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自作”白バイ”で中央高速を走る 24歳男を書類送検

2005年03月29日 | 社会
偽の白バイで中央高速道を走行したとして、警視庁高速隊は28日、東京都府中市の会社員の男(24)を道路運送車両法違反(不正改造)などの疑いで書類送検した。調べによると、男は先月23日午後10時半ごろ、八王子市内の中央高速道上り線を、白バイに似せて改造したオートバイ(排気量750cc)で走行するなどした疑い。覆面パトカーの高速隊員が不審に思い、職務質問して発覚した。
男は、オートバイに、インターネットで購入した赤色灯の模倣品を付け足すなどして改造。制服も市販の革ジャンなどを使って自分で手作りしていた。
男は、学生時代に白バイに速度違反の取り締まりを受けて以来、白バイ隊員にあこがれていたといい、警視庁の採用試験を受けたが、不合格になったという。

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…それだけの情熱があれば、もう一度試験を受けたらよかったのに…。一度の失敗で挫折してたら、人生ままならないと思うんですけどね。
よりによって犯罪なんぞせんでも、選択肢は幾つかあるわけじゃないですか。たとえばもう一度勉強して試験を受けるとか。せめてコスプレでも有明限定とか。…有明で合ってたっけ?
小学生ぐらいが、憧れのヒーローの恰好をしてなりきる、というのはよくあることですけれども、24にもなってそれをやるなよ、としみじみ思います。自分の持つ夢や理想に対して、現実的なアプローチができるかどうか、というのは、幾つかある大人と子供の違いのひとつでもあると思いますので。まぁ、大人の中にも脳内お花畑で「現実? ナニソレ?」みたいな人もいるわけですが、人間が社会性のある動物なのですから、社会の枠組みの中で自分のやりたいことの実現に向けて努力する、というのは基本的なルールではないかと。
これを機に、自分の夢を思い出して、正常な取り組み方をしてほしいものです。つか、今回の犯罪といっても、他人に迷惑をかけたわけではなく、本人がいい気分になってただけなんで、結構軽いんじゃないかなと思いますが。これが白バイ隊員になりきって、違反の取り締まりなんぞやろうものなら、跳ね上がるでしょうけど。……取り締まられて白バイ隊員に憧れるんだったら、今回ので高速隊員に憧れるようになったりして。