Rlc. (Spring Backfire x Antonetta Mahan) （株No.2227）

Rlc. Spring Backfire ' Koyama ' x C. Antonetta Mahan ' Alpha ' BM／JOGA　（株No.2227）
既に何回か兄弟株を紹介しましたがこの個体は少しだけ特徴があります。これまでの個体はリップの喉元に黄斑はほとんどありませんがこの個体は広く鮮やかな黄色が目立ちます。両親ともこの様な色彩はありません。遠くからでも目立ちます。花そのもの（形や大きさ）は親を超えていませんがこの色彩はどこから来たのか?不思議です。過去の交配品種（個体）でこの様な色彩を持つた個体があったのだろうと思われます。
２００９年３月８日：交配　２００９年１２月６日：播種　２０２０年４月下旬（２４日頃）開花　交配から初花開花まで約１０年４ヶ月を要した。

C. Antonetta Mahan ' Oda ' AM／AJOS （株No.1369-No.1）

C. Antonetta Mahan ' Oda ' AM／AJOS　（株No.1369-No.1）
今年も開花しました。本品の開花で私が育てている大輪系カトレヤの１年がほぼ終わりました。これからは原種のC. warscewiczii等今シーズンの始まりですが晩夏あたりまではあまり開花する個体がありません。ポツポツと開花する程度です。開花期間も短い個体となります。
C. Antonetta Mahan ' Oda ' AM／AJOSは私が育てているカトレヤの中で一番の極整形花です。これまで実生もたくさん開花しましたが残念ながら本品を超える個体は出ていません。株も大形となります。１次、２次と成長する年が多いので株も良く増えます。残念なのは植替え時期です。花が終わった後に植替えしていますが根が成長を終えており植替え１年目はどうしても昨落ちしてしまいます。晩秋あたりに新バルブが完成後、新根が多数でて成長し始める時が良いのだろうと思っています。

C. Zaoh Porch ' C-138-6 ' （株No.1905-No.1）

C. Zaoh Porch ' C-138-6 '　（株No.1905-No.1）
今年も開花しました。株も回復してきましたが花径１８ｃｍ前後には程遠い状態です。花そのものは整形花です。株の成長（１年間では無く、株が出来上がる年数）は遅く、そもそも根の本数が少なく張りも良く無さそうです。素人では無くプロが育てる個体と感じます。花はＧＷ前後の開花ですが新芽が動き始めるのは真夏７月中旬から下旬頃です。１１月下旬から１２月にかけてシース付きでバルブはほぼ完成します。しばらく休眠？に入り、３月に入るとシース内にツボミが現れます。２次成長は無さそうです。

Rlc. (Irene Finney x Navigator) （株No.1814）

C. Irene Finney (1964) ' York ' x Rlc. Navigator ' Koyama '　（株No.1814）
私のオリジナル実生です。早春～春咲きでリップに黄目入り、オーソドックスなラベンダー大輪整形花狙いでしたがこの個体はハズレでした。
２００９年３月２０日：交配　２００９年１１月２９日：播種　ＣＰ苗植え付け、他の記録は無し。２０１４年２月2日：素焼き２Ｂ鉢に水苔で単品植えした。その後の記録は無し。２０２０年４月中旬：初花が２輪花で開花した。リップの色彩はRlc. Navigator ' Koyama ' 似、黄目、黄斑は無し。交配から初花開花まで１１年１ヶ月を要した。
両親の良いところがほとんど出ていません。ありふれたラベンダー花でした。春咲き狙いと言うところは当たりました。

Rlc. (Pamela Hetherington x Fire Phoenix) （株No.2226）

Rlc. Pamela Hetherington ' Coronation ' FCC／AOS x Rlc. Fire Phoenix ' Ten Years After '　（株ANo.2226）
私のオリジナル実生です。
２０１２年１月２３日：交配　２０１３年４月２２日：播種　ＣＰ苗植え、他は記録無し。２０２０年４月中旬：初花が２輪花で開花した。交配から初花開花まで８年３ヶ月を要した。
巨大輪花のクサビ花狙いでしたがハズレです。ペタル先端に僅かに紅斑が表れていますがほとんど判りません。片親のRlc. Pamela Hetherington ' Coronation ' FCC／AOSの影響が強そうですが花径は大きく無くかなり見劣りします。