命のカウントダウン2(健康余命844日)

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認知症による行方不明が1万9千人

2024-07-04 22:07:32 | ニュース
認知症による行方不明者が増え続けていて、毎年2万人近いそうです。この数は届け出の出された数なので、実際にはもっと多いと考えられます。


認知症患者の数は、2020年に964万人であったのが、2070年には2,828万人へ増加、2020年から2070年の50年間で、男女とも約3倍ほど認知症総数が増加することが見込まれ、将来推計人口値では2040年に高齢者総数のピークを迎えその後減少するものの、5歳年齢階級別の認知症推計では、2040年以降も一貫して90歳以上の年齢層においての認知症有病率の増大傾向が認められる結果が明らかというリポートも出されている。行方不明者も増加の一途をたどることが予想される。

特徴的な事として、軽度の認知症の方でも行方不明になる可能性があることが挙げられる。私の存じている方でも、まだ、認知症が始まったかどうかと言う段階で、自転車を修理しに行くと言い残して行方不明になられた。捜索願を出され、その日の暮れに15㎞ほど離れた奈良市内で、自転車で転倒しているところを発見保護された。すぐ近くの自転車屋さんに行くつもりだったのだが、走り出したら分からなくなったのだそう。ほとんど覚えていないとの事でした。その方は、同じく初期の頃にもう一度行方不明になられているが、中等度以上の認知症に発展してからは一度もそのような事はない。

それは、周囲が気を付けているから、GPS発信機の付いた靴を履かれているからと言う事もあると思うが、2度目の行方不明は靴を履き替えて出かけられていたそうだ。抑止策もなかなかに難しい。

行方不明になられる方のうち、500人程度が亡くなっている。死因は溺死と低体温、自己の順。行方不明から発見までの期間が長くなるほど、死亡の確率はあがってしまう。翌日までに見つけることが重要だ。

街で挙動のおかしいご老人を発見したら、勇気を出して声をかけてみましょう。 それが早期発見、生命保護に繋がる事もあるのですから、