微笑ましい写真と思って、雑誌を手にしたら、解説からは、意外な一面が見えてきました。
解説を読む前までは、長年夫婦生活を営んで、こんな優しい抱擁ができる夫婦っていいなと単純に感じていました。
解説は、マフィア(正確には、カラブリアのンドランゲターロ)から警察の手によって保護されている夫婦のバルコニー云々とあります。
巨悪(マフィア的なもの)と戦ってきた夫婦が寄り添う、彼らのバルコニー
微笑みの後ろには、我々には、計り知れない怒りや悲しみと同時に恐怖が存在するのでしょうが、毛一本の隙間もなく、寄り添う夫婦の信頼の方が大きいのだろうと改めて見入った一枚の写真です。
これは、イタリアの著名新聞 CORRIERE DELLA SERA (コッリエーレ・デッラ・セーラ)が定期購読者向けに配布している SETTE (セッテ イタリア語で7(なな))という雑誌の表紙に掲載されています。
この号の特集は、Un giorno nella vita dell'ITALIA (イタリアのある日の生活)
イタリアのある1日を切り取って、見てみましょうという企画
例えば、未だに復興作業が継続されるラクイラ(約2年前の地震の被災地)の12時50分のように約100カットの画像が掲載されました。
L'Aquila , ore 12:50
最初の画像には、Localita' protetta , ore 15:41 (保護されている場所の15時41分)という記載があります。
(場所は、写真の性格上記載できないのでしょう)
こちらは、ミラノの16時16分 (Milano , ore 16:16)
ミケランジェロの未完成ピエタ(イエスの遺体を抱いて悲しむマリア像)
サンピエトロとフィレンツェには、ミケランジェロの芸術の到達点ともいうべきピエタがありますが、こちらは晩年の未完成作品ロンダニーニのピエタ(ミラノ・スフォルツァ城内博物館収蔵)にバクテリアから像を保護する特殊ジェルを施すチーム
どの写真からも、イタリアが抱える光と影が滲み出てくるようで興味深いです。
上の特集とは別に、一般の記事の中に、こんなものを見つけました
シンガーソングライターの Davide Van De Sfroos (ダヴィデ・ヴァン・デ・スフロース)
今年、とうとうサンレモ音楽祭に登場しました。
実は、ちょうど10年前に彼がファーストアルバムをリリースした直後に、ウリちゃんが偶然にも視聴して、「あ!これは!イタリアよりも日本の方が早く火がつく!」と思って日本に持ち帰り、あるプロダクションを経由して当時のCBSソニーに持ち込んだところ、担当プロデューサーも乗り気で、日本のミュージックシーンに登場か!というところまで行ったのですが、アホ(どアホ)なマネージャーのせいで話は水の泡~ アポ~ンしてしまいました。
いいぞ!頑張れダヴィデ!
今年(4日前?)のサンレモ音楽祭の一コマ
LECCO地方のLaghe'方言の歌詞ですので、訳文できませ~ん(悪しからず)
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