恒例のウリちゃんキッチンからです
alla Vicentina (アッラ・ヴィチェンティーナ)という名前のとおり、ヴィチェンツァに古くから伝わる郷土料理をご紹介したいと思います。
ヴェネト州ヴィチェンツァは、ヴェネチアから直線距離で50km内陸部に位置していますから、古くから海産物を食べる習慣があったことでしょう。
本来は、カチカチに乾燥した棒タラを使いますが、今回は、塩タラ(イタリアの皆様は、バカラ)を使用しました。
先ずは、材料から
塩タラ 800g
ニンニク 1片
タマネギ 大1コ
ジャガイモ 中2コ
牛乳 500cc
オリーブオイル 大さじ6
パルミジャーノ 大さじ3
パン粉 大さじ3
アンチョビ 3枚
強力粉 適量
塩・胡椒 少々
イタリアンパセリ 適量
下準備
塩タラは、真水につけて塩抜きをします
イタリアの方は、バカラの塩抜き済みのものか、塩にしてあるものなら48時間真水につけておきます(途中で2回水を換えます)
ニンニクは、みじん切り、タマネギはスライス、ジャガイモは、薄切りにしておきます
オーブンを180度に予熱開始
フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れて温め、ニンニクを入れ、香りが立ってきたら、タマネギを加えて、しんなりするまで炒め、アンチョビを入れて、タマネギに馴染ませます。
焼き魚用の切り身よりやや小さめに塩タラを切って、胡椒(塩は、しません)と強力粉を薄くまぶし、大さじ2のオリーブオイルを温めて、両面パリッと、少し焼き色が付く程度に焼いていきます。
耐熱皿にオリーブオイル(分量外)を薄く塗って、炒めたタマネギの半量を敷いたら、その上にジャガイモの半量を並べて、焼いた塩タラを並べます
ここで、軽く塩・胡椒をして、イタリアンパセリの半量と、パルミジャーノの半量をパラパラ~とかけます
さらに、塩タラの上に残ったタマネギを並べ、同じく残ったジャガイモを並べたら、牛乳を入れます
そして、またイタリアンパセリの残りと、パルミジャーノをパラパラします
ここで、耐熱皿を直火にかけて、沸騰させます
しっかり沸騰したら火を止めて、パン粉をパラパラ~
予熱が完了したオーブンで25分程度ジャガイモが軟らかくなるまで、火を通します。
ジャガイモから澱粉が出てきたり、少し煮くずれしたものや、タラのゼラチン質が調理中に牛乳にとろみを付けてくれますので、ベシャメルではなく、牛乳を使用します
全ての材料が渾然一体となった旨味が特徴の一品です。
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