが、この晩春の衝撃でした。
今日、生涯学習の重要性が叫ばれる理由がここにあります。学生のみならず、社会人や定年後のシルバー層など社会のさまざまな対象の知的好奇心に応えることも、大学の重要な社会的役割なのです。
江戸川大学の「サテライトセンター」は、地域のみなさまを主対象とした社会人学習の施設として、昨年より流山おおたかの森駅に隣接して開設されています。駒木会の会員は優待制度により半額で受講できます。
さまざまな講座を開講していますので、何かのついでにぜひのぞいてみてください。あなたに衝撃を与える運命のプログラムが含まれているかもしれません。