ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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サブバッテリーの長持ちの秘訣

2019-01-21 |  サブバッテリー

今日の九州は風があるが、天気がいい。

前回は冬はサブバッテリーに対しても辛い季節だと書いた。
何分バッテリーは生き物で化学変化で電気を発生するので温度に左右される。

今日はそんなサブバッテリーを長持ちさせる方法を挙げてみた。
いちいち細かい説明は省いて要点だけを書きだす。
だんだん下に行くほど難しくなるが、分かるところまででいいと思う。

   

 

バッテリーにあまり高い負荷をかけない

電子レンジを使うときはエンジンを掛けてオルタネーターで発電しながら使うほうがいい。
インバーターを使って電子レンジを動かすとサブバッテリーから100A程度の電流が流れる。
サブバッテリーに100Ahのものが3個つながっていたとしても1個当りからは30A以上の電流が流れる。
サブからの電流は出来れば1/10C、言い換えると100Ahのバッテリーなら10A以上の電流は極力流さないように使うほうが長持ちする。
エアコンも初期はフル運転状態になるので、大きな電流が流れる。最初はエンジンを掛けたほうがいい。

 

 

バッテリーの残量を使いすぎない

10.5V以下になるとバッテリープロテクタが働いて、それ以上は使ってはいけないのは皆さんご存知。
10.5〜11.5Vまでは使用は可能だが、できれば使用を控えた方が長持ちする。


使ったら早目の充電を心掛ける

普通は使ったら走行充電を行うが、サブバッテリーの種類にもよるが一般的には満充電にならない。
そうは言ってもできるだけ充電したほうがいいのは確か。
自宅にもどったら早目に充電器で充電してやる。

 

週に一度は満充電にしよう

一週間に一度は満充電にするとは、満充電にした後、フロート充電でバッテリーの6個あるセルの均等化までを行う。
毎日満充電にしなくてもセル間のバラツキはそんなに発生しないが、
ソーラーパネルを取付けていれば、走行充電が出来てなくてもソーラーコントローラーが勝手に毎日、満充電にしてくれる。
電源が取れないマンション住まいや、駐車場が離れている場合等は必須の設備だと思ったほうがいい。

 

充電器を過信しない

自宅にいるときは、すぐれもの充電器を含め色々な充電器につなぎっ放しにするケースが多いが、あまり薦めない。
これでサブバッテリーが過充電になったり、膨れて使えなくなった例は多数ある。電子部品はいつかは壊れると思って使ったほうがいい。
一定時間になったら切るか、タイマーを使って切れる方法を考えたほうがいい。

 

ソーラーパネルを取付けているから大丈夫 ?

普段キャンカーに乗らないのでサブバッテリーのメインスイッチは切っている。
しかし、ソーラーパネルは230Wが載っているとする。
サブバッテリーからしてみれば、電気を使わないのに毎日プログラムに従って充電工程を繰返している。
本来ならバッテリーが自己放電した分を補う程度でいいはず。
出来れば毎日一つのバッテリーあたり数Ah程度消費した後、ソーラーで充電するとバッテリーが活性化して長持ちすると言われている。
全く使わないのであれば、サブバッテリーを満充電にした後、バッテリー端子から外す方がいい。

 

 


ソーラーパネルの有用性については前述した通りだが、日本の国は南北に長く夏と冬の気温差が激しい。
サブバッテリーも充放電は化学変化なので当然温度によって変わる。
一例として、充電するのに25度のときに14.4Vで充電していたら、気温が0度の時には14.9Vで充電するのがいい。
すぐれもの充電器は温度センサーが内蔵されていて、温度に追従して電圧をコントロールするようになっているのでご心配無く。だからすぐれもの充電器というのかも? 

 

 

ソーラーコントローラーはヨーロツパやアメリカ製はコントローラーに温度センサーを内蔵したものも多く、勝手にやってくれるのでいいが、
大型のコントローラーや中国製は温度センサーが基本的に別になっている。
最適充電電圧が14.2V ~14.9Vまで幅があるので出来れば温度センサーを付けて追従させた方がいい。
温度センサー自体は2000円程度のものなので、寒い冬でも14.4Vの固定した電圧でで充電するより14.9Vで充電したほうがいいかは明白だ。

特にバッテリーも古くなると容量が少なくなるのに、充電にだらだらと時間が掛かる。
何とかしてよと言いたくなるが、そんなときにも温度センサーを取付けて充電電圧を上げると入りやすい。


サブバッテリーに使用するディープサイクルバッテリーは、最適充電電圧が指定されているが、一般的には25度の温度でも0.5V程度の範囲があるで、きっちり何Vでないといけないということもないが電圧が高くなる方が充電しやすい。

 

 サブバッテリーはきちんとした販売店で購入しよう

サブバッテリーとして使うディープサイクルバッテリーは意外に高価。
安い店で買いたいのは誰も同じだがバッテリーは生物。
長期在庫品はちまたにたくさん流通している。
少しくらい高くてもきちんとしたもの購入したほうが結果的に得だと思う。
まず購入するときに保証対応してくれるところを選びたい。

 

 

 

今回は長くなるのでサブバッテリーの注意点として主に結論だけを書いた。
気になる点があればネットで調べればたくさん出てくる。

快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。

 

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コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (田舎のバッテリー屋)
2019-01-22 01:34:37
とても的を得た内容ですね。

バッテリー屋として言いたい事を代わって言ってもらった感じです。
分かっているようで分ってない人が多いですからね。
返信する
田舎のバッテリー屋さん (うなぎ)
2019-01-22 09:52:31
コメントありがとうございます。

ディープサイクルバッテリーにはこれまで高い授業料を払っていますので、しっかり元を取りたいと思います。(笑)
よくご存知ない方の手助けが少しでも出来ればと思います。
返信する
温度センサー (ジルパパ)
2019-01-22 12:33:20
ライフラインバッテリーを調べてビックリ。
普通のディープサイクルバッテリーの倍くらいの価格でした。

航空機搭載グレードとか、米軍規格合格品とありましたが、とても買えないです。

わが家の車のソーラーコントローラー SS-MPPT-15Lを調べたら、最初から温度センサーが付いていました。(爆笑)
これで気が楽になりました。
返信する
ジルパパさん (うなぎ)
2019-01-22 14:59:14
そのソーラーコントローラーはモーニングスター製だったらいいものですよ。
価格も一般的な倍くらいしたと思います。
最近はソーラーも安価になったせいか皆さん沢山載せる方が増えて来ましたね。
しかし、キャンカーの屋根がそれに対応してないのが痛いところです。
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