闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

第1回オープントーナメント神奈川県空手道選手権大会 その2

2020年05月05日 | 仲間たちへ
2020.5..5.TUE.
皆さん、こんにちは。
今日は第24回目の投稿です。 

初戦は不戦勝。2回戦は延長戦で、左下突きの一本勝ち。3回戦は前蹴りから変化させた左上段回し蹴りで1本勝ちだったと記憶しています。
準決勝の相手は優勝候補を破って勝ち上がってきた分支部所属の選手でした。当時としては重量級で80kg以上あった後の有名選手ですが、当時はまだ青帯でした。私の所属していた横浜の本部道場は激しい方々?がたくさんいて、試合前に私のそばに来て、「分支部の選手に負けるなよ。負けそうになったら顔を殴って倒せ。」とおっしゃいました。「押忍。」と答えましたが、(それでは、確実に負けだよなぁ。)と頭の中で思っていました。
この時の大会は、下段足払いや前蹴りで綺麗に相手をダウンさせると技ありになりました。大会のルールの過渡期で、この年の秋に行われる全日本の時はもうとってもらえなくなりました。一瞬の「掛け」の動作が有効だったり、両手でも手のひら側での掛けは反則で、手の甲側での掛けは有効だったりだった時期も短い間でしたがありました。その間、平安Ⅳの18号令目の両手の掛けを手の甲で行うよう変更されたのを覚えています。
下段足払いを誰かに習った訳では無いのですが、柔道経験が長かったせいか、なんとなく倒せるタイミングが分かり得意技でした。「参りました。」を言わなければ攻撃を止めなくても良かった道場での組手で、ダウンをさせることが出来る技は有効で、相手も踏まれてはたまりませんので、自然に「参りました。」と言うか、言わなくても攻撃を止めてもらっていると言う意識があり、そう言った感覚から技有りになっていたのかもしれません。
試合中盤この下段足払いが決まり、技有りを取りました。現在のように深く入り込んでスネで蹴るのではなく。足首あたりで引っ掛けるように蹴っていました。しかし、もう一度蹴ったときに爪先に当たり右足首を痛めてしまいました。
勝つには勝ちましたが、足以外も身体はそこらじゅうガタガタで、おまけに決勝の相手は更なる強敵が待ち構えています。
続きます。

押忍。
吉岡智