【座席部分の製作と台車取り付け】
座席となる部分です。イメージ図より全長を短くしました。理由は簡単です。市販の板の寸法が大体90cmを基本としているためです。1820cmの松の集積材を半分に切ってもらいました。全長91cmのパーツの出来上がりです。 最初は、もっと安い合板で作る予定でしたが表面が荒いのと意外と柔らかいためこれにしました。中央の板が幅30cm 、その他が幅25cmです。 |
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厚さ20cmの集積材ですが、それだけで芯棒を支えるのは心ともないので補強のため3cm×3cmの角材を入れることにしました。 | |
このようになります。 | |
芯棒を通すとこんな感じになります。 ただ、問題がありました。芯棒のφは16です。手元にあるドリルはφ15です。当然入らないはずです。しかし、木の利点は少々の誤差は吸収してくれるところです。確かにはめ込むのは固く、金槌でたたかなければなりませんでした。これで、うまくスムースに回転してくれるのか心配になります。 |
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あけた穴が小さいため、ペンチで満身の力(?)を込めてなんとか台車のネジにとりつけました。手で回したくらいではびくともしません。心配、心配。 | |
とにかく、様子を見るために両方に台車を取り付けて走行テストとなりました。 結果は、上々!。あれほど硬くて手で押したくらいでは回らなかった台車ですが、線路にのせて体重をかけると両台車ともレールにきれいにトレースしていきます。成功です。堅いくらいがむしろ良かったみたいです。またひとつ学習しました。 |
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台車部分と座席部分はこんな感じでセットされます。馬路村の丸山公園の客車のように台車部分を出しています。 動くことが確認できたので、一度ばらして座席部分の色塗りをして組み立てます。 |
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座席の底に当たる部分に塗装します。色は一号機や運転車と統一しました。 | |
座席部分の組み立てです。25cm×90cmの板をコの字型に組み立てるだけです。後で補強としてコの字の開口部に横棒を入れます。 底板との結合をどうするか悩みました。最初は底板の裏側からビス留めのつもりでしたが、台車との結合部分に不具合が出た時に台車をいちいちはずしての点検は大変なので、底板にはめ込む方法をとります。 |
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底板に座席をはめ込む枠を取り付けます。やや神経を使う作業です。後でビスで横から固定します。 | |
うまく座席部分がはまりました。ガタつきもありません。補強の横材も取り付けてあります。 | |
台車の取り付けです。 しっかり固定させるため、間にスプリングワッシャーを入れてきつく締めつけます。 |
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取り付けた台車を下から見た状態です。しっかりとした状態になっています。まだ、走行テストをしていないので何とも言えませんが、この分では大丈夫かと思います。 | |
客車づくりの残り部分、手すりなどを製作しましす。 座席の前後に張り合わせる板を加工します。板を抜いている部分が手すりとなります。 |
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今回は、組み立てる前に塗装をします。 | |
座席部分も同じように塗装します。 | |
塗装後、組み立てた様子です。 | |
台車に乗せて完成です。 集積材のわずかな反りがここにきて作業に影響しました。台車部分にうまく座席部分が入らないのです。ここは「力技」でいきます。 |
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台車と座席の接続部分です。真横から見るとスチール回転盤のボールベアリングを見ることができます。 | |
下からの様子です。少しだけスチール回転盤が見えます。 | |
完成です。ステップ部分が狭いので工夫するつもりです。 | |
まだまだつづきます・・・・ |