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日記と雑学、それからシトロエンC5について。
Just About C5



◆リアウインドウに雨粒が付かないこと。

50km以上で走っている場合に限られるが、ワイパーを作動させなくても雨粒がほとんど付かないように空力的な配慮がなされている。これはXan、Xm、C5共通の美点であった。

単に空力(Cd値)だけなら最近は軒並み良い数字をたたき出しているが、こういうところに昔から(所有したことはないが、おそらくCXから)こだわっているのは凄いことだと思う。もちろん、カタログにも何一つ触れられていないが、私は素晴らしいスペックの一つだと思う。

◆リアドアウインドウが全開すること

これは残念ながらC5には引き継がれなかった美点である。Xan、Xmではリアドアの窓を最後まできれいに格納できる。あれだけのガラス面積を持ちながら、全開できることに最初は驚いたのを覚えている。後席住人はその気になれば、いつでも高い開放感を得ることができた。

◆使いやすいハッチバック

開口部の大きなハッチバックボディ。嵩の張る物も出し入れしやすく、荷室を常に最大限使い切ることができる。ずっとセダンを乗り継いでいるが、実際、1度もワゴンボディの必要性を感じたことはない。後席を倒せばさらに広大なラゲッジスペースが得られる。

◇気に入らないところもある

×フロントドアのエッジ。これはとても危険である。Xmのフロントドア上部、C5共に驚く程鋭角なエッジとなっており、前者は大人の目の高さ、後者は子供の目~口の高さに来るので本当に危ない。これはどういうポリシーで設計したのか、以前から理解に苦しむところである。(Xanもそれなりに尖っていたと思うがよく思い出せない)
ともかくこれは要改善のポイントである。

×ワイパーのビビり。これまで乗ったシトロエンで、これが盛大に出なかった車はない。時々とか、場合によってというなら許せるが・・

×安心感に欠けるブレーキ。効きが悪いとか、フィーリングがという話ではない。鳴きが物凄い、踏んだときに振動が起きる等、常に何らかのトラブルに悩まされていた。慣れてしまって余り違和感は感じていなかったが、本来なら相当な減点になるはずだ。

×ステアリングの剛性感不足。何となくやわな感じがして、低速ではフィーリングが洗練されていない。高速を走っている分には何の問題もないのだが。

・・こうしてみると欠点も結構ありますね。
ハイドロ以外の長所、短所について思い付くまま書き留めてみました。



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たしかに欠点もありますが・・・ (opsensual)
2005-02-24 19:07:46
こんにちは。



だいぶん前にお書きになった日記ですが、思ったことを数点。



シトロエンが他の車にない魅力をもっていることは間違いないと思いますが、必ずしも総合点の高い車ではないかもしれませんね。ですから、欠点もあげようとおもえば、それなりにあるわけですね。



ただ、私が以前から思っているのは、シトロエンというのは基本的にマニュアル車のメーカーで、AT にははっきりいって力を入れてこなかったということです。マニュアル車を念頭に基本設計が行われているので、AT 車だと、AT そのものの出来があまりよくないこともあって、さまざまな欠点が表に出てくるように思います。



私が乗っている XM でも、AT のときはステアリングからの油漏れ、ブレーキジャダーなどに悩まされましたが、MT に換装したあとは、いずれも快調になりました。これが本来の姿なのかなという気がしました。走りが力強くなったことはいうまでもありませんが。



Yahoo の掲示板にも書きましたが、新 C5 では、3L の方はヨーロッパでも AT のみの設定となり、シトロエンもようやく AT に本腰を入れてきたのかなと思っているところです。



でも、2L の方であれば、ヨーロッパでは多くの人がやるように、マニュアルで軽快に走らせるのがよいのかなという気がします。あれだけの大きさですから、だいぶん改善されてきたとはいえ、2L の AT だとやはりちょっと苦しい面があると思います。日本ではあのサイズのマニュアル車はなかなか売れないでしょうけど。その辺りは、メーカーのモノ作りと市場の需要が噛み合っていないケースということかもしれませんね。



ご指摘のフロントドアのエッジには気付いていませんでした。そういわれれば確かに鋭角的ですね。比べたことがありませんが、他の車とそんなに違うものなのでしょうか。
 
 
 
シトロエンのAT (c5skyblue)
2005-02-25 00:19:14
こんばんは。



そうですね。ATの性能/品質向上には、今回かなり本気で取り組んだようですね。



ハイドロに乗っていると麻薬的な乗り心地が評価の軸になり、エンジンやミッション、パワステといった他の基本的な部分にはある程度目をつぶるということになりがちです。でも、今回の新C5登場で、ようやく日本でも長く安心して乗れるハイドロAT車が誕生したと思います。



シトロエンは基本的にMT仕様がベース、とのことですが、そうした意味では、シトロエンの歴史の中でも「DS」の革新性、独創性はやはり別格だったということですね。



最近、あるサイトを読んで改めてあの車の偉大さを認識したことろです。C6同様、実際に所有することは現実的ではありませんが、今残っているDSには出来るだけ長寿を保って欲しいと思いました。



・・それとドアのエッジですが、あれは(特にC5のは)怖いです・・
 
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