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出頭命令無視し出国か ピサロ容疑者

2005年12月04日 | 国際
出頭命令無視し出国か ピサロ容疑者 (共同通信) - goo ニュース
【グアダルーペ(ペルー北部)3日共同】広島の小1女児殺害事件で逮捕されたピサロ容疑者が、ペルー国内で起こした女児暴行事件で保釈された後、裁判所の出頭命令が出ていたにもかかわらず、無視して出国していた可能性があることが3日、関係者の話で分かった。
同容疑者は1992年12月に当時9歳だった少女に暴行したとして少女の家族に告発され、逮捕された。数カ月後に起訴猶予処分となり保釈されたが、その後も裁判所への定期的な出頭を義務付けられ、ペルーからの出国も禁止されていた。
同容疑者はこれらを免れるために住民登録の名前や生年月日を不正に変更、別人に成り済まして2004年に出稼ぎのため日本に渡ったとみられている。 →情報源

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日曜ってあんまりいいニュースがありませんねぇ…。ということで、あんまり楽しい話題でもないし多分マイナーなニュースでもないでしょうけれど、この記事紹介。
ペルーは日本からの開拓者…じゃなくて渡航者というか…えぇと、そう、「移民」が結構多いそうで。で、今度は逆に日本に出稼ぎに来るとき、日系人だと審査が通りやすくなるという話があります。…もっとも、出国禁止であったのなら日系人がどうとか関係なく、出るために必要だから別人になったのかもしれませんが。
某新聞は、「外国人労働者が犯罪に走ったのは、日本が彼らを暖かく迎え入れてあげないからだ」という論調で社説を書いておりましたが…猫西はいっそ逆だと思いますね。少子高齢化が進む中で、外国人労働者や移民をもっと労働力として受け入れるべきという話もよく聞きますが…治安という面ではかなりそれは聞けんじゃないかと思います。
もちろん、日本人にも犯罪者はいるわけで、一概に「外国人を入れるな」というわけではありませんが…なんていうか。日本みたいに厳格な戸籍制度があるところって多いんでしょうかね。
正直、この件で明らかになったように、他人の戸籍を買ったり売ったりできるところからは、安易に受け入れるべきではないと思います。入国審査の意味がなくなってしまってるわけですし。ついでに、運勢が悪いから誕生日を変えるとか、名前を変えるのは人権のひとつということで簡単に名前を変えてしまえるようなお隣の国もちょっと勘弁してほしい。不法入国で捕まって国外追放になっても、簡単に誕生日や名前を変えて別人としてもう一度不法入国とか。
病院のカルテとか、多分警察とかもそうでしょうけど、顔と名前と誕生日で管理しているところが多いと思うんですよね。ということは、それらを変えたら、データベースに問い合わせても別人として扱われてしまうわけで。そういえばひと時、日本でもありましたよね。消費者金融のブラックリストに載っている人が、別のところでお金を借りるために、違う生年月日を打ち込んで別人として借金するとかなんとかって。本当にできるかどうかは知りませんが、ジョークとして話が成り立つ前提として、やっぱり生年月日がある程度個人を特定させるものとして重要な情報だというのがあるのでしょうしねぇ…。

外国人の犯罪に一番困るのはもちろん被害者ですけど、同じ国出身の人も困るでしょうね。どうしても「やっぱり」という目で見られがちでしょうし。そういう意味では、外国から来られた方々には、自分が法を破ればそれだけ、同国出身の人が肩身の狭い思いをするのだという…なんていうんでしょうかね、それぞれ自分の国を代表しているという自覚というか気概を持っていてほしいと思います。同時に外国に行く日本人もそうですけど。その地に後から行く日本人が白い目で見られないよう、できるだけ襟をただし、現地の人たち以上に身辺を清潔にしておくのが大事だと思います。
…猫西のイメージが古いだけかもしれませんけどね。明治初期の留学生みたいな。