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日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

[CBD COP13] (12/15) NGOミーティング

2016-12-15 22:15:01 | 生物多様性
今日のNGO Meetingは参加者30人(うち日本人は私だけ)でした。

1. 昨日のトピックス
・WG2 EBSA 宮本から報告
・コンタクトグループ カルタヘナ議定書の効率
 ブラジル提案。スイス変更。IPLCsへの社会科学的能力開発、について削除の議論。
・WG1 他の条約との協業 フィリピンがIPLCsに関する記述追加。
   バイオセーフティCHが残っている。
・サイドイベント
 WWFとのMOU TV放送による普及もするらしい。
 資金メカニズム。
・コンタクトグループ
 資源動員 議論完了 GEFに関するインフォーマルミーティングは昨日3+7時間、今朝3時間・・。とても進捗が遅い。
 合成生物学(FoC) カナダ・ブラジルが二極化している。
 主流化 遅い。農業・森林・漁業、今は旅行業を進めている。森林の定義について長い議論。まだ完了していない。
 リスクアセスメント(カルタヘナ議定書) トップ技術WGを結成し、合成生物学などについて2年以内に統合することを求める。オンラインフォーラムでの議論が提案された。
 能力開発 WGで1時間の議論のみ。FoCで検討継続。南アフリカ、カメルーンが主張。各ステークホルダーのアクションと優先順位は決まったが、まだ資金額が決まっていない。

2. 今日のトピックス
 ハイレベル 結論がでてないのではないか(??)。
 資源動員 締約国同士で集まって非公式に交渉している。
 
3. IIFB
 8jコンタクトグループが難航している。
 14:40-15:00にメインロビーでIPLCsの主張・ダンス、プレスなどのフラッシュイベントを行います。

4. 女性
 報告無し。

5.ユース
 16:15 contact9 roomで発表します。
 配布したCBDビンゴはノンパーティーのテーブルに置いてあります。

6. Eco
  遅くまでコンタクトグループで大変だと思いますが、その内容をEcoに投稿してもらうのも良いかと思います。

7. 明日の司会
  ヘレナさんにお願いします。

8. MIHARI Nwtwork / Madagascar
  200団体。WWFなども入っている。沿岸域の漁民も含む。

9. 民間保護地域
 Maria Christinaさんからブラジルでの取り組みが紹介されました。10万haの保護地域には9種のランを含む202種の絶滅危惧種が生息しており、エコツーリズムで資金を調達して維持管理しています。
Q:製紙企業がパッチ状に伐採して、残ったところを保全する、ということがあるが、それは法的にはどうなのか?
A:企業の取り組みは補償的。

10. その他
Q:CBDアライアンスから本会議での貢献について能力開発を提供できるか?
 中国が「relevant TK」といったが、「TK」と違う。
A:L文書については締約国がコメント。オブザーバはそれが終わった後。
 最初の段階やサイドイベントでなら。今はもう無理。final statementなら。

[CBD COP13] (12/14) 作業部会2

2016-12-14 22:14:03 | 生物多様性
・検討進捗報告

カナダ:8jコンタクト アネックスまで終了。もう一回実施する。
日本:FoC(チェア) 6th national report 一部のマイナー部分を除いて完了した。
議長:追加の会議が必要か?CRPにしてよいか?
日本:議長を務めた中尾室長に確認する。EUが意見があると理解している。

・CRP19(EBSA)

議長:22ヶ国の発言と2回のコンタクトの結果。合意に至っていない。2つのブラケットがパラ7,8にある。2つのエリアの表にブラケット。他のところについて新たな意見をしないように。まず、パラ7,8のブラケットを外してよいか?
韓国:パラ7,8はプラケットのまま。アネックスは外していい。韓国がピアレビューを求めたことに留意していただきたい。この発言が反映されていないので入れることを主張する。ピアレビュープロセス8bisを提案する。「パラ10に関連してEBSAプロセスの科学的クレディビリティを保証するためのピアレビュープロセスに対する専門家WSの実施と、その報告をSBSTTAでの議論を求める。」
議長:8bisの提案を繰り返して。
SCBD:読み上げ。
コスタリカ:7は外す。しかしながら、アネックス1には意見がある。
議長:7,8のブラケットを外して良いか?
ロシア:質問。7,8を外すことに対してはyes。アネックスについては。SBSTTAでは合意した。8bisは支持。重要な側面。コスト効果の観点では特定の1項目についての専門家会合を開くことは避けるべき。対案としてCOPとSBSTTAの決議を踏まえ、BBNJの専門家会合での議題の一つとして挙げることを提案。
モロッコ:多くの議論をした。ブラケット外す。8bisは賛成。
アイスランド:パラ7のマイナーチェンジ提案。
カナダ:knowledge baseを強化するのでブラケットを外すことに賛成。アイスランドの7の追加賛成。8bisはアイデアは賛成。ロシアの案は賛成できる。
EU:(聞き取れず)
ブラジル:新しい提案について議論する時間が無い。FoCでの議論を。ブラケットを外す立場に無い。アネックスも含めてパッケージの議論だ。
議長:私の提案はブラケットを外すこと。他の大半は議論した。一部の人でやるのはどうか。ここでプラケットを外せば、CRPとして今議論できる。interigentを求める。元の提案は7,8外して他はそのまま。アネックスはそのまま。しかし追加が始めっているが、それはコンタクトグループ/FoCでの議論に戻ってしまうリスクがある。前に進むために、賢明な判断をお願いしたい。
ロシア:完全に合意します。同時にアイスランドとEUのマイナーチェンジにも完全に合意します。先のコンタクトグループには2の意味があった。18,13についての議論であり、19でなかった。19はWG2に来る前にコンタクトで議論されていない。ゆえに提案を受け入れてほしい。しかし、議長の提案も理解する。ブラジルに「パッケージ」の意味を問いたい。関係ない文章のはず。
ブラジル:SBSTTAでアネックスを含めて全て合意した。それは合意できる。新たなパラの追加、新たなマンデートの追加は認めない。コンタクトでの議論ならわかる。この議論の方向は間違っている。
議長:この件についてロシア・ブラジル・韓国などで進め方を議論して。10分休憩しますので、その間に議論してください。
ブラジル:CRPについて議論する可能性が無いのか?さまざまなCRPがコンタクトで議論されている。
議長:SBSTTAではこの2つ以外は合意に至っている。そのため7,8を除いて進める。7,8はFoCかコンタクトで議論する。全部を止めるよりも効率的と考える。

(中断)/(再開)

(失念):8bisは有益。
ノルウェー:EBSAは科学技術的エクササイズ。その観点で7,8のブラケットを外して8bisを入れる。
パキスタン:ロシア・日本・韓国等の提案を支持。
アルゼンチン:アネックスにマイナーコメント。8bisについては注意深い検討が必要。
EU:EUは前に進みたいと強く思っている。しかしコンタクトの間にいくつか落ちている。しかし、今のテキストはクリーンでない。FoCが必要。
トルコ:時間効果について懸念。8日の発行日になってるが、今日は13日。日付は合ってるのか?
南アフリカ:議長の進め方に賛成。8bisはFoCで。
中国:ブラケットについて意見無い。韓国の提案を支持。ロシアのアイデアを指示。カナダに賛同。新しいマンデートには議論の時間が必要。FoC。アイスランドの案については再読を。
チリ:FoC。
議長:パラごと。8bisはFoC。EUは全体をFoCで。
ブラジル:手順確認。
議長:7,8,8bisをFoC。他を通しで。
ブラジル:アネックスも関係している。
議長:決議部分のみについて言ってます。
ブラジル:なら完璧です。
コスタリカ:アネックスもFoCで。
SCBD:(説明)
議長:Non Paper作ります。FoCで議論を。

パラ1.
バラ2.
トルコ:United Nations Convention on the Law of the SeaはCBDに入っていない国があるので削除。SBSTTAのまま。
UN:トルコを受けて文章の書き方を修正。
SCBD:読み上げ
コロンビア:SBSTTAで長く議論した。SBSTTAのまま。
アルゼンチン:EU合意可能。
カタール:自分たちはUNCLOSのメンバーでない。オリジナルのまま。
カナダ:EUとアルゼンチンを支持。
ロシア:EU、アルゼンチン、カナダ支持。トルコ、カタールについても理解。トルコ、カタール、他の国で議論しては?
ペルー:自分たちはUNCLOSのメンバーでない。コロンビア・トルコ・カタール支持。
EU:SCBDが読み上げたのは、SBSTTAよりも前の条文と同じ。SBSTTAは決議の場ではない。
SCBD:再度読み上げ。
コロンビア:大きく変えたくない。
カタール:レポートの中でコメントします。
トルコ:COPの決定プロセスについて。UNCLOSに入っていない国がある。
アルゼンチン:EU提案。
議長:議長提案を繰り返し。
アイスランド:議長支持。
コロンビア:態度変更しない。
モロッコ:変えない。
トルコ:SBSTTAで合意したので態度は変えない。
南アフリカ:決議12/22に入っているので削除。
EU:前回のSBSTTAの文章が特別で、他は違う。SBSTTAは推奨はするが決定機関ではない。
議長:現存するCOP決議に対して議論する必要はない。
トルコ:UNCLOSについて再考するもの。
議長:as approriateを追加するのはどうか?
モロッコ:南アフリカ提案に基づき削除。
トルコ:合意できる。
コロンビア:削除。
カナダ:UNCLOSについて議論があるので残す。
カタール:トルコ・コロンビア支持。削除。
アルジェリア:削除。
エルサルバドル:削除。
ペルー:削除。
EU:削除しない。カナダ支持。
ホンジュラス:削除。
アイスランド:削除しない。EU、カナダ支持。
モロッコ:
議長:以前の議論に入っているところは削除。
アルゼンチン:7、8と共にFoCで議論しては?
議長:それで。
トルコ:モロッコ支持。

1

2

2bis
EU:一部削除、追加and affirms that desctiption of area the meeting EBSA criteria or modofication of the execting area, and Natinal Jurisdiction... パラ7,8に強く関連している。
SCBD:読み上げ
トルコ:2bis削除。SBSTTAにない。
インドネシア:EU支持。しかし追加については議論の時間が必要。
ロシア:そのまま。EUの変更も許容。最後の追加は支持しない。
コロンビア:2bisは新しい。まだ議論中。
カタール:SBSTTAのまま。EUはなぜ追加するのか?
モロッコ:EUの削除は支持、追加は支持しない。
アルゼンチン:EU支持。
EU:追加については先週の議論で落ちた部分を反映するため。少し変更。
and affirms that desctiption of new area the meeting EBSA criteria or modofication of the desctiption of execting area ... concern.
SCBD:読み上げ。
韓国:ロシア支持。
ロシア:EUの追加は許容できない。
トルコ:どんな変更も許容しない。2bis削除。
中国:EUの追加は支持しない。
パキスタン:追加は支持しない。
エジプト:追加以外は歓迎。複雑になる。中国の意見に賛同。
ヨルダン:(聞き取れず)
議長:8bisを作るのでEUに再考を求める。
EU:8bisが無いので判断できない。FoC
議長:2bis削除。
EU:残す。
議長:自分の理解では分ける。
EU:2bisはあるべき。元の文章に合わせて修正する立場。だからFoCで議論したい。
議長:自分の提案は2bisもFoCで議論。しかし新しい文章は追加しない。
EU:元の提案でFoCで議論したい。
アイスランド:EU支持。
ロシア:複数の締約国がプロセスの簡素化に触れているのに複雑になっている。
トルコ:2bis削除。
EU:スピードは大事だが、この部分は初めて議論する。
議長:何を提案したらいいのかわからない。7,8,8bisをFoCで。
EU:残したい。8bisの話をするなら2bisをFoCで。
議長:2bisはXII/22と同じ。そのため、既存の決議なのでそのままにして、8bisを議論するのはどうか?
ブラジル:全ての可能性を議論するのは時間が無い。EUの提案支持。そのままにしてコンタクトで追加について議論。
ロシア:議長支持。
議長:提案 2bisはXII/22なので追加・削減無。これをリファレンスにしてプリアンブルパラとする。既にrecallされてるので、さらに参照しない。2bisはそのまま。to tellは削除。FoCは8bisの削除について議論。
南アフリカ:議長支持。
トルコ:SBSTTAで議論した。
ブラジル:8bisを追加するのか?不明確。何を議論するのか明確にしてほしい。少ししか議論する時間が無い。
議長:多くの締約国はブラケットを外すことに賛同しているが、一部は議論が必要としている。ゆえにFoCで議論する。

パラ3
(聞き取れず)

バラ4
イエメン:大型動物に関して追加。
南アフリカ:SCBD読んで。
SCBD:読み上げ

バラ5
EU:削除と追加。
ロシア:国の話。インフォメーションシステムは事務局長に要求することなのか?レポジトリは反対。
EU:一つ目のパートはナショナルレポート、二つ目は地域ワークショップ。
議長:レポジトリ削除については?
EU:(聞き取れず)
ロシア:レポジトリとクリアリングハウス。質問は国内の取り組みをinternationalなレポジトリに入れられるのか?2bisの議論とも関係する。国内エクササイズだ。
韓国:元のまま。
トルコ:元のまま。
中国:EUは支持しない。
EU:各パラの国内と地域の差について説明。
議長:プラケットに。
カタール:元のまま。変更無。
EU:FoCに。

議長:通訳がいなくなったので、残りは明日議論します。FoCの案内を。
SCBD:スケジュール表に掲載します。

[CBD COP13] (12/14) サイドイベント(昼)

2016-12-14 22:14:02 | 生物多様性
タイトル:陸地・海洋の空間計画における生物多様性の主流化(Biodiversity Mainstreaming in Land and Marine Spatial Planning.)
主催:メキシコ環境天然資源省(SEMARNAT)/コンサベーション・インターナショナル(CI(Conservation International))



最初に国立エネルギー・気候変動研究所 最高責任者のAmparo Martinez Arroyo博士が欠席となったとの話がありました。



・Rodolfo Lacy Tamayo博士、環境天然資源省環境計画・政策副大臣
 カリブ海などで海洋空間計画に基づく海洋保護区が拡大している。気候変動と生物多様性には海洋酸性化の影響など深い関係がある。

・Salmon Diaz Mondragon氏、環境天然資源省生態系計画局長
 海洋空間計画の専門家ワークショップを開催し、その結果を踏まえてキューバ・エクアドルなどと共に海洋保護区の設置を進めている。1996年に海洋保護区のコンセプトを固めて法制化し、各地に順次海洋保護区を設置した。4段階の枠組みで海洋空間計画を運用している。


・Enrich Pacheco、CI 海洋健康指標プログラムマネージャー
 参加型統合海洋管理に向けた取り組みを進めている。商品/サービスにおける海洋への圧力が許容量を超えるほど高まっており、持続的観点で対応が必要である。そのため、海洋空間計画は「単なる保護」「一回きりの計画」「海洋地域のみ」「単一セクターによる管理」ではない。計画は、1.議長決定、2.ニーズ評価、3.協働による目標設定、4.ワークショップ実施、5.協働方法の決定、6.評価と観測、7.政策決定への情報提供、というプロセスで進める。計画立案後はモニタリングと管理を行う。その際の指標としてCIが開発した海洋健康指標が役立つ。メキシコでの分析活用事例を示す。

[CBD COP13] (12/14) NGOミーティング

2016-12-14 22:14:01 | 生物多様性
いつものごとくCBD Allanceが主催するNGO Meetingに参加しました。参加者は28人(うち日本人は3人)でした。

1.昨日のトピックス
・海 領海外の取り組みについてコンタクトグループで議論された。
・Mother Earth、経済価値の議論があった(EU対ボリビア)。
・主流化 
 農業 特定のパラについて議論があった。
 森林 用語定義 "primary forest"の用語定義について意見があり、"long native forest"や"Native forest"の意味について議論された。
・保護区域 サイドイベント(equity)でマダガスカルの事例が紹介された。
      生態系再生
・合成生物学 主な議論はgene drive。EUは妥協の立ち位置。カルタヘナ議定書。決議XII/24。予防措置についてはブラジルが限定的な言語を使おうとしている。マレーシアは大きくしようとしている。EU/モーリタニア/ブラジル・オーストラリアの3つの提案がある。ブラケットについてはボリビアの提案(Science of the life)もある。新しいARTEG提案。ボリビアはすべての文章をブラケットにして今日のコンタクトで議論、と主張している。
・資金 作業部会1 リスクと能力開発 カルタヘナ議定書と名古屋議定書は一緒に議論すべき、という議論があった。
・本会議 COP14:エジプト、COP15:中国、COP16:トルコに決定した。
・サイドイベント 合成生物学 タンザニア、日本のデリゲートいるが、立場を決めていない。理解していないのでは?

2.今日のトピックス
・WG1 合成生物学 能力開発
・WG2 海洋
・資金 小さいコンタクト2つ
・8j
・サイドイベント room2 名古屋議定書
 メキシコ イベント2件 1:15から
 インド ABS
 合成生物学 明日14:30
・合成生物学 FoC 19:30

3.IIFB
 上記の中で報告済。

4.女性
 今朝は打合せが予定されていない。昨日の打合せには参加していない。

5.ユース
 コンタクトをフォローした。あまりアップデートは無い。9:15から打合せをしている。

6.Eco
 配布ボランティアを決定。

7.ネパールの先住民の方の取り組み紹介
 自然資源(Natural Resources)の保全として伝統的な方法での森林保全に取り組んでいる。。

8.その他
・ベニンの方 海洋保護区の管理にIPLCsが参画していない。どうしているか?今日は時間が無いので、別途教えてほしい。
・マダガスカルの方 マダガスカルの例を後日で紹介します。

[CBD COP13] (12/13) サイドイベント(夜)

2016-12-13 22:13:02 | 生物多様性
カンクンへの到着が1時間遅れ、さらにカンクン空港でCOP13の公式送迎の案内の人が来るのを待っていた(結局来ませんでしたが)ので、会場入りが随分遅くなりました。そのため、今日は作業部会には参加できす、サイドイベントから参加しました。

タイトル:漁業における生物多様性の主流化。生物多様性条約愛知ターゲット6と責任ある漁業のためのFAO行動規範をつなぐ。(Mainstreaming Biodiversity in Fisheries. Linking the FAO Code of Conduct for Responsible Fisheries to CBD Target 6)
主催:国際自然保護連合生態系管理委員会漁業専門家グループ(IUCN-CEM-FEG(IUCN-Commission on Ecosystem Management-Fisheries Expert Group)) | 欧州保全開発局(EBCD(European Bureau For Conservation & Development)) | 国際連合食糧農業機関(FAO)



・カナダ政府の海洋担当の方
概要:持続可能な漁業管理に関連する論文は何千件も発行されており、過去40-50年間に渡って漁業が生物多様性に与える影響について懸念されてきた。しなしながら、政策レベルでの対応については未だ課題がある。


・S.M. Garcia, IUCN-CEM-FEG議長
概要:漁業は生物多様性条約愛知ターゲット1,2,3,4,6,11,12,18に関連する。FAOは2003年に「漁業における生態系アプローチ(Ecosystem approach to fisheries)」を発行し、違法漁業規制やCBDなどとの協働を進めてきた。その方法には漁業・貿易・消費行動などへの対応があるが、優先はガバナンスの改善である。1995年の予防措置に始まり、多くの技術ガイダンスを発行してきた。これらにより一定の成果はあるものの、実地での取り組みにはまだ改善が必要である。漁業における生物多様性の主流化には、10%は方針策定により、残り90%は現場で汗をかくことにより成し遂げられると考えている。


・(話者不明)
概要:漁業における生物多様性保全については、魚種単位(マグロなど)・地域別など複数の組織で行われている。2016年9月にはソウルで持続的海洋イニシアティブ(Sustainable Ocean Initiative)とFAO地域海域漁業組織の会合を開催し、成果文書(Seoul Outcomes)を発表した。事例として、サメの保全・管理について紹介した。

[CBD COP13] (12/13) 会場の様子

2016-12-13 22:13:01 | 生物多様性
一般社団法人CEPAジャパン(CEPA-J)の立場で生物多様性条約(CBD)第13回締約国会議(The Thirteenth meeting of the Conference of the Parties (COP 13) )(2016年12月4日~17日)に参加するため、メキシコのカンクンに来ています。

今回は仕事の関係で会議二週目に入ってからの参加となりました。COP11&COP12とフル参加してきたので、フル参加できなかったのは大変残念です。

会場はMoon Palace Hotelのコンベンションホールです。建物の前にはずらりと国旗が並べられています。


内装は木を使ってテーブルや椅子などの追加の設備が作られていました。


今回はさまざまなところに資料配布用のテーブルがあったので、CEPAジャパンの資料を分けて置くことができました。
本会場/WG会場の前のメインロビー


環境省ブース


CEPAフェア会場に行く途中


CEPAフェア


NGOミーティングルーム


サブ会場


今年の生物多様性アクション大賞の優秀賞の事例を掲載していますので、多くの方に読んでいただければと思っています。