あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

永遠回帰について想いを馳せる

2019-05-13 | from:sachiaki
昨日は日記も書けないほど忙しかったかというと
そういうわけでもなかったのですが
ちょっとした面倒なことをしていたので
脳のキャパオーバーをしていたsachiakiです。

関係ないけれど、今は自宅が線路からわりと近いので
電車の行き交う音が聞こえてなかなかナイスです。

さて、そんな電車の音を聞きながら思うのは
育った実家では真夜中になると高速道路を走る車の音が聞こえたことなど
静かながらもものが進んでいく音が好きなのかもしらんな。
ってこと。

先日『ココロの学校』という講習の中で
英雄譚の構造/ジョーゼフ・キャンベル の話をやりまして
英雄譚という話(神話や映画などに出てくるヒーローが生まれる話)の構造は

1、ぼんやりと生きている主人公が天命に気づき(妖精が囁くとか)

2、旅が始まり

3、越えられない壁(境界線)が出現し

4、師匠が現れ

5、誘惑があり(闇落ちとか)

6、変容(覚醒)し

7、課題完了(ボスを倒すなど)

8、故郷への帰還

概ねこのようになっているとのこと。
稀代のSF映画ことスターウォーズもこの形で話が構成されています。

そんなわけで自己啓発系のセミナーなどでは
この構造を使って今の自分がどのステージにいて
どのように自分を高めていきたいかを問うというもになっているそうです。
ビジネス書とかもそうかな。

まぁそれはさておいて、私がかなり近年夢中になったMAD MAXもこの構造だけど
そもそも故郷(ホーム)へ帰ることは必要なのか?
なんてことを思ったわたくし、好きな話は基本的に投げっぱなしなものが多く
そりゃヒーローというものにはならないわな…なんて苦笑いしたところです。
ヒーロー=なにものかである。
ことは私には全然大事なことではなかったと。
知ってはいたけれど、なるほどにゃぁとなった次第です。
そして人生というものは行きっぱなし、
Goするしかないもので帰還することってないんだよね。
なんてことにしみじみしたりして。

今の自分に納得がいっていないなら、
この構造を使って自分を変化させるのはできると思いますけれど。

小さなところでいうなら、
1、今の自分じゃだめだ(天命≒気づき)
2、居酒屋めぐりをしてみよう!
3、自分流では世界が広がらんな
4、常連のおっさんに付いてお店にたくさん連れ出してもらう
5、おっさんのやり方以外をやってみて失敗したり
6、おっさんのありかたが分かった。飲み方覚えた!これで人の誘い方もマスターできた気がする!
7、そういえば随分とものの見方や人との付き合いが変わった(課題完了)
8、日常に戻ってきたけれど、その日常はすでに以前のものではない

こんな感じかな。

そして、そんな変化を促すような話を聞かされたあとに
『永遠回帰』の話を聞かされて
今の自分という恐ろしさと無とそれ以上もそれ以下も
まったく全て変わりはないと落ち着いた気分になったりしました。

それはなぜかといえば
おそろしく孤独で死にたくなるような夜に悪魔がやってきて
「今まで生きてきたお前の喜びも苦しみも出来事もやってきたことも
 事象全てそっくりそのままやり直すことが永遠と繰り返される。
 そこには何一つ新しいことはない。
 存在という永遠の砂時計がそのたびにひっくり返る。
 お前はその砂つぶの一粒なのだ(かなり要約・意訳しました)』
と言われたら……。
私はそんな退屈なことには耐えられないし、
そうでなくとも一回きりと思っているからこそ耐えられる人生を
どうやってクリアしていけばいいのか
まったく底が見えなくなってしまい、
それが恐ろしくもあり、
だけどそれがそっくりそのまま繰り返すのであれば
今死んでも人生の端っこで死んでも
そんなに変わりはしないのだな、
と不思議に落ち着いたということであります。

強いて言うなら今何度目かの人生を繰り返しているところで
この人生が退屈だと思っているのなら
今すぐに退屈を取り除くことに取り掛かった方が良いかもしれないし、
どうせ今もずっと先も変わらないのであれば
このままでも良いのだということ気づいた感じです。

もっと深い意味があるのかもしれないけどね。

自分が生きている意味とはなんぞや?
と考えるよりも
今自分がどういう道を歩いているんだろう
って考えて掴み取るものを選択する方が生きやすい気がする。

そんな感じ。

鬱を患って依存症に長いことどっぷりと浸かってしまっている人には
なかなか難しいことなのだろうけれど
今の自分をとことん見つめることができれば
一つの足場はできるかもしれないな
なんてことを思いました。

それでは今日も長くなったのでこの辺にて。モイモイ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする