「環境問題」を考える より転載します。
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文部科学省科学技術振興調整費(戦略的研究拠点育成)プロジェクト”IR3S”サステイナビリティ学連携研究機構(東洋大学・国立環境研究所・東北大学・千葉大学・早稲田大学・立命館大学)から、反・CO2地球温暖化懐疑論をテーマにした書籍、IR3S/TIGS叢書No.1『地球温暖化懐疑論批判』が刊行された。
内容は、東北大学の明日香壽川の個人的レポート『温暖化問題懐疑論へのコメント』を下敷きに、多少手を加えた程度のものである。このIR3Sによる『地球温暖化懐疑論批判』という冊子の内容は、およそ科学の名に値しないものである(参照:『地球温暖化懐疑論批判』の誤謬)。CO2地球温暖化仮説に対して異議を唱える私を含めて12名の研究者らに対して、なんら科学的な理由を説明せぬまま、反論を封殺した上で謂れなき誹謗・中傷によって個人に対する卑劣な人格攻撃を行った。槌田氏は、IR3Sおよび東大に対して、名誉回復措置をとるように再三申し入れを行ったが、彼らはこれを無視し続けている。
IR3Sは、この冊子について「サステイナビリティ学連携研究機構に所属する研究者の研究成果を社会に還元するものであり、研究活動の一環として行っております。これに対し、槌田さんがどのように反論されるのは(ママ)ご自由ですが、我々の機構の研究成果として発表することは出来かねます。・・・」と述べている(甲8-2号証)。
しかし、そもそもこの冊子のたたき台となった明日香壽川らによるレポートの内容は、人為的CO2地球温暖化仮説に対して異議を申し立てる論者に対して、なんら合理的・論理的な説明のない誹謗・中傷を行い、それによって彼らが「懐疑論者」と呼ぶ研究者を貶め社会的に葬り去るという目的のために、都合の良い他者の研究成果を寄せ集めたものに過ぎない。その結果、人為的CO2地球温暖化仮説についての明日香壽川らによるオリジナルの『研究成果』などどこにも含まれてはいない。これは自然科学のレポートではなく、明日香らが「懐疑論者」と呼ぶ研究者を社会的に抹殺することだけを目的とした単なる謀略宣伝である。
さらに今回、文部科学省科学技術振興調整費(戦略的研究拠点育成)プロジェクト”IR3S”サステイナビリティ学連携研究機構という機関の社会的な影響力を最大限に利用し、国家戦略である人為的CO2地球温暖化仮説に異議を唱える研究者を葬り去ることのみを目的としてまとめられたのがこの冊子であることは明らかである。それは、インターネット上の反応、例えば大阪大学の菊池(菊池誠 (Kikuchi, Macoto) 大阪大学サイバーメディアセンター大規模計算科学部門、(兼)大学院理学研究科物理学専攻、(兼)大学院生命機能研究科)によるブログ(甲12号証)などを見ると、目論見どおりの成果を上げているようである。
このような、権力によって自然科学の論争における反対意見を封殺した上で、誹謗・中傷によって研究者の人格攻撃を行い、社会的に葬り去るという異常な事態を看過することは出来ない。そこで、12名を代表する形で、槌田敦氏は東大を被告とする名誉毀損訴訟を起こすことになった。詳細な内容についは、以下の訴状ならびに証拠資料をご覧いただきたい。
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東北大学の明日香壽川?誰ですか?そんなヤツは知らないのですがw
福山哲郎先生と親しいようですがw