元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

啼くこゑは悲しけれども

2024-08-27 23:43:09 | 独り言



「啼くこゑは悲しけれども夕鳥は木に眠るなりわれは寝なくに」。こちらは歌人の斎藤茂吉氏の和歌だが、些か勝手な表現だ。「悲しく鳴く鳥は鳴くな。悲しくて寝れなくなるじゃないか?」てな事を言っている。今日は昨夜に起きた職場でのアクシデントで疲れてしまい、目覚めが悪かった。つまりこの名歌とは正反対だが、その為、朝から疲れており、思うように事が進まなかった。そんな感じなので、作業らしい事をしたのも夕方からだ。その作業ついでにしていたのが、先日に全てのゴムベルトを見直したTRIOのカセットデッキのチェックだ。今回は安定性を狙い、わざとに太めのゴムベルトに交換してみた。当然、それが馴染むのに掛かる時間(日数)もあるのだが、早朝から聴き始めてテープが三本目辺りから、何となくだが、テープの走行が滑らかになった感じがする。徐々にトルクも回復している。当初は不安定だったので、「また交換か?」と手を出そうとはしたが、元々結果が出るのが遅いタイプのもの故に、とにかく試聴を繰り返した。チェックは全部、クラシック音楽だ。カール・ベーム博士とブルーノ・ワルター氏で、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」全曲を聴いた。最初にベーム博士、次にワルター氏の演奏だ。そこで現状だが、その全曲を聴き終える頃になって、走行系の欠点が少しづつではあるが軽減をしている。やはりこの手のものは焦ってはダメだ。ゴムベルト自体も、わざとにテンションを強めに張ったので尚更なのだ。だから馴染むのに時間が掛かる。しかし「しゃーないな?」と、この場合は長い目で様子を見ている。思えばこのTRIO「KX-7000」だが、昨年の秋からこんな事をやっている。思ったよりは、そのカセットデッキの精度が悪いからだ。そこで「割れ鍋に綴じ蓋」の繰り返しだ。とは言うものの、その決着もそろそろである。日付が変わる。もう寝よう。



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