つぶやき日記

毎日のつぶやきをまとめた日記

チェイニー副大統領が来て思うこと

2007年02月23日 06時14分48秒 | Weblog
欧米人と一緒に仕事をしていて一番いやになることは、約束したことを実行しないことだ。きちんと実行する人もいるが、まず90%のマネージャーはやらない。

1. 会議で決めたことは、まずやらない。
2. メールで依頼して、やると返事をもらっても、まず実行しない。
3. 日本にどうでもいいような会議を設定して、よく観光旅行に来る。来日中の少ないミーティングの時間で決めたことは、絶対に実行しない。目的が観光旅行だから、会議中はとても機嫌がよく、いろんなことを約束してくれる。しかし、こんな時は、特に期待しないほうがいい。

チェイニー副大統領が来て思ったことは、よくアメリカ本社から来る偉い人たちのこと。

偉い人たちは、日常的に上記のようなことをして、自分の頼みごとは他人にやらせ、他人の頼みごとやみんなで決めたことはやらないで、上に這い上がってきた人たちなので、もっとたちが悪い。

会議に出席して日本のマネジャー達のプレゼンテーションを不機嫌に傲慢に聞いている。細部は何もわからないし、わかろうともしないが数字にだけは文句を言ってプレッシャーをかける。

日本にいる間は、ずっと不機嫌そうにしていて(たぶん夜遊びで二日酔いか、眠たいだけかもしれないが)、自分や本社への不満や要求を言えない雰囲気を作っている。

日本のトップのアメリカ人は、自分が日本のマネージャーに言いたいことを、自分で言わないで本社からくる偉い人の要求だからと他人のせいにして要求する。

TVのニュースで見ただけだけど、チェイニー副大統領が来て思ったことは、政治の世界も一緒かと。
横須賀の空母では、とても機嫌がよさそうだった。後は、不機嫌そう、日本が関心のある拉致問題には、理解を示していた。安部総理との会談の時は、不機嫌そうにプレッシャーをかけていたように感じられた。

ブレイクアウト

2007年02月17日 17時23分17秒 | Weblog
ハーバードメディカルスクールのハーバード・ベンソン博士著「ブレイクアウト!」を夢中になって読んでいる。

過去に似たような経験を何回かした。と自分では思っているので、「ああ、あれがブレイクアウトだったんだ」と概念を実感として理解できる。

それを意識的に起こす方法論が書かれているので、大変参考になる。

何故かこのブレイクアウトは、元ソニーの研究所長だった天外伺朗(ペンネーム)さん著の「運命の法則」という本に出てくる「フロー」を思い出す。

「フロー」も「ブレイクアウト」も経験しているつもりなので、言葉は違うが同じ現象を言っているような気がする。

ブレイクアウトの方法論は、スポーツの世界でも使えるので、野球の強豪チームでレギュラーを目指している息子にも教えてあげようと思う。

インド人が小指を立てたら

2007年02月13日 22時24分42秒 | Weblog
インド人が小指を立てたら、トイレに行くという合図である。

インド人と一緒に働いている時、時々「行ってくる」と言って、小指を立てて、どこかへ行ってしまう。

だが、すぐに10分以内で帰ってくる。

日本では彼女を指すので、どこに何をしに行くのか不思議だった。

一日に何回もあるのでそれは何だと聞いたら、トイレに行くという合図なのだそうだ。

日本では彼女を指すと教えたら、とても照れていた。

閑職はない

2007年02月12日 10時02分46秒 | Weblog
外資系企業に閑職はない。昔、どんなに実績を上げても、今実績を上げられなければ、リストラされてしまか、給料をたくさん落とされて、結局新しい仕事を探さなければならない。

前の会社の業績に悪くなり、ITをアウトソースされた時には、上司であったCFOから直接、新しい仕事を探せと言われた。

日本企業の友達の話では、今も閑職があるそうだ。
役員に慣れなかった社員用のポジション、タイトルが用意されていて、定年まで安泰して勤められる。給料も、そこそこいい金額が保障されている。

課長や部長になれない社員用のポジション、タイトルもある。

これはいいことなのか、悪いのか、わからないが?
少なくとも、人が活性化する妨げにはなっている。

外国では採用する時の、年齢制限、男女の制限など、とっくの昔になくなっている(法律で禁止されている)ので、人材は活性化している。年取っていても、コンピテンスがあれば、いくらでも仕事はある。

若くてもコンピテンスがあれが、いくらでもチャンスはある。

いろんな国で働きたい。
UNIXが好きだ。
マーネージメントは、したくない。
もっと給料のいい会社で働きたい。
いなかで、のんびり働きたい。
などなど、自分の希望に基づいて働く機会がある。

年取ったUNIX専門家とか、ネットワークの専門家とか、SAPの専門家とかいった技術者を何人も見てきた。彼らは自分のコンピテンスだけで生きている。
55歳までマネージメントの仕事をして、その後は60歳までいなかで、のんびり、いち技術者として働く。その後は、途上国で、半ばボランティアに近い形で働くなど、いろんな人生設計ができるし、そのような人たちをたくさん見てきた。

閑職でがまんしながら、5年も6年も定年を待つなんて、考えられない。


ドイツ人の声は大きい

2007年02月10日 08時39分28秒 | Weblog
金曜日の夜、例のITマネージャの電話会議の司会を行った。
ドイツのITマネージャーの声がいつも、他の国のマネジャーに比べて以上に大きい。彼が発言する時は、いつもスピーカの音量を下げている。大きい理由は、電話機の事情か、PBXか交換機の事情だと思っていた。

ちょうど今フランス人のネッットワーク技術者が日本に来ていて、スイッチの交換作業を手伝ってくれている。スピーカフォンを利用して会議をしてるので、フランス人も会議の内容を聞いていた。

会議が終わった後、彼が「ドイツ人はいつも大声で話す。フランスでは、キャンプ場で近くにドイツ人が来て、テントを張ったら、できるだけそのテントから遠くにテントを張りなおす。彼らは、ビールをたくさん飲んで、一晩中大声で騒ぐから」と言って、フランス人らしく(?)ウィンクした。

ドイツ人の声が大きいのは、ヨーロッパでは有名な話なのだとわかった。

そういえば以前スウェーデン人が、国に帰るとき(ストックホルムへの直行便はないので、オランダかドイツを経由して帰る)、日本でサッカーのワールドカップがあった時期だったので、ドイツへ向かう機内はドイツ人サポーターばっかりで、かれらはビールをたくさん飲んで、(確かその飛行機にはもうアルコール類はなくなったと言っていた)ずっと騒いでいて寝れなかったと言っていたのを思い出した。

そういえば、年に一回アメリカ本社で、世界のITマネージャーが集まって会議するときも、彼の声は以上に大きかったことを思い出した。会議だけでなく普段話す時も大きかった。

そういえば、ドイツでは男も大便用のトイレに座って、小便をすることも思い出した。ポーランドでITマネジャー会議があった時、休憩時にいつも大便用のトイレに入るので、下痢でもしたのかと思っていた。後で、ドイツでは男も大便用のトイレで座って、小便をするとレポートしていたTV番組を見たとき、「確かに」そうだと思った。息子に、「このTVの話は本当だ」と、ポーランドでの出来事を自慢げに話してあげた。

息子は「フーン」とだけ言ったが、その顔は「なんとめんどくさい」と言っていた。

女房は「そうよ、掃除するの大変だから、うちも今日から座っておしっこしてね」と言った。「立ってするから、おしっこがはねて、便器の内側が汚れるのよ」と言った。

息子と顔を見合わせて、目と目で「絶対に座って、おしっこなどしないぞ」と誓いあった。

べストプラクティオス

2007年02月02日 22時11分38秒 | Weblog
何でもそうだが、何かをするにあたっては、世の中のベストプラクティスを採用するのが一番簡単でベストな方法である。私の経験からITを管理するにあたっては、以下の方法がベストである。

IT全般管理: ISO9000 QMS(クォリティマネージメントシステム)
目標管理: バランススコアカード
ITサービス管理: ITIL
セキュリティ管理: ISMS
プロジェクト管理: PMBOK
リスク分析: ISO13335

ISO9000、QMS(Quality Management System)は、品質管理というより経営管理システムである。
ポリシーの設定、責任と権限、目標管理、顧客満足、リソース管理、製品の実現、コンピテンスディベロップメント、測定と分析による継続的改善、内部監査、マネージメントリビュー、プロセスマネージメント、記録の保存などなど
マネージメントに必要となる要素が全て含まれている。しかも、要求事項自体が見直され常にベストプラクティスの状態にある。

この中の目標管理は、バランススコアカードの方法がべスト。顧客重視もISO9000の理念に合致する。

情報セキュリティはISMSをベースに、その管理策をどこまで導入するかは、リスク分析と顧客の要求レベルで決定する。

BCP(事業継続計画)もISMSの要求事項の一つである。ISMSをベースにすれば、自然と必要最小限のBCPの導入も可能となる。

リスク分析は、考えるとはまってしまうので、一般的に脅威とそれが実際に現実となる確率、現実となった時の損害で判断する。これも、セキュリティと同じで、頭のなかだけであれこれ考えると、はまってしまってので、周りの人とよく相談して進める。

Managementのよくわかっている経営陣のいる会社では、Board Meetingとか、Management Meetingで議論するのがよい。Managementをよくわかっていない経営陣(単に売り上げしか頭にない日本事務所のような会社)では、キーとなる人たちと話して決めるしかない。

ちなみに私はキーとなる人たちを集めて、IT Board Meeting(表向きはIT User's Meeting)を定期的に開いて、いろいろ意見を聞いて決めている。キーとなる人たちは、全てが、部署のTop Managementではない。しかし、いずれはTop Managementとなる人たちである。と思っている。でないと会社が持たないだろう。