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マハロ船長の航海日誌2

learn the ropes

”learn the ropes”とは、帆船時代の新入りの船乗りがまずロープの種類を学んで航海の仕方を学んでいくことを意味していて、”コツを覚えて一人前になる”という意味の慣用句になっています。


現代のヨットにもロープは多いですが、
帆船のロープの数はその比ではありません!
(旧帆船日本丸の例、借用画像)



私は、2003年に”帆船海星”に乗船し、大阪から韓国釜山まで航海しましたが、




最初はロープの名称を覚えるのに苦労しましたよ。覚えておかないと、作業を指示されてもどのロープを引っ張れば良いのか判りませんからね。




それが判ってからバウスプリットに乗り出したり、マストに登ったり、ヤード作業をすることができます。




ヨットの場合、数は帆船ほど多くはないのですが、各々のヨット毎にロープの配置が違っていることが多いです。
長年乗りこなしたヨットは、オーナーが各々の事情でロープの配置を変えている事もあるでしょう。
カラフルなロープで色分けされていることもありますが、必ずしも一定のルールに基づいているわけでもありません。

(拝借画像)

だから、他人のヨットに乗せてもらうときも”learn the ropes”が大切なんです。
ヨットが初めての人でも、”シート”と”ハリヤード”と”もやい綱(ムアリングライン)”くらいの区別はついて欲しいですよね。そして、"シート"も"ハリヤード"も"ライン"も”ロープ”とは呼ばないことも・・・・・(笑)

雑策(ざっさく)でさえ、ロープじゃなく"cordage"と英語では言うらしいですが、日本では聞き慣れない英語ですね。

私はこんな雑索が捨てられない質(たち)で、若い頃ヨットハーバーに捨てられている雑索を拾ってばかりいたので、仲間に「みっともないからやめて!」とたしなめられてしまいましたが、今でもつい拾ってしまう癖は治りません。そして、こんなことして遊んでしまうのです(笑) 


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コメント一覧

マハロパパ
40代半ば、まだまだ髪は黒く体力もあったんですよね〜。
こういう帆船というのは若者が乗るもので、オジサンは乗れないと思い込んでいたのですが、縁あって乗らせてもらったのですが、楽しい経験でした。
行燈入道
2003年若き日のパパさんの
写真拝見致しました。
帆船航海のご経験が、
今日の華麗なヨット
操船に繋がっている
んですね。
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