終戦2008

先発の一場が初回に5失点という相変わらずの脆さを曝け出して連勝がストップし、ついに今季Bクラスと負け越しが決定した楽天。昨年の成績4位を上回ることはできなかったものの、9月28日時点でチーム防御率3.85、失点565の成績はともにリーグ2位であることは、その多くが岩隈によるものとはいえ、昨年とは大きく違う点だろう（ついでにチーム打率.273もリーグ2位）。

さて残り9試合のうち5試合がソフトバンク戦である。この時期に「底辺への競争」相手が、開幕前の予想ではAクラスが確実視されていたソフトバンクであることはちょっと意外ではあり、それは西武やオリックスが上位にいるという現状とあわせてパリーグの戦力均衡が予想以上に進んでいることを示しているといえるだろう。

いずれにしても、対ソフトバンク戦は、最下位脱出を賭ける点でも、また「もうひとつのON対決」の見納めという意味でも、いわゆる消化試合モードにすんなりと突入してしまうわけにはいかない動機付けになるかもしれない。