ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

門と過去

2010-06-14 07:38:01 | 本・漫画
夏目漱石の「門」を読みました。
ここんとこ読後感想が村上春樹か夏目漱石ばっかりですが。

実を言うと、主人公とその妻の二人の"過去"について
具体的に一体何があったのかというのが最後まで読んでみても
私にはわかりませんでした。
物語の一番核となる部分だというのに
どんだけ読解力低いんや・・・。
「三四郎」、「それから」に続く三部作になっているらしいので、
前二作を読めばもっと理解が深まるのかもしれません。

内容としては全体的に暗い感じの作品でした。
じわじわと悲壮感が漂ってくるような感じです。
終盤の主人公の行動には展開としてちょっと
拍子抜けしないでもなかったですが、
主人公の心境はよく伝わってきたように思います。

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