竹内均著「ヒルティの「幸福論」から私が学んだ 人生のヒント・仕事の知恵」を読みました。
内閣府は「幸福度に関する研究会」を発足させたこともあり、いろいろな「幸福論」を読んでみようと思った。第一弾として竹内均さんの本を選んだ。竹内さんは、私が受験勉強をしていたころ、文化放送の「ラジオ講座」で物理を担当していた。その他にも旺文社の物理の問題集や参考書を出版していて、とてもお世話になった。
この本は、竹内さんが高校生の頃ヒルティの「幸福論」を読んで大変参考になり、この本の主張を実践してこられたそうだ。そのいい点を「人生のヒント・仕事の知恵」としてまとめられたので、ヒルティの言うところの「幸福論」を理解するのにいい本である。しかも、今いろいろ出版されているビジネス本の原型とも言うべき時間の使い方(隙間時間の使い方とか、朝の有効活用とか)とか、仕事の進め方(とにかく始める、疲れたら他の仕事をするとか)とかが記述されていて、とても1891年発行の本とは思えない、現代でも大変参考になるいい本である。
竹内さんの考える幸福な人生は、「自分の好きなことをやり、それで食べていける、しかもそれが他人のためにも役立つ」であり、くしくも私も同じ考えである。長いサラリーマン生活の果てに感じた理想の人生が竹内さんと一緒とは驚きである。自分の子供達にも、「自分の道(好きで熱中できる仕事であり、それで食べていける)を早く見つけな」と言っている。それが結果的に他人の役にも立つ、社会の役に立てば、これに越したことはない。
また、ヒルティは「インスピレーションの秘密」と言って「仕事に没頭して熱中した後に疲れを覚えて、しばし休息を取ると、その間にインスピレーションが天から降ってくる」と言っている。似たようなことをポアンカレも「科学と方法」で、ハーバードメディカルスクールのハーバード・ベンソン博士は「ブレイクアウト!」と、元ソニーの研究所長だった天外伺朗(ペンネーム)さん著の「運命の法則」という本では「フロー」と、同じようなことを言っているのが大変面白い。
内閣府は「幸福度に関する研究会」を発足させたこともあり、いろいろな「幸福論」を読んでみようと思った。第一弾として竹内均さんの本を選んだ。竹内さんは、私が受験勉強をしていたころ、文化放送の「ラジオ講座」で物理を担当していた。その他にも旺文社の物理の問題集や参考書を出版していて、とてもお世話になった。
この本は、竹内さんが高校生の頃ヒルティの「幸福論」を読んで大変参考になり、この本の主張を実践してこられたそうだ。そのいい点を「人生のヒント・仕事の知恵」としてまとめられたので、ヒルティの言うところの「幸福論」を理解するのにいい本である。しかも、今いろいろ出版されているビジネス本の原型とも言うべき時間の使い方(隙間時間の使い方とか、朝の有効活用とか)とか、仕事の進め方(とにかく始める、疲れたら他の仕事をするとか)とかが記述されていて、とても1891年発行の本とは思えない、現代でも大変参考になるいい本である。
竹内さんの考える幸福な人生は、「自分の好きなことをやり、それで食べていける、しかもそれが他人のためにも役立つ」であり、くしくも私も同じ考えである。長いサラリーマン生活の果てに感じた理想の人生が竹内さんと一緒とは驚きである。自分の子供達にも、「自分の道(好きで熱中できる仕事であり、それで食べていける)を早く見つけな」と言っている。それが結果的に他人の役にも立つ、社会の役に立てば、これに越したことはない。
また、ヒルティは「インスピレーションの秘密」と言って「仕事に没頭して熱中した後に疲れを覚えて、しばし休息を取ると、その間にインスピレーションが天から降ってくる」と言っている。似たようなことをポアンカレも「科学と方法」で、ハーバードメディカルスクールのハーバード・ベンソン博士は「ブレイクアウト!」と、元ソニーの研究所長だった天外伺朗(ペンネーム)さん著の「運命の法則」という本では「フロー」と、同じようなことを言っているのが大変面白い。