★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

乳がんの女医先生が贈るメッセージ(その一)

2008年12月21日 | 乳がん


乳がん患者にとって、ハッピーな本が出版されました。
12月7日に関連記事をご紹介しています≫


☆乳癌の女医が贈る☆
「乳がんが再発した人の明るい処方箋」
【著者☆小倉恒子】【主婦の友社】

★著者 年表★
1953年  千葉県松戸市生まれ。
1977年(24才)  東京女子医科大学卒業(耳鼻科医となる)。
1980年(27才)  結婚。
1982年(29才)  長男誕生。
1984年(31才)  長女誕生。産後3ヶ月目より松戸市立病院に勤務。
1986年(33才)  ソシアルダンスを習い始める。
1987年(34才)  乳がんが見つかり、左乳房切除手術。
1993年(40才)  離婚(長男11才、長女9才)。
松戸市立福祉医療センター東松戸病院と平和台病院を兼務。
1994年(41才) 再発が疑われ、左鎖骨上リンパ節摘出手術。
2000年(47才) 乳がん再発、胸骨転移。
放射線治療と抗がん剤治療を行う。
2003年(50才) 小倉耳鼻咽喉科医院を兼務。
2005年(52才)  乳がん再々発。
多発性骨転移、多発性腹腔内リンパ節転移、肺転移。
抗がん剤治療を行う。
2007年(54才)  乳がん全身転移。
2008年(55才)  全身転移が寛解。ダンスを再開する。


☆★=☆★=☆★=☆★


さっそく私も購入して拝見しました。
ひと言で感想を述べると、本当に素晴らしい本です♪
特に、乳癌患者にとって、強い味方の本だな、と大変嬉しく思いました。

小倉先生は、今も、ご自身が抗がん剤治療を受けながら、
フルタイムで耳鼻咽喉科医としてお仕事をこなし、
強く、明るく、前向きに癌と向き合っておられます。

著書の中で、
乳がん患者へ温かいメッセージをたくさん伝えてくださり、
それがビシビシと伝わってきました。

「抗がん剤に負けないメイクを」と、
ファンデーションの使い方や口紅の塗り方、眉の書き方、
睫毛の部分、アイライン、アイシャドーのコツも指導してくださっています。
「百聞は一見にしかず」と、
ご自身の変身プロセスをノーメークから初公開してくださいました。
なんて、気取らず、優しい先生なのでしょう!
私はいっぺんに先生の大ファンになりました。

乳がん患者のほとんどは女性。
誰にも相談できず、
孤独になりがちな私たちにとって、
先生のこの著書は、とても貴重な一冊です。

抗がん剤で脱毛した髪の毛には、おしゃれなウィッグをかぶり、
ときには、赤茶、茶、金髪も、ダンスの時に使用して楽しかったそうです。

精神面でも、「がんに勝つには精神力(きもち)一番」と書いてあります。
恐怖は最大の敵、まず恐怖を乗り除くことが大事。
ポジティブな言葉を毎日口にすること!
夜、眠る前に、「今日はがんばったわね。偉い!」と自分に自信を与え、
朝、目覚めたら「今日は、気分もいいし、顔もむくんでなくてきれいだわ」と言い聞かせ、
そして、日中は、小さなことにも感動し、嬉しい、楽しい、おもしろい、快適だ、と思う。
すると・・運気がアップして、幸せを引き寄せてくれるそうです。

全身転移でありながら、先生がお元気なのは、これらの秘訣があるんですね。
私も頑張らなくては・・・


先生と同じように乳癌の再発、再々発をしている私。
先生のお父様はお医者様、私の父も開業医、
先生にも仲の良い妹さんがおられ、私にも仲の良い妹がいる。
お会いしたこともないのに、すごく親近感をいだきます。


この著書の最後のページに、
「一日一生」という言葉が書いてあります。(以下本文より抜粋)


「朝目覚めたら、私の人生が始まり、夜は私の人生が閉じる。
『一日一生』と思い、がんばっていこうじゃないか。
そして明日、目覚めれば、
新しい明日には、
必ず夢や希望がつかめます。」







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