あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

呪いと自由と秩序と闘争と

2018-08-19 | from:sachiaki
魔法少女まどか☆マギカ [新編]反逆の物語でも
ラストシーンで「秩序と欲望のどちらが大切か?」という問いを立てますが
思い慕い、まどかのために魔女となり呪いを一身に受けたほむらの願いは叶わず
「秩序」と答えるまどかのあのシーンはとても辛いものがありますね。

と、ずいぶん前のアニメ映画を持ち出したところで「?」な人も多いでしょうし、
そもそも「知らんがな」が大半なのだろうなって思いますのでこの話はここいらで適当に。

常に反逆者でありたいsachiakiです。
私は「欲望」を望む側ですよ。

ちょっと前にもカント、カントと言っていたけれど
カントも「欲望(幸福)」を求め「秩序」を否定していたので
私には心強い哲学者の一人です。

とはいえ、カントさんがいう秩序の否定が破綻した生き方であるかというとそうではなく、
むしろ誰にも「こうであれ」という下地を敷かれない道を選んだために
善き生き方へと向かうプロセスはより過酷で、かなりの茨の道であったろうと考えます。
そして私もそれに従いたいと思っています。

いや、従うというとちょっと違うかな。
自分で「善い」を問い続けて歩みたい、そういうことです。

さて、タイトルになんで『呪い』とあるかといえば
藁人形に五寸釘を刺して誰かを呪いたいとかそういうことではなく、
『呪い』ってのは日常を営むと当たり前にあるもんだねって話。

例えば今ネットで大炎上している
40代が似合わないTシャツはコレ! 失敗しがちな真夏の痛カジュアル5選
おそらく一般OLや一般サラリーマンなどをされて
年長者たちから「女性は清楚が一番可愛いからね〜」とか
「男性は頼り甲斐がなくちゃイカン、働くことだよ」とか
年下たちから「30代からのミニスカートって痛々しいですよね〜」
「おごってもくれないってケチよね」って言われている人たちは
なんの疑問も持たず、そうか40代の装いはこういうのはダメなのね。
って素直に(多少の心の傷を持ちながら)支持するのでしょう。
それこそが『呪い』であることに気づきもせずに。

20代半ば以降になったら『結婚』して30代前半にはある程度子育てにかかり、
40代、50代と続いていく人間関係に神経をすり減らし
なるべく考えることなんて少ない方がいい。
そんな時に「これはOK!これはNG!」って言われたら
考える間もなく「そうなんだ!!!!」ってなるのかもしれない。

けれど、その呪いを肯定し続けていると
気づいた時には息苦しい世相が牙を剥いて待ってるわけです。
情報をキャッチし損なっただけで「常識知らず」となり
村八分にされ、今までぬくぬくとしていられた共同体からポイッとされる。
それはなんて恐ろしいんだろうって私は思います。

絆を求めれば排除は必ずついて回る表裏一体のもの。

だからあえて『呪い』には『そうなのかな?』と思う『自由』が必要なのです。
そして今度はその『自由』がなにを論拠にしているかを考え続け
そいつと『闘争』関係になり『自由』からの逃走を目指すのです。
(なんか面倒臭いですねw)

『絆』は『秩序』を求め、『秩序』は『呪い』を求めます。
古代社会は『呪術』で形成されていたわけだし
きっとそういうことだったんだろうなって個人的に思ったりします。
 もっと歴史や社会学をやれば、もう少し確証を持って投稿できるんだけど
 この辺はちょっと曖昧なので生温かく見守ってくだしゃんせ。

私たちはうっかりすると『呪い』にまみれているし、
自分たちから『呪い』を招いている。
そういったことに自覚的であれば万事OKなんじゃないでしょうか。

まぁ、こんなことを考えているタイプなので
秩序型で身内大事ってタイプの人たちからはウケが悪いんでしょうね(ノ∀`)アチャー

昨晩も「絆が俺たちを強くする」ってタイプのカフェにて
パンダ先生がひどい目にあってきたので
ますます秩序型への嫌悪を募らせていたりします。

とはいえ、ルールは大事だけどね。
やっぱり多種多様の人たちと関わるときの線引きっていうのは
それこそ秩序がないと成り立たないと思うし。

世の中バランスよな。

そんなことを思ったおやつタイム。
入谷でみつけた『パイナップル大福』の話はまた明日にでも。
そんじゃーね。モイモイ
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