あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

過去を現在に照らし合わせるな

2024-06-17 | from:sachiaki
某音楽ユニットのMV炎上事件も含め
もう意味もわからず叩いてる人が多いのでは?
と感じてしまうsachiakiです。

ここの日記で何度も書いているけれど、
当時の悪辣非道なことを現代倫理で
裁くっていうのは後出しジャンケンで
絶対に勝てるものだからこそ気持ちいい
っていう理由で叩いてる人もいると思います。
よくなかったことだから今改善されている。
それが全てであって、
今更賞賛することはないけれど、
だからといって裁く必要はないのだと思います。

で、今回某テレビ番組が行っていた人気番組の
コンテンツの一つであった懸賞生活のタレントさんが
どうやらドキュメンタリー映画に挑んだそうで、
こぞってBBCなどが日本人ってこんなのを面白がってたの?
という批判をしているそうなんですけれど、
それこそ未開人の猿を笑って
今現在遅れているお前たちを救ってやろうという
傲慢のままこちらのことを言っているのでは?
という欺瞞の種をみつけてしまいます。
そのタレントさんが当時の人たちを訴えてやる!
って言っているのなら、それに手を差し伸べるのは
親切だと思うけれど、
タレントさん自身は複雑な心境を抱えながらも
過去より今の自分を見て欲しいと言っているのだから
批判ばかりを述べ「人権を蹂躙されたのだから取り返すべきだ!」
って声援のつもりで言っているのだったら
やっぱり当事者の声っていうのを無視してるんじゃないかな
って思ってしまうのです。
むしろそういうふうに「あなたは被害者だ」ということで
被害者を作り出しているようにしか見えません。
訴訟してもらわないと取り分がない弁護士が力を持つ
某国の営業なんちゃうか?と勘繰ってしまうほどに。

私の母校出身の漫画家さんで
魚喃キリコさんという方がいらしてて
その方の漫画に『Strawberry shortcakes』
という漫画があるんですが(映画にもなりました)
過食症のイラストレーターさんが主人公の話の時に
ヒモになった彼氏のために馬車馬のように働き
大変な目にあったけれど、
それでも今の自分があるのは
その時があったからという話があるんです。
生存できたからこその話ではあるんだけど、
それでもこの乗り越えてきた人に対して
今前向きになっている彼女に
「それはDVだよ!彼氏訴えようよ!」って言ったところで
過去は変えられないし、
彼女自身がすでに乗り越えたことを
蒸し返す必要はないと思うんです。
この話を持ってきて他人に今強要している人がいるなら
それこそ生存バイアスの話を成功体験として語るな!
それはDVだ!っていうのならすごくわかる話ですが。

自分がされたことに対して酷かったと思うもの
そういうのって多かれ少なかれあると思います。
親の理不尽とかね。
だけど、そこも含めて自分を作り上げたことなので
いいも悪いもなく、いや、悪いことも含めて
自分なのだという自己肯定感こそ大事だと思います。
そしてその自己肯定感を高めてくれるものは
大事にした方が良いし、
逆に自己肯定感を下げるようなものは
遠ざける必要があると思います。
というより、そんな悪魔の囁きには耳を貸すなって話です。

自分が傷つかないポジションで
誰かを傷つける構造っていうのは
どんな形をしていてもそれはイジメ、
それこそ加害の一部なんですよ。

正義の側に立っているって思う時
それが本当に正義なのか
たかだか何十年とかその程度の価値観での正義ではないのか
そういった一歩立ち止まることができると良いですね。
私がコロナ期にずっと見ていた
『立ち止まって考える』のように
なにかコトにぶつかった時に、立ち止まって周囲を見渡す
そういう余裕を持っていたいと思います。

それではこれから足りなかった材料などを買いに
おでかけしてきます。モイモイ
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