お決まりのキッチン潜入レポ(笑)
行く先々で、ホテルやレストランのキッチンに入らせてもらうのが楽しみで、コックさんとはほとんど直ぐに意気投合するので、簡単に許可が出ます。
だいたい5分も話をすれば、お互いどれだけ料理が出来るのかを分かり合えますので、話は早いのです。
数日前から滞在してるシチリアの鄙びた宿で、毎日地元の素材だけを使って食卓をにぎわせてくれるのは、サルバトーレさんというコックさん。
三人兄弟の上2人は、ドイツでイタリアンレストランを経営していて、超人気のお店だそうです。
1人地元に残ってこの宿のお客を喜ばせてくれる彼のお得意は、伝統的なシチリア料理で、どちらかと言うとあまり裕福ではない山岳地帯に伝わるお野菜を中心とした素朴な味。
宿を囲むように広がる畑から取れた新鮮な野菜で、その日の献立が決まります。
今日の畑からの一品は、ズッキーニのパスタ
ズッキーニは、こんな変わった形をした、トロンベッタ(小さなトランペット)、別名ナポリのズッキーニと呼ばれる、色が薄くて長いタイプのものを使います。
食べてみると、普通の緑色のものより、淡泊な感じがします。
薄く切って、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノに入れてしっかり焼き色が付いてしんなりするまで炒め、塩で味付けをし、アルデンテに茹で上がったスパゲッティにさっと絡めれば完成です。
こういうシンプルなお料理は、材料のどれか1つでも変なモノがあると全て台無しになってしまいますから、ペペロンチーノ(唐辛子)でさえ、しっかり吟味したモノを使わなければなりません。
塩とパスタ以外は、オリーブオイルも含めて全て自家製です。
もう一品は、一昨日いただいた豚肉のトマトシチューの余ったものを、面白い形のパスタと和えて、モッツァレッラチーズを小さく千切って乗っけたらオーブンに入れ、表面がやや色づくまで焼いた、パスタ アル フォルノ(パスタのオーブン焼き)
これも決してリッチではない山岳地帯で数百年前から大切にされてきたレシピの1つ
パスタは、トロットーレと呼ばれるこの地方独特のもので、やや重めのソースに合います。
毎日毎回このようなレシピだけではなく、今日の夕食は冷静ローストビーフに菜園からの新鮮特性野菜サラダ添えだそうです・・・楽しみ~
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美味しいイタリアンが食べたい!と
毎日呟いています。
自分で書いてても時々そんなことがあります(笑)