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居住地域別差別健康保険

2009年06月10日 22時08分26秒 | Weblog
今日は時の記念日でした。新聞のソーラー電波時計の広告を見て、「あれっ?」。そこに書いてあったのは『誤差 10万年に1秒』。補正は少なくとも一日に一回は行うでしょうに。どうして態々こんなことを書くのでしょうね。書くなら、電波補正一回/日。平均日差±0.001秒のようにした方が、分かりやすいのにね。


月曜の朝刊、第一面にでかでかと『保険料格差3.6倍』と。
副題として、「国民健康保険 所得200万円のモデル世帯、所得の25%超も」と。

2008(平成20)年度の保険料が高額な市町村順位の最初に書かれて文字は寝屋川市(大阪)504,030円。 一方、最低額は東京の青ケ島村で139,900円。 その下には、47都道府県の保険料平均額とその県内の市区町村の最高額が。大阪府はと探すと、実に素早く見つかり、いやいや探すも何も、 最高の386,697円で、カッコ内に寝屋川市の金額が書いてありました。

これらの数字は某新聞社が全市区町村の調査で分かったものです。
この数字は、世帯所得200万円で、40歳代の夫婦と未成年の子供2人の4人家族というモデルです。

そこで、第一の疑問。国民健康保険は市区町村単位で運用されるものなので、それを調べたにも拘らず、何故、都道府県別の平均値を出すのでしょうか。自分の住んでいる市区町村での保険料がどうなのかが問題であって、平均など全く意味はないでしょう。

国民健康保険は、自営業者や農漁業者や年金生活者などが加入するものです。当然、わたしも入っているので、地元自治体の国民健康保険のページを見に行きました。
ところがところが、この保険料の構成内容や算出方法などを長々と書いているだけで、モデル世帯の保険料がいくらかは書かれていないのです。地元だけが?とも思い、他の自治体数件を中ってみましたが、何処も地元のページと似たり寄ったり。
何故にモデル世帯の保険料を記載していないのでしょうか。これが第二の疑問です。

情報過多と云われながら、肝心の情報は得られずに、無駄な情報が発信されるメディアやホームページにも疑問を感じました。


そして、この記事を見、最大の疑問は、国民の健康に係わることが住んでいる地方自治体の人口構成や就業種の構成の違いによって、その保険料に3倍以上の格差があることです。
国民健康保険、国民皆保険の「国民」の持つ意味は何でしょうか。
現状は、『居住地域別差別健康保険』ではありませんか。
名前のとおりの国民健康保険にするため、速やかなる一元化を望みます。
私たちの身の回りのことで、住んでいる場所に関わらず国民みな平等であるべき仕組みはなんでしょう。格差があってもそれを容認できる、あるいは容認すべき仕組みは何でしょう。

国会って、こういうことを議論し、法律を作り、あるいは改正するところではないでしょうか。
機能していない国会にも大いなる疑問を覚えます。

なお、不名誉な高額第一位の寝屋川市は、今年度の保険料をモデル世帯で、45千円ほど下げて、459,520円とすることを決定したとの報が昨朝刊に載っていました。


今日、気象庁から関東・甲信・東北南部が入梅したと見られると発表がありました。現在、雨域が西から東に移動しています。

じめじめした季節の始まりです。ご自愛下さいませ。


そうそう、月面の鮮明映像や地球の出などなどを送り届けてくれた月周回衛星の「かぐや」があと数時間で、その使命を終える予定です。とても残念な気がしますが、制御用の燃料をほぼ使い切ったとのこと故、致し方ありません。
衝突閃光を観測できる可能性が僅かながらあるそうです。
詳しくは、こちらを御覧下さい。