文十郎録

日々あれこれと感じたことなど

グリーンスパンFRB議長引退

2006-01-31 | 政治
バーナンキ氏が後任に就任します。
パパブッシュからでしかた、クリントンからでしたかアメリカの経済発展を支えたといわれています。政権よりもグリーンスパンさんのお陰なんじゃないかなあ。
日本の失われた10年の時に「日本にもグリーンスパンが居ればなあ」と思ったのですが、考えるとアメリカと日本では経済の構造がまったく異なると思います。
米国は、金融・サービス・農業が主産業であり、日本は工業が主産業。
グリーンスパン時代に米国の工業離れが一層進んだ気がします。
経済諸表がよくてもはたして国民は幸せか?
精密業界で設計開発をしている私からみると「面白くないんじゃないの?」と思うのですが。 やっぱ、新製品を開発していく過程は、お金では買えない興奮があると思います。

感想○隠匿捜査

2006-01-30 | 文芸春秋
なるほど、こういう話だったんだ、というのが最初の感想です。
最初は、学歴にこだわるいやらしい奴と思っていた主人公への印象が段々変わって行くのが面白いです。
本人は何にも変わっていないんですがね。
このミスのベスト20に入っていた印象があるのですが、それも納得ですね。
ただ、最近読んだ本の中では一番地味ですね。
これも読んで損はない、と思います。

公立図書館について思うこと

2006-01-29 | 社会
最近、よく近くの市立図書館に行きます。
落ち着いて見てみれば私の趣味に合ったいい本が沢山あります。
でも問題なあと思うのは、日本文学が多すぎますね。
要するに書店で今(昔も含めて)の売れている本が多いのです。
これって、作家の方の収入機会を奪っている訳ですね。
図書館に本が無ければ、何人かは実際に購入すると思いますが
今のままでは買わないですね。
これって、著作権上問題じゃないのでしょうか?
カラオケで歌われると作者や歌手に印税収入があると聞いたことがありますが、何故図書館には適用されないのでしょうか?
せめて貸し出しは有料にすべきでしょう。

子供の頃に、
図書館で本を借りると家計に負担を掛けないので親孝行だと
言われた覚えがあるのですが
作者にお金が払われないのがいい事なのか?
泥棒して来たら家計に負担を掛けない、から親孝行なのか?
作者からしてみたら、同じ事でしょうね、自分の収入にはならない訳ですから。

作者の方々は、何も行動しないのでしょうか?

読書〇隠蔽捜査

2006-01-28 | 経済
作者 今野敏
発行 新潮社
印刷 2005年10月10日 二刷
ここ数日 読書記録が多いのは市立図書館へのリクエストが急に応じられたからです。
さすがにこれだけ続くと日常生活に支障をきたします

東横インに違法建築の疑い

2006-01-27 | 経済
身障者用スペースなどを建築確認を受けた後で、ロビーなどに改造していたそうです。 社長さんは、認めているみたいです。
ネットへの無料常時接続と清潔な部屋で贔屓にしているホテルなので残念です。
と言っても、利用をやめるつもりはありませんが。
一回の確認だけでは駄目で、数年に一回の抜き打ち検査が必要ですね。
安全性に関する事であれば、安全を確保する事が必要だし、今回のような内容では罰則金を毎月徴収して福祉予算に回すのも手かなあ、と思います。
ちなみに、私が主に仕事をしている業界では10年くらい前から欧州の安全規格ということで、IECやらISOやらの認証が必要となっています。
これは、更新するのに数年に一度(2年だったっけ?)認証機関(民間)の人がやってきてマニュアルに沿って検査していきます。
何故、建築や食料(米国の牛の背骨事件)の安全性の必要な分野で定期的な検査が実施されていないのか不思議で仕方がありません。
建物なんて、古くなると耐久力も落ちてくるだろうから、「もう使ってはいけません」という判定が出てもおかしく無いと思うけどなあ。

ドラマ○白夜行

2006-01-26 | 経済
今日で、3回目です。
http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/
原作では、主役の男女が会うシーンは一回も無かったのですが
テレビでは原作の裏側というか、実はこうやって二人は話をしていた、という裏話的な展開で進んでいます。
原作の重厚さは感じられませんが、分かり易い展開ですね 今のところ。
ラストシーンは、1回目にやってしまっていますのでそこまで一直線に進んでいくのでしょうか。

読書○容疑者Xの献身

2006-01-25 | 経済
著者:東野圭吾
出版:文芸春秋
発行:2005年9月15日 第2刷

話題の直木賞受賞作。 前評判通りの仕掛けが用意してあり、最後まで一気に読まされました。 ただ、最近東野作品に多くなってきたスケールの大きさは感じられない。
技術は際立っていると感じます。
やっぱり、受賞には「白夜行」の方が相応しいなあ。
直木賞の選考委員の目は節穴ですね。
少なくともちょっと感覚がズレている、というか素直じゃない。
読んで、損はしません。

感想○シリウスの道

2006-01-24 | 文芸春秋
一言でいうと、「大人しい志水辰夫」。
基本的には、企業小説と思います。
少し過去を絡ませながら(「テロリストのパラソル」も出てくるし)、ミステリーの匂いも漂っています。
読んで損は無い、です。
作者の文章との相性がいいのか、気持ちよく読むことが出来ました。


財政再建は、人件費の削減から

2006-01-23 | 政治
現在の各公務員の給料が高いか安いかと議論は置いといて(私は高いと思う)、
財政再建でもっとも重要な項目は人件費削減だと思います。
ここで一律20%減にすればプライマリーバランスの正常化は早く達成されるのではないでしょうか?
毎月の人件費を削ることが難しいのであれば(難しい筈はない)、退職金を減らすべきです。
退職金は、毎月の給料から会社が銀行よりも安い金利で長期で借りて(社員から)、退職時に社員は銀行に預けるよりも高い金利をつけて受け取るという性格のものだと思います。 従って、退職時の月給の何か月分という算出方法が可笑しいのであり、給料を支払った時点でその人の退職金の原資は確保されている筈です。 まあ、支払う時に功労に応じて多少の加算をする事はモチベーションを上げる為にも必要かと思いますが。
退職後の財産は勤めているときからコツコツと必要な人が貯蓄しておけばいい話です。
と言う事は、事業資金を社員から調達する必要のない国はそもそも退職金という制度を作ること自体が間違っています。
優秀な人材を集める為と、言って全員の給与水準を上げる必要はないのです。
これから増税されてもほとんどが、公務員の給与になる事は国民の大勢が知るところでしょう。 だから増税に反対するのでしょう。
まあ、心の中は分かりませんので、このような事を仮定しても仕方がありません。
しかし、選挙公約で増税しないとする以上は増税してはいけない訳ですし、その結果公務員の給料が上がらずに人材の質が低下して公共サービスの質が落ちても、それが国民の選んだ道なのですから仕方がない事です。

会社であれば、倒産か給料を下げるか、という選択になった場合、100%給料を下げる筈です。 国も同じ方法を取るべきです。
このままでは、税金だけ取って公僕であるべき役人だけが喜ぶだけの話です。

読書○シリウスの道

2006-01-22 | 文芸春秋
作者:藤原伊織
出版:文芸春秋
発行:2005年6月10日 第1刷

「愚か者死すべし」を読み終えたので、ただちにかかる。
市立図書館から借りたので28日までに読まなくてはならない。
感想は、後日アップします。