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因果関係明らかな例なし タミフル服用後死亡で学会

2005年12月01日 | 社会
因果関係明らかな例なし タミフル服用後死亡で学会 (共同通信) - goo ニュース
インフルエンザ治療薬タミフルを服用した日本の子供12人が死亡したと米食品医薬品局(FDA)が発表した問題で、日本小児科学会(衛藤義勝会長)は30日、「現時点でタミフルと死亡の因果関係が明らかなものはなかった」とする見解を公表した。
一方で、タミフル使用については「従来通り投与の適応や症状の経過観察などへの注意が必要」とした。
同学会で資料を検討した結果、死亡例の症状は(1)タミフルを服用していないインフルエンザ患者でも見られる(2)インフルエンザにより基礎疾患が悪化して起こったとも考えられる(3)医学的資料が不十分で検討できない-などだった。
このため因果関係が明らかな例はないと判断、「あらためて注意喚起などを行う状況ではないと考える」としている。 →情報源

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正直なところ、なんでこれほどタミフルの副作用が騒がれているのかよくわかりません。どんな薬だって、飲み合わせが悪けりゃ副作用のひとつは出るでしょうし、そうでなくても「薬」といういわば異物を取り込むわけですから、まったく何も副作用なんて出ない、てことはありえないんじゃないですかね。猫西は毒も薬もさじひとつだと思ってますので、いつだって薬を飲む場合は副作用の危険性を考慮しておかなければならないと思いますが。それこそ無害そうなビタミン剤などサプリメントだって、とりすぎれば障害になるわけですし。それだって一種の副作用ですからね。

猫西の父親が一時リュウマチできっつい薬飲んで、副作用が多少出てたらしく愚痴こぼしてたことがあったんですが、そのたびに「じゃあ、リュウマチで動けないような状況のほうがよかったのか」と。そう聞くと「いや、今のほうがいいんだけど…」って答えるんですよね。
結局のところ、そういうことだと思います。もしかしたら副作用が出るかもしれないけれど、タミフルを飲んで治そうとするか。副作用が怖いから、もしかしたらインフルエンザで死ぬかもしれないけれど、解熱などの対症療法でなんとかタミフルを飲まずに乗り切ろうとするか。極論ですけれども、その人にとってどちらがよりましか、選べばいいだけじゃないでしょうか。

副作用について問題なのは、知らずに選ぶことだと思います。副作用について知らなかったら、いざ副作用が出たらだまされたと感じてしまいますし。タミフルに関してはその点、これ以上はないってぐらいクローズアップされてますしねぇ…。