ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

あぁ懐かしのミラノ

2010-12-26 10:07:28 | 日記

ニック・ジョルダノが撮影した、在りし日のミラノ写真展がフィディウラム銀行のロビーで開催されています。
年末のこの時期になると、日本でもよく見かけますね
写真の年代は、1950年~60年代
「もはや戦後ではない」というフレーズが我が国の経済白書に記載されたのが1956年
第2次大戦の敗戦国であるイタリアも、ほぼ時を同じくして経済復興がなされました。
日本もイタリアも明日を信じて、頑張っていた時代なんだなと、写真を見ながら思いました。

昨日のブログで書いたのですが、篩(ふるい)に残るものは、こんな「頑張る」とか「明日を夢見る」等々の言葉であって欲しいものです。
日本のモータリゼーションの草分けとされるのが、1958年に販売を開始した、皆様ご存知のスバル360






イタリアでは、1954年フィアット製のチンクエチェントがそうでした。





どちらもとても可愛いですね
チンクエチェントの意味は、500(ごひゃく)その名のとおり500CCのエンジンを搭載した大衆車です。

この後にご覧いただくことになるモノクロの写真にも所々に登場しています。
民主党代議士の先生方は、このスバル360とチンクエチェントがどれだけ一般庶民の夢であり、敗戦国の復興に寄与したのか考えて欲しいなと、ふとモノクロの写真を見て思ったクリスマスです。

画像を数点掲載しますが、コメントや解説はしないこにします。
どうか、ご覧くださっている皆様の感性で感じ取ってくださいませ。
きっとそんなに外れてないと思います。




























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当たるも八卦当たらぬも八卦

2010-12-25 04:34:14 | 日記

 
冬至の皆既月食から、日食が起きる1月4日までの間と、4日以降も2011年中は激震という言葉が頭から離れない日が続いています。
激震って?具体的には、何を指すのかと言いますと、経済界に激震が走るのような、社会的な大きな変動や、激動の時代ということも考えられます。
例えば、緊迫する朝鮮半島情勢やら、中国の軍事大国化による新たな驚異ということもあるでしょうし、激震という言葉のとおり、関東大地震のようなもの

はたまた、地下に貯まったマグマが一気に噴出するとか、社会情勢の混迷によって、大きなストレスを抱えた個人や、組織が引き起こす犯罪

杞憂であればと思うところですが、歴史的に検証してみると、冬至の日に皆既月食が重なったのは、1638年と1703年
1638年は、ガリレオ・ガリレイ、『新科学対話』を刊行。
既に発行されていた天文対話との2つによって、本格的に地動説に関する議論が白熱することになりましたし、天動説を唱えていた教会の権威を大きく揺さぶることになります。

1703年は、12月31日に元禄(関東)大地震が起きました。
元禄赤穂事件(忠臣蔵)もこの年

部分月食まで枠を広げて見ると、1991年の冬至の日がそうであったので、こちらは比較的簡単に当時の様子や社会情勢を振り返ってみることができます。
湾岸戦争が勃発し、フィリピンのピナトゥボ山が大噴火(20世紀最大規模)
雲仙普賢岳で大規模な火砕流発生

日本経済では、景気の山が崩れ、バブル経済が崩壊

さて、もう少しパーソナルなレベルで考えてみますと、悪いことばかりではないような気もします。
魔法の杖は、難しいのかも知れませんが、このブログを偶然にも訪れて下さった皆様に、魔法の篩(ふるい)を差し上げましょう。
「震」あるいは「揺」というキーワードから、年末の大掃除をするのと同じように、心の中に貯めこんでしまった、不要なものを篩にかけてみましょう。
ケーキを焼く準備で、小麦粉を篩にかける状況をイメージしてください。
さらさらと篩の目から不要なものが振り落とされ、最後にキラッと光る何かが残ります。
それは、人であったり、物であったり、愛情や友情ということもあるでしょう。
あるいは、「ごめんなさい」や「愛しています」という、あの日どうしても言えなかった言葉なのかも知れません。
そんな言葉を発見したら、どうか勇気を持って言ってみましょう。

冬至の皆既月食から、1月4日までの日食の間には、何が起こっても不思議ではありません。

また「震」は、易(当たるも八卦当たらぬも八卦)で大地が絡んだものは、地雷復
最後の最後の最後まで、地の底の底まで落ち込んだときに、天からキラリと光る何かがもたらされ、底を打って龍が天昇するような素晴らしいイメージが割り当てられています。

皆様に愛と光がもたらされ、幸せなクリスマスが訪れますよう。


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