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ソメイヨシノ・6~毛虫

 狭い庭に「ソメイヨシノ(染井吉野)」を植えて、毎年、花見を楽しんでいるが、実際のところ、楽しめるのは1年のうちのわずか1週間。秋になれば大量の落ち葉処理があるし、庭では大きくできないため冬場の剪定(本来ならタブーだが)も必要。しかし何と言っても厄介なのが毛虫の発生。サクラに毛虫は付き物だが、初夏の頃から注意していないと大変な目に遭う。今年も注意していたつもりだったが、8月後半に少し油断していたところ、隙をつかれて大発生させてしまった。
 8月後半にサクラの樹の下を通ると、直径3ミリほどの黒い粒がたくさん落ちていることがあるが、これはサクラの葉が大好きな “モンクロシャチホコ(紋黒鯱)” の幼虫(毛虫)の糞。モンクロシャチホコの成虫の蛾は、翅(はね)に黒い紋があり、幼虫は、時々シャチホコのように身体を反り返らすので、この名前が付けられている。幼虫の発生当初は1~2センチの赤褐色だが、大きくなるにしたがって黒色になり、毛は黄色、体長は5センチほどになる。幼虫は、その後、土中に入り蛹化して越冬し、翌年7~8月頃に羽化してサクラの葉の裏に200~300粒の卵を産み付ける。この卵の時か、孵化直後であれば駆除も容易いが、一旦広がりだすと手に負えなくなる。去年は何とか初期の段階で食い止めたが、今年はかなり広げてしまった。余談だが、このモンクロシャチホコには毒は無く、お好きな方は素揚げして食べるそうだが、私にはとてもとても・・。

 
『奈良の春日野』 (著作権法により歌詞省略)  
 作詞:佐伯孝夫 作曲:大野正雄 歌:吉永小百合 1987年
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ゴールドクレスト

 自宅の新築と同時に庭に植えたコニファーの「ゴールドクレスト」。葉の香りが良く緑色が鮮やかで長く楽しんできたが、次第に枯れ枝が混み出し、葉も茶色く変色した部分が多くなって見苦しくなってきたので、残念ではあるがここらへんで引退してもらうことにした。そもそもゴールドクレストは日本の気候に合わないと言われており、すぐに枯らしてしまったという情報も多い。その点では10年以上も楽しんだのだから、我が家の樹は合格点だろう。さてこの樹のあとは植える予定はなく、少し日陰になって伸び悩んでいた芝が綺麗に伸びてくれるだろう。写真は、元気な頃の青々とした葉。
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