闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

大学の事 その1

2020年05月19日 | 仲間たちへ
2020.5.19.TUE.
皆さん、こんにちは。
今日は第38回目の投稿です。 
 
 日本体育大学には有名選手が多数在籍していました。同学年にはマラソンの谷口浩美選手がいて、箱根駅伝の第6区(山下り)のスペシャリストとして
総合優勝を支えました。1992年のバルセロナオリンピックのマラソン日本代表となりテレビで応援していました。優勝候補でしたが、給水ポイントで足を踏まれ転倒して靴が脱げてしまうというアクシデントに見舞われ、残念ながら8位に終わりました。終了後にインタビューに対して笑顔で「こけちゃいました。」と答えたのは彼の人柄を表すエピソードとして有名です。 
 機械体操の授業の時に助手として指導してくださった具志堅浩司さんは現在の日本体育大学の学長で、1984年のロサンゼルスオリンピックで個人相合と吊り輪の金メダルを含む5つのメダルを獲得しました。とても優しく、気さくに接してくださいました。授業が終わるや否や、「ピット」に向かって、高鉄棒から3回転して降りる技を練習していました。首を傾げながら何度も何度も練習する姿を憶えています。  
「ピット」とは着地練習用のスポンジのプール?のようなもので、頭から落ちても安全なので、皆さん、難易度の高い技を練習していました。私たちはそれほど難しい技などそもそもできないのですが、初めて使用する前に「ポケットの中には何も入ってないかな。」と先生に注意されました。(やはり、危険が・・。)と思っていたら「ピットの中に落とすと探せないよ。」と言われ、「なるほど。」と皆頷きました。

押忍。
吉岡智