Rlc. Hawcella ' Kajita '

Rlc. Hawcella ' Kajita '
２０１７年６月にＫＭさんから頂きました。
Rlc. Marcella Koss x C. Hawaiian Crystal の実生選別個体です。Marcella Kossの影響が強い個体と思われます。秋咲きです。育てて見て強健品種と思われます。株は素直に育ち、ステムも丈夫です。支柱はほとんど要りません。私は交配したことがありませんが Rlc. Calm Seas とこの個体で交配した Rlc. Cosmos Road には色彩がバラエテｲーで整形の良花が出ています。整形花の素質がありそうなので上手く開花しないクサビ花と交配しても面白そうです。

C. Irene Finney ' York ' x Rlc. Navigator ' Koyama '

C. Irene Finney ' York ' x Rlc. Navigator ' Koyama '
私のオリジナル交配です。
交配：２００９年３月２０日　播種：２００９年１１月２９日　２０１８年１月２７日：初花
交配から初花まで約９年近くを要しました。花形、色彩とも片親のIrene Finney似です。' York 'を用いましたのでリップの黄斑がもう少しはっきりしていれば良かったと思います。花寿命は１ヶ月程度でした。株は出来上がっていませんが大形株では無さそうです。１輪花でしたが株の割には大きな花と思いました。

Rlc. Village Chief Triumph ' Jin Taiping '

Rlc. Village Chief Triumph ' Jin Taiping '
私は黄花系のカトレヤはほとんど持っていません。”黄花系は育て難いのでは？　カトレヤ＝ラベンダー色”　心の片隅にこの様な気持ちがあるように思います。色々と育てて見ないと本当のことは判りませんので業者さん（ＦＥ）より２０１６年４月に本品を購入しました。台湾のＭＣ苗です。これまでの経過を見ますと本品は晩秋咲きのようです。５月上旬あたりから新芽が成長し始めます。秋にはほぼバルブが完成します。購入してからまだ３年しか経過していませんので株はまだ出来上がっていませんが株は少し小ぶりのようです。年に１回しか成長しません。（今のところ２次成長しません。）
株が小ぶりの割には大きな花を咲かせます。リップの展開と色彩は遠くからでも目立ちます。リップはオープンリップのためほぼ丸形です。
根は細いです。根張りも少し悪きかもしれません。成育が旺盛な個体に比べると弱い感じを受けます。

Cattlianthe Blue Boy ' Andy '

Cattlianthe Blue Boy ' Andy '
品種名の通り上品な淡いブルー花です。元は中山林之助氏が育成されていたカトレヤです。２０１１年７月にＫＭさんの温室に入り２０１７年６月私の温室に来ました。当初は水苔植えでしたが６Ｂバークに植え替えしました。秋咲きです。昨年の成長は次の通りです。
３月下旬　新芽が成長を開始
７月下旬　シース付きでバルブはほぼ完成、しばらく休眠
１０月下旬　開花、約１ヶ月程度開花後、来春まで完全に休眠
原種の影響が強いのか、２次成長は今のところありません。１年間の成長サイクルが決まっているようです。育て易いカトレヤと思われます。
この個体を用いた次世代のブルーカトレヤの実生苗が業者さん（ＦＮ）で販売されています。既開花個体もあり、親を超えるブルーの優秀花も出ているようです。

CP苗

間もなく１０日間のＧＷが始まります。これまで忙しくて植え替えもなかなか出来ていません。特にＣＰ苗はいつでもできると後回しにしてきました。これまでの経験では９月のお彼岸あたりに単品植えが良いと感じていますが昨年は手が回りませんでした。半年以上遅れてこのＧＷに単品植え替えしようと思います。これから５年先に良い花が開花する事を期待しながら植え替えします。昔は単品植え時、成長の良く無い苗は再度ＣＰ植えしていましたが最近は成長の良く無い苗は処分しています。フラスコ、ＣＰ苗時に成長の良い個体は花も良花が出る確率が高い！？ように感じます。私の思い込み？