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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2015-02-28 | 探検家




中西大輔
『放浪哲学 11年かけて130カ国15万キロの自転車ひとり旅』★★★


やろうと決めて努力すれば、できないことは何もない。
やろうとしなければ、チャンスは逃げていく。

1998-2009



翌朝、砂漠一直線に広がる地平線から太陽が顔を出す。無事に一夜を過ごせたことを神に感謝する。平穏な日本では、明日がくるのは当たり前だが、こんな死と隣り合わせの環境にいると「人間は生かされているのだ」とつくづく思う。今日、無事にモーリタニアにたどり着けることを神に願う。



首都アンカラに向かって長い上り坂をゆっくりと進んでいるとき、反対側からサイクリストがやってきた。フランス人サイクリストの彼は、休暇を利用してシリアからトルコまで自転車旅をしてきたそうだ。彼の話では、シリアの治安はいまのところ安定しており、人々はとても親切。自転車旅にもっとも推薦できる国だという。



ここから先、日本までは自転車を押して歩かねばならない砂や泥の道はないし、標高三〇〇〇メートルを超すような峠もない。強盗地帯や熱帯ジャングルもない。交通事故にさえ遭わなければ、母国日本へたどり着けるだろう。




























病院に行こうと突発でお休みしたのに、、、
何もせずに一日が終わってしまった。
いつも休憩時間に給湯室からキレイな青空を見て遊びに出かけたい衝動にかられるけど、

今日の見上げた空も同じで ちょっとだけ怯んだ(笑)



撮りだめ『私たち結婚できるかな?』
一気に1→14話
やっぱり韓流ドラマはやめられない!
お次は『トンイ』


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2014-09-06 | 探検家




荻田泰永
『北極男』★★★


題名にひかれた北極冒険記



「おー、簡単に死ねるな、こりゃあ」
ブリザートの中、完全装備で両足を踏ん張りながらテントの周りの雪かきをしている時、僕は急に死を身近に感じた。いや、北極であろうと東京のど真ん中であろうと、死はいつも僕たちのすぐそばに存在しているはずだが、日本にいてそれを感じることはあまりない。それどころか今の日本の社会では、死の影をことさら避ける風潮がないだろうか。誰も約束してくれているわけではないのに、当然明日はやって来るものと思ってみんな生きている。僕だってそうだ。人間は、死の匂いに触れた時に初めて、生をリアルな手触りのあるものとして大事に思うことができるのではないだろうか。



「北極には何もない。風景だって、毎日同じ空と氷の繰り返し。歩いている間は毎日クマにおびえ、熟睡もできない。しかしその分、本能を目覚めさせ、判断力、洞察力、行動力をフルに活用する。毎日ただひたすら歩き、テントを張って、飯を食い、寝て、起きて、また歩く。単調な毎日だが、生きているという実感がある。だから僕は北極へ行く」
僕は、今をたしかに生きているという手触りを感じたかったのだと思う。そんな渇望感を満たしてくれる存在が、今の僕にとって北極だった。




http://www.ogita-exp.com/


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