ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

イタリア国内での外貨両替は、要注意

2010-12-27 22:53:48 | 日記
日本から渡航される皆様に、外務省の渡航情報や地球の歩き方にも掲載されていない最新情報

こんなボードを空港や街中で見かけることがありますが、レート表示の下には、とても小さな文字で「別途○○%を両替手数料として申し受けます」のような内容が記載されています。
 

日本から、観光でイタリアを訪れる皆様は、ほとんどの方が成田空港や最寄りの銀行支店窓口で円をユーロに両替されてから入国なさると思うのですが、時間がないから円貨をミラノやローマで両替してもいいやって方もいらっしゃるかも知れません。

また、手持ちのユーロがが不足して、カードを使用するまででもないから、円をユーロに換えて使いたいという方もいらっしゃることでしょう。
今日付のイタリアの主要紙CORRIERE DELLA SERA(コリエッレ デッラ セーラ)によりますと、ローマ市内の民間両替商(銀行ではない)の手数料が高騰し、200ユーロを英ポンドに両替したら、なんと22ユーロのコミッション(手数料)を請求されたという記事が掲載されていました。
なんと両替だけで11%の手数料、しかもヨーロッパ主要通貨のユーロから英ポンドの手数料がこんなに高いのですから、日本円からユーロでは、これ以上請求されることはあっても、これより安いということは、先ずありえません。
ちなみに、ローマ・フィウミチーノ国際空港の中に設置してある両替商のブースで200ドルをユーロに両替してくれるように頼んだところ、渡された金額は、122ユーロあまり

TTS (Telegraphic Transfer Selling rateの略で対顧客電信売相場)を考えると遥かに10%を上回っていますね。
記事は、クリスマスバカンスに出かける前に両替を依頼したとありますから、為替レートの関係もあり、具体的な数字を示すと混乱しますので、興味がある方は、日本の主要銀行の両替相場を確認して電卓をたたいてみてください。

ローマの情報ですが、ミラノもさほど変わらないとお考えいただいて間違いないです。

ただ、日本の銀行窓口でもユーロは、ほぼTTSプラスマイナス6円に設定されていますから、ドルに比べるとあまり効率が良くないのですが、イタリアの手数料に比べたら、半分以下です。

円貨からユーロへの(またその逆も)両替は、日本の主要銀行よりも、ちょっとだけ安い質屋の大黒屋を確認してみるものいいかと思います。
またシティーバンクの普通預金カードがあれば、ヨーロッパ内でしたらどこの国の銀行ともオンライン取引ができますので1枚あると便利です。
どうしてもユーロでキャッシュが必要になったら、銀行の窓口で両替を依頼するか、クレジットカードのキャッシングを利用して、帰国後にすぐ返すというのもお勧め。

両替手数料でお土産が1つ減ったなんてことにならないよう、賢く両替しないと。

これからミラノを始めとする北イタリアにご旅行の計画がある方は、できるだけ暖かい格好でいらした方がよろしいでしょう。
連日雨や雪の天気が続いていますし、日中でも相当寒いです。


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