肩や腕まわりの筋肉をほぐして、肩こり体質の改善へとつなげるダンワールドの「手を組んで前屈」をご紹介します。
日本人の国民病ともいわれる肩こり。肩こりが深刻になると、もんでもたたいても痛みがとれず、慢性的な頭痛にもつながります。肩こりに悩む人の多くが持つ特徴は、ふだんの肩・首の位置や傾きが、本来の正しいポジションからズレていること。典型的な“ズレ”の現象としては、パソコンでの作業中に顔がモニターのほうにぐっと突き出ている、背中が大きく曲がっている、などです。
肩や首がズレていると、頭部を支える筋肉に過剰な負担がかかります。負担がかかった筋肉は、緊張状態が続き、筋肉が硬くなります。すると、血流が悪化し、疲労物質が停滞し、それが肩こりの痛みの原因となります。肩こりをやわらげるポイントは、首や肩の位置を正しくし、筋肉の負担をやわらげること。
そこで実践したいのが、ダンワールドの「手を組んで前屈」体操です。上腕部から肩甲骨、肩から背中にかけての関節や筋肉をリラックスさせ、緊張や張りをやわらげます。肩の負担が軽くなり、こりの改善効果が期待できます。
さらに、ふだんは使われにくい二の腕の筋肉を使うことにより、腕のラインもスリムになります。
【効果的にするポイント】
★始める前に、肩の関節をしっかりほぐす
★上体を前に倒すときに、組んだ手をぐっと前のほうに伸ばす。
無理に腕を引き上げようとすると体を痛める恐れがあるので、ゆっくりとできる範囲で行いましょう。
<手を組んで前屈>
1. 足をそろえ、後ろで手を組みます。
2. 息を吸いながら上体を倒します。ゆっくり手も前に下ろします。ひざは曲げないようにします。
3. 息を吐きながらゆっくり①に戻ります。3回繰り返します。