台国税局は１日、相続税や贈与税の算定基準となる２０１９年１月１日時点の東北６県の路線価を発表した。秋田県内の最高路線価は秋田市中通２丁目の秋田駅前通り（フォンテＡＫＩＴＡ前）で、前年比４・２％増の１平方メートル当たり１２万５千円。１９９２年以来、２７年ぶりに上昇した。
2019年7月1日 12時42分 掲載（秋田魁新報より一部抜粋 ）
フォンテＡＫＩＴＡ前
秋田駅前通りの路線価は９２、９３年の１４０万円をピークに下落が続き、昨年は２５年ぶりに横ばいとなっていた。
調査は県内３０２９地点（標準宅地、１平方メートル当たり）で実施。このうち継続調査している３０１０地点の対前年平均変動率はマイナス１・２％。１０年連続で下落したものの下落幅は縮小傾向にあり、前年比では１・１ポイント縮小した。都道府県別では４４位となり、６年ぶりに変動率での最下位を脱した。
県内８税務署の最高路線価は、横ばいが３地点で、昨年から３地点減った。下落は２地点増え、４地点だった。下げ幅が最大となったのは能代市柳町の柳町通りと、湯沢市元清水４丁目の国道３９８号通りで、いずれも変動率はマイナス４・５％、路線価は２万１千円だった。