C. mossiae ' Picaso ' x self （株No.2225）

C. mossiae ' Picaso ' x self　（株No.2225）
C. mossiae ' Picaso ' x selfは一昨日紹介しましたが兄弟株が開花しました。ペタル幅が広く先端には紅紫の爪が表れています。ダレ気味に開花してC. mossiaeらしい花形と思います。株No.2224よりはこちらも方が良さそうです。株の成長は１次、２次と成長しましたが１次は空シース、２次が開花しました。

C. mossiae ' Picaso ' x self （株No.2224）

C. mossiae ' Picaso ' x self　（株No.2224）
４、５年前に業者さん（ＦＮ）よりクサビ花が咲くかも？と言うことで２Ｂ鉢苗を２個体購入しました。群馬県前橋市の有名な業者さん（ＯＲ）のラベル付きでした。その後、本品は年に１回程度植替えはしましたがほとんど忘れかけていました。昨年は１次、２次と成長し数日前にほぼ同時に開花しました。開花まで手入れをしていませんでしたので団子状態で開花です。クサビはほとんどありません。写真では判りませんがペタル先端に微かに紅紫の筋がありますが x self の目的からすると本個体はハズレです。強健個体のようですのでこれは良いことです。手入れをすればもう少し良くなるかもしれません。

Rlc. (Spring Backfire x Antonetta Mahan) （株No.2223）

Rlc. Spring Backfire ' Koyama ' x C. Antonetta Mahan ' Alpha ' BM／JOGA　（株No.2223）
私のオリジナル実生です。４月１３日に初花が２輪花で開花しました。残念ながらこの個体もハズレでした。この交配は親を超える良花が出ません。ペタル幅が広い大輪整形狙いでしたがC. Antonetta Mahanの影響はほとんど出てきません。良いところと言えば花がかなり少なくなった時期の開花です。これはC. Antonetta Mahanの影響と思われます。この個体はステムが丈夫そうです。これも手間が掛からないので良いと思います。

Rlc. Fire Rose ' Ten Years After ' x Rlc. Suan Puttan ' M ' （株No.2222）

Rlc. Fire Rose ' Ten Years After ' x Rlc. Suan Puttan ' M ' 　（株No.2222）
私の完全オリジナル実生です。交配、培地作り、播種等全て一人で対応しました。Rlc. Suan Puttan ' M ' は元々、業者さん（ＦＥ）がRlc. Triumphal Coronation ' M ' と言うＭＣ苗を販売していました。それを購入し数年後の開花で？　どこからどう見てもRlc. Triumphal Coronationに見えません。確認をしたところ台湾から輸入したRlc. Suan Puttan ' M 'であることが判りました。Rlc. Suan Puttan ' M 'は１輪花で開花した時は花径が20cmありました。薄黄緑系花のカトレヤではこれ以上大きな花を咲かせる個体を知りません。
今回開花した実生の記録を確認しますと
２００９年１月４日：交配　２００９年８月９日：播種　ＣＰ苗植え、他の記録は無し　２０２０年４月９日：開花し始めた。交配から初花開花まで１１年３か月を要した。
写真では判り難いですがペタル先端は紅紫色の斑、中央は淡乳白色の線が出ています。成長はRlc. Suan Puttan ' M ' の影響が強いと感じました。株が出来ればもう少しはっきりしたクサビ花になると思われます。Rlc. Suan Puttanの影響と思いますがステムはやや弱そうです。株そのものは素直な成長です。
さすがにこの季節になりますと開花が少なくなりました。休みごとに植替えに追われます。この季節は成長が早く、植替えが追い付かない状態です。カトレヤ好きの仲間内に聞いても同じような事らしくこの年になると腰が痛くなります。

Rlc. Good Expectation ' No.2221 ' （株No.2221）

Rlc. Good Expectation　' No.2221 '　（株No.2221）
この実生兄弟苗もほとんど初花開花が終わりました。この個体は春咲きでした。C. Irene Finney (1964) の性質を受け継いだものと思います。秋咲きから春咲きまで色々とありました。また、クサビがはっきり出た個体、出なかった個体色々とありました。本品はクサビがはっきりしませんが株が出来るとはっきり表れる気がします。C. Irene Finney (1964) の子供ならリップがもう少し丸く、大きければと思いますがこれはもう一方のRlc. Rainbow Wheel の影響を受けたものと思います。この個体は交配から初花開花まで約１１年を要しました。