つぶやき日記

毎日のつぶやきをまとめた日記

竹内均著「ヒルティの「幸福論」から私が学んだ 人生のヒント・仕事の知恵」

2011年01月17日 22時41分40秒 | Weblog
竹内均著「ヒルティの「幸福論」から私が学んだ 人生のヒント・仕事の知恵」を読みました。
内閣府は「幸福度に関する研究会」を発足させたこともあり、いろいろな「幸福論」を読んでみようと思った。第一弾として竹内均さんの本を選んだ。竹内さんは、私が受験勉強をしていたころ、文化放送の「ラジオ講座」で物理を担当していた。その他にも旺文社の物理の問題集や参考書を出版していて、とてもお世話になった。

この本は、竹内さんが高校生の頃ヒルティの「幸福論」を読んで大変参考になり、この本の主張を実践してこられたそうだ。そのいい点を「人生のヒント・仕事の知恵」としてまとめられたので、ヒルティの言うところの「幸福論」を理解するのにいい本である。しかも、今いろいろ出版されているビジネス本の原型とも言うべき時間の使い方(隙間時間の使い方とか、朝の有効活用とか)とか、仕事の進め方(とにかく始める、疲れたら他の仕事をするとか)とかが記述されていて、とても1891年発行の本とは思えない、現代でも大変参考になるいい本である。

竹内さんの考える幸福な人生は、「自分の好きなことをやり、それで食べていける、しかもそれが他人のためにも役立つ」であり、くしくも私も同じ考えである。長いサラリーマン生活の果てに感じた理想の人生が竹内さんと一緒とは驚きである。自分の子供達にも、「自分の道(好きで熱中できる仕事であり、それで食べていける)を早く見つけな」と言っている。それが結果的に他人の役にも立つ、社会の役に立てば、これに越したことはない。

また、ヒルティは「インスピレーションの秘密」と言って「仕事に没頭して熱中した後に疲れを覚えて、しばし休息を取ると、その間にインスピレーションが天から降ってくる」と言っている。似たようなことをポアンカレも「科学と方法」で、ハーバードメディカルスクールのハーバード・ベンソン博士は「ブレイクアウト!」と、元ソニーの研究所長だった天外伺朗(ペンネーム)さん著の「運命の法則」という本では「フロー」と、同じようなことを言っているのが大変面白い。

幸福度に関する研究会

2011年01月11日 21時57分02秒 | Weblog
内閣府は「幸福度に関する研究会」を発足させた。以下のページに案内がある。
http://www5.cao.go.jp/keizai2/koufukudo/koufukudo.html

ロイターニュースによると、「キャメロン英首相は25日、同国をより家庭に優しい国家にするため、国民の生活満足度を図る「幸福度指数」を導入する計画を発表した」とある。

また、こんなニュースもある。
「2009年8月30日、英国のシンクタンク、ニューエコノミックス財団(NEF)が発表した地球幸福度指数(HPI=ハッピー・プラネット・インデックス)によると、中国は世界143か国中、20位にランクインした。日本は75位」

そもそも幸福度、幸福感は、主観的なものであろう。新聞やTVの世論調査で「あなたは今幸せですか?」という質問を一つ加えれば十分だ。

客観的指数で計測できるとは思えない。先のニュース、中国は20位、日本は75位であるが、大方の日本人は中国人よりは、日本人の方が幸せだと思っているのではないか。

まあ、いづれにしても国民の幸せが指数化されるのは興味のあるところである。今年の夏までには、日本とイギリスの政府が定義する幸福度が比較できる。

企業がグローバル化した時に情報システム部は?

2011年01月08日 21時48分07秒 | Weblog
企業がグローバル化した時に情報システム部はどうなるのか?どうすればいいのか?

数年前ITILの勉強会で日本で一二を争う世界的なIT企業の人と変更管理について議論したことがある。私がアメリカ本社が最近変更管理のシステムとプロセスを導入して、例えば社員が10名ぐらいしかいない名古屋事務所のサーバの変更まで管理しようとしているとこぼしたら、「変更管理がうまくできてませんね、まだまだITILの成熟度が低いですね」とバカにされた。
「では、御社では例えば上海事務所のサーバのバージョンアップなどの変更は、どう管理されているんですか?」と質問したら。
「うちは海外は何も管理していません。さあ、どうしているんでしょうか?」と言っていた。世界に誇る日本のIT企業がこんな状態であった。まずは自社でグローバルにITを管理する経験が必要でしょう。

グローバルに展開している企業のアウトソース先はIBMとかHPとか、これまたグローバルに展開しているIT企業が担っているのが現実であり、最近ではコスト面からインドのIT企業が躍進している。例えばイトーヨーカ堂とか、ユニクロとか中国に進出した企業とか、既に世界に進出している総合商社はどうしているのだろう?今後ますます、グローバルで活躍できるIT技術者のニーズは高まる。

まずはCIOを置きITの戦略を作成する。役員にはITの重要性や戦略を理解してもらう。ただ単純にコストとみなすのではなく、企業の成長に貢献するITとする。単純にコストとみなしITを全てアウトソースしたあるグローバル企業を知っているが、とても悲惨な状況が数年間(契約期間)続いた。アウトソースした時点でITの進歩がストップしてしまったのである。ITへの投資はストップ、パソコンやサーバの投資はもちろんストップ、Windowsの更新までストップしたので、Windows2000をつい最近まで、その企業は使っていた。

グローバル展開する時にグローバルで貢献できるITの組織をいちから構築するには多大な労力を要することは明白である。また人材がいない。英語ができるだけでなく、ITを理解し、セキュリティを理解し、ある程度の法律の知識も必要で、業務を理解し、マネージメントの経験があり、いろんなカルチャーを理解し尊重し、交渉ができてと求められるコンピテンスは多大である。
そこでやっぱりグローバルでITの管理ができるIT企業へのアウトソースは当然考慮すべきであろう。

ストーリーで戦略を

2011年01月07日 22時00分22秒 | Weblog
1月5日に「ストーリーで戦略を作ろう」という面白そうなタイトルなので、週刊東洋経済1月8日号を買ってみた。どこかでこれ聞いたことがあるなと思っていたら、ハーバードビジネスレビー誌2010年1月号の「戦略にはストーリテラーが必要」と掲載されていたんだ。これは「戦略を考える場合、以前の「競争優位の法則」や「ブルーオーシャン」といったツールは古い。自社を中心と戦略を台本で書く」のだそうだ。

どんな台本なのだろうか?検討もつかない。シナリオプランニングで戦略を作成することはよく聞くが、台本まで書くとは?
とても難しい気がする。
自社に有利な台本ができそうである。
この変化の激しい時代に、そんなに時間取って戦略を作成する必要があるのか?
ある程度できたら、四半期毎に見直しながら、進めるのが今の時代に合っている気がする。

HBR 2011年1-2月号のポーター教授の「Shared Value」の概念には心を打たれた

2011年01月07日 21時54分10秒 | Weblog
2011年1-2月号の英語版HBRは、相変わらず素晴らしい記事がいっぱい掲載されている。
特にマイケル・ポーター教授の論文「shared value - creating products and services that benefit not only the company but also society」には、感動した。

Shared Valueとは、企業が自社の利益だけを考えるのではなく、社会の利益に貢献すること。そこには、新しいフレームワークが必要である。それを実践しているアメリカの大企業は思っているより遥かに進んでいる。それとも?この概念を意識しないで、結果的にそうなっているのかは、わからないが。

こういう記事を読むと、日頃は四半期毎に利益を出すことを強要される企業活動も素晴らしいなと感じる。(アメリカの企業であるから、よく言われるように長期的な観点より、短期に利益を出すことを優先する。)自社の利益だけでなく、世界の貧困や環境問題を同時に救ったり、グローバル企業のあるべき姿の一面がある。

プロジェクト管理ツールを評価中

2011年01月06日 21時41分39秒 | Weblog
プロジェクト管理ツールとして、たぶん一番有名なのはMicrosoft Projectであろう。昔から私も使用している。タスク管理、スケジュール管理が簡単にできるのがいい。プロジェクトのコスト管理は、今の会社に転職してからは必要ないので、MS Projectの機能のたぶん四分の一ぐらいしか使っていないのではないだろうか?

我が社の営業や、技術もプロジェクト管理ツールを使用したいという要求があるので、今年Project Canvasというツールを購入して評価を開始した。利点は安さ、一年間のライセンス料がたったの4200円である。タスク管理とスケジュール管理なら、十分じゃないかと感じている。MS Projectほど機能はないが、逆に機能を絞ってある分使いやすい。まだまだ評価しないと最終結論はでないが。

Windows7のBitlockerが最近おかしい

2011年01月06日 21時33分35秒 | Weblog
Windows7のBitlockerが最近おかしい。セキュリティパッチをインストールしたせいか?約3名の人が、原因不明で回復キーを入力しないとPCの立ち上げができない。特に何の変更を加えた訳ではないのに、回復キーを聞いてくる。やはり、まだまだバグが有るということか。

これ以上トラブルのある人が出てきたら、一時導入を中断しよう。

「ストーリーで戦略を作ろう」という面白そうなタイトルなので

2011年01月05日 21時40分34秒 | Weblog
「ストーリーで戦略を作ろう」という面白そうなタイトルなので、週刊東洋経済1月8日号を買ってみた。
でも、ここに掲載されている記事本来のサクセスストーリーは、この本のテーマとは関係ないであろう。
無理やりテーマに合わせたようで違和感を感じる。本当にストーリーになっているのか?バランススコアカードの戦略マップ作成の方がずっといい気がする。本を売る為には新しいコンセプトが必要なのは分かるが、中身がないような感じである。

ただ、このタイトルは面白いので、少し今年の目標を考えるのに使ってみよう。「7つの習慣」のように役割ごとに、バランススコアカードの選ry九マップを参考にしながらストーリーを考えるとやりやすい。

その他北川達夫さんのコラム「わかりあえない時代の「対話力」入門」という面白くためになるコラムがあった。このコラムによると、OECDが三年毎に実施しているPISA(国際的な学力調査試験)の結果が12月7日に発表された。とあるが、調度アメリカ出張中だったので、このニュースを見逃していたようだ。当然アメリカは、こんなテストに興味はないだろうからアメリカでニュースになることもない。結果は、上海(中国は都市間の格差が激しいので都市毎に参加している)が読解力、数学、科学の実施された三科目で二位以下を大きく点差で離して一位を独占したとある。これは、各国がどれだけグローバルな人材を育成できているか?を測定するテストなのだそうだ。過去三回はフィンランドが全科目で一位を独占していたが、最新の結果では、中国圏のアジアが上位を独占している。日本は、読解8位、数学9位、科学5位。という立派な成績。しかしグローバルな人材の育成という観点であれば、読解力を鍛えればいいのでは?異なる信条やカルチャーを尊重する。宗教を理解するのが一番いいと思う。次に歴史、哲学。

この客観的データに基づいたコラムと正反対なのが「急増するAO・推薦入学 受験を知らない子供たち 懸案は学力低下より突破力」という記事。客観的データもなくある企業の人事担当者の話から始まる憶測に基づく妄想記事である。まるで朝日新聞の政局記事と同じで意味のない読むに値しない記事である。AO・推薦入試で入学した学生は受験競争を経ていないので実社会で通用しないというのなら、付属高校からの進学者の方がよっぽど使えないだろう。

徒然なるままに 1月4日

2011年01月04日 22時15分41秒 | Weblog
今日から仕事始め、あえて今年の休みは、メールのチェックをしなかった。仕事から完全に離れてゆっくり、のんびりしたかったからである。今朝、どれだけメールが溜まっているだろうと、こわごわOutlookを開けたが、思ったより全然少なくてホットした。(約100件、いつもの一日分ぐらい)。午前中いっぱいメール処理にかかるだろうと踏んでいたが、ものの1時間で終わった。やはりお客さんも休みだし、海外も休みが多いので、メールもすくなかったようだ。

日経電子版で日本の一流企業の年頭所感を読むと、やはり日本の経済は一流だなとつくづく思う。グローバル市場での新たな成長戦略を目指すという意気込みが感じられる。それにひきかえ悲しくなるのが政治と新聞、特に日本の新聞に将来はない。読む価値のない記事ばかりである。

グローバル化と円高で、日本企業も海外に出て行かざるをえない。その分確実に日本企業が日本で雇用する人数は減るだろう。しかし逆に同じ様に日本に進出してくる海外企業もあるだろうから、私のように外資系企業で働く若者も増えるだろう。いいことだ。いづれにしても、グローバルで活躍できるとまでは言わないが、何とか働けるようなコンピテンスを身に付けないといけない。しかし、日本の政府の教育政策や大学にそれを期待してはいけない。自分の身は自分で守る。自分でいろいろ創意工夫して必要なコンピテンスを身に付けるしかない。


アメリカ出張の思いで(1985年ごろ)

2011年01月04日 21時33分14秒 | Weblog
カリフォルニア州のお客さんのシステムが週一回ぐらいの割合で原因不明のダウン。新人だった私は、そこに人質として問題解決するまで滞在。仕事はダウンした後のたち上げとログを取って東京の開発部へ送ること。楽な仕事だったが、ダウンする度に会議室で30人ぐらいに責められるのがつらかった。 それでも、下っ端の担当者は気にするなと気をつかってくれ会議室の後ろの方で、責められる私に笑顔送ってくれた。やさしい人だった。前の方の偉い人の中にも、笑顔をくれる人がいた。その人が勤務終了後ゴルフに連れて行ってくれた。サマータイムで仕事の後でもハーフは回れた。

スカンクの匂いは強烈だ。匂って2Kmぐらい車で走ると道にスカンクが車に轢かれた死がいがある。ムースとかに、本当に出会うロッキー山脈とかウィスコンシンの森は、とてもきれいだ。

夜中仕事が終わりモーテルへ帰る途中、シェリフに不審者扱いされる。車の屋根に両手を着いて、ピストル持ってないか体を触られた。免許を見せろと言うので、アメリカの免許ではなく、国際免許証を見せた。「シット」と悔しがったシェリフの顔が忘れられない。米人だったら、もっといじめたかったのね。

コネチカット州のニューヘブン(エール大学がある)の女性は何故、口ひげ(産毛)をはやしているのだろうと不思議だった。(1984年ぐらいか?)

コロラド州は山の中で飛行機がすごい揺れるので、先輩が行きたがらない。新人の私が飛ばされる。デンバーからコロラドスプリングスへ飛んだ時、全然揺れなかった。帰りはグランドキャニオンに車で行って(夜中ずっと運転)、ラスベガスに寄って帰った。とてもラッキーだった。

全てが凍るミネソタ北部、モーテルに車を駐車する時、エンジンルームから、ヒーター用のプラグを出して、部屋の前のコンセントに差し込む。でないと翌朝エンジンも凍ってかからない。外で夜おしっこすると、本当に途中で凍る。いろいろお客さんが教えてくれる。いい時代だった。

全てが凍る冬のミネソタ北部、先輩は誰も行きたがらないので、その頃新人だった私が行かされた。でもお客さんが湖の上を車で運転するのは楽しいと、一緒に乗せてくれた。でも住民は、普通に通勤で湖の上を通っていた。ショートカットだと。

ミルウォーキーの小さなレストランで飲んだ「オールドミルウォーキー」というビール、うまいとは思わなかったが、店のおっさんの「どうだ、ぼうず、うまいだろう」という顔が今でも忘れないれない。

カリフォルニアのお客さんのシステムがダウン。テープドライブも故障していて、立ち上げ不可能。ダラスの倉庫からテープドライブを持たされて夜緊急に飛ばされた。直前だったので生れて初めてのファーストクラス、Mr.つきの名前呼ばれて期待したが、ずっと揺れていて機内サービス無し。

ナッシュビルから車でお客さんの所へ行く途中本当に偶然見つけたエルビス・プレスリーの生家。彼の歌がずっと流れていた。http://en.wikipedia.org/wiki/File:Elvis%27_birthplace_Tupelo,_MS_2007.jpg

アイダホ州のモスコウと言う田舎町からシアトルに行く時には10人乗りぐらいのちっちゃなプロペラ機にも乗ったな。パイロットと服操縦士の会話が聞こえた。何を話しているかわからなかったが。