それは暮れもおしせまった、晦日30日、
まっとうな主婦は大掃除に、おせちの準備にと忙しいはずの日。
だって・・・「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」ですよ・・・・。
断れるわけございません。
大掃除はいいの、仕事柄キッチンリビングダイニングは常に綺麗だから、
おせちはいいの、「円」と「辣」の美味しいのが届くから、
と、苦しい言い訳をしながら出かけました。
弱冠40歳にして既に伝説的なシェフの名声を手にしている成澤さん。
小田原時代に、東京から毎週のように通っていた著名人の数々を
列挙したらもうたいへん。
そのなかのおひとりであるソニーの盛田前会長が
「きみはぜったい東京に店を持つべきだよ」。
そうおっしゃって、青山一丁目のソニーの敷地内に
「レ・クレアシヨン~」をオープンさせたのは
あまりにも有名なエピソードです。
エントランスのスタイリッシュな佇まいから
店内のほどよい「かっこよさ」と「上品」さにまずくらくら。
お皿もそうです、佇まいがいいんです、そして、
かっこよくて、上品で、とびきりとびきり美味しいんです。
「静岡県沼津の活〆ヒラメのカルパッチョ ゆずの香り」
はなびらのように美しい紅芯だいこんなどの京野菜と、
透明なアロエのジェルに覆われた新鮮なヒラメ、
その下にもダイスにカットされたお野菜が。
こんな凝った、しかも美味しいカルパッチョ、いただいたことありません。
「たらの白子のムニエル・シェリービネガー風味のノワゼットソース」
今まで、ふぐの白子にかなう白子は存在しないと思い込んでいたわたしを
あざ笑うかのような美味しさでした。
どんなに笑われてもいい、もういちど食べたい!!
「静岡県沼津の活〆スズキとシャンピニオン・デュクセル」
スズキそのもののお味もさることながら、
この二種類のソースを「ぜんぶ舐めたい!」と心から思いました。
そしてなんでもなくトッピングされているような
細かい細かいパン粉のローストのまた美味しかったこと!!
「岩手県産・白金豚のポワレ・冬の野菜とフルーツのマセドワーヌ」
白金豚はいろいろなお店でいろいろな調理法をいただきましたが
文句なしにベストです、
「たまらんオブザイヤー♪」です。
このマセドワーヌの、切り方、大きさもまた絶妙でした。
このあと、バラのムースとアロエ・ライチのゼリーなどを三層に
おしゃれなカクテルグラスに閉じ込めた「シークレット・オブ・ザ・ローズ」、
デセールは三種類の選択肢のなかから迷いに迷って選んだ、
「くるみと洋ナシのキャラメル風味」、
そのあとカフェと一緒にワゴンでサービスされる12種類のお菓子、
定評ある「モンブラン」と「いちじくのタルト」、「マカロン三種類」を
選んだのですが、ほんとうは全種類いただきたかったです。
ご挨拶にみえたシェフに
「幸せな時間をありがとうございました」と申し上げたのは
心からでした。
自分が家庭料理のサロンを始めて、なおさら、
プロの仕事の素晴らしさ偉大さに、畏敬の念をおぼえるようになりました。
わたしが boa mesa を囲んでくださるかたにお分けできるのは
また違う次元のものだとしても、
「あなたに喜んでほしい」という気持ちをこめることは
家庭でのそれのほうが易しい、
ということもお教えしたいと思っていました。
でも、素晴らしいシェフのかたがたは
食べてくれるひとの顔が見えなくても、その気持ちをこめることが
お出来になるのだなあと実感しました。
まっとうな主婦は大掃除に、おせちの準備にと忙しいはずの日。
だって・・・「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」ですよ・・・・。
断れるわけございません。
大掃除はいいの、仕事柄キッチンリビングダイニングは常に綺麗だから、
おせちはいいの、「円」と「辣」の美味しいのが届くから、
と、苦しい言い訳をしながら出かけました。
弱冠40歳にして既に伝説的なシェフの名声を手にしている成澤さん。
小田原時代に、東京から毎週のように通っていた著名人の数々を
列挙したらもうたいへん。
そのなかのおひとりであるソニーの盛田前会長が
「きみはぜったい東京に店を持つべきだよ」。
そうおっしゃって、青山一丁目のソニーの敷地内に
「レ・クレアシヨン~」をオープンさせたのは
あまりにも有名なエピソードです。
エントランスのスタイリッシュな佇まいから
店内のほどよい「かっこよさ」と「上品」さにまずくらくら。
お皿もそうです、佇まいがいいんです、そして、
かっこよくて、上品で、とびきりとびきり美味しいんです。
「静岡県沼津の活〆ヒラメのカルパッチョ ゆずの香り」
はなびらのように美しい紅芯だいこんなどの京野菜と、
透明なアロエのジェルに覆われた新鮮なヒラメ、
その下にもダイスにカットされたお野菜が。
こんな凝った、しかも美味しいカルパッチョ、いただいたことありません。
「たらの白子のムニエル・シェリービネガー風味のノワゼットソース」
今まで、ふぐの白子にかなう白子は存在しないと思い込んでいたわたしを
あざ笑うかのような美味しさでした。
どんなに笑われてもいい、もういちど食べたい!!
「静岡県沼津の活〆スズキとシャンピニオン・デュクセル」
スズキそのもののお味もさることながら、
この二種類のソースを「ぜんぶ舐めたい!」と心から思いました。
そしてなんでもなくトッピングされているような
細かい細かいパン粉のローストのまた美味しかったこと!!
「岩手県産・白金豚のポワレ・冬の野菜とフルーツのマセドワーヌ」
白金豚はいろいろなお店でいろいろな調理法をいただきましたが
文句なしにベストです、
「たまらんオブザイヤー♪」です。
このマセドワーヌの、切り方、大きさもまた絶妙でした。
このあと、バラのムースとアロエ・ライチのゼリーなどを三層に
おしゃれなカクテルグラスに閉じ込めた「シークレット・オブ・ザ・ローズ」、
デセールは三種類の選択肢のなかから迷いに迷って選んだ、
「くるみと洋ナシのキャラメル風味」、
そのあとカフェと一緒にワゴンでサービスされる12種類のお菓子、
定評ある「モンブラン」と「いちじくのタルト」、「マカロン三種類」を
選んだのですが、ほんとうは全種類いただきたかったです。
ご挨拶にみえたシェフに
「幸せな時間をありがとうございました」と申し上げたのは
心からでした。
自分が家庭料理のサロンを始めて、なおさら、
プロの仕事の素晴らしさ偉大さに、畏敬の念をおぼえるようになりました。
わたしが boa mesa を囲んでくださるかたにお分けできるのは
また違う次元のものだとしても、
「あなたに喜んでほしい」という気持ちをこめることは
家庭でのそれのほうが易しい、
ということもお教えしたいと思っていました。
でも、素晴らしいシェフのかたがたは
食べてくれるひとの顔が見えなくても、その気持ちをこめることが
お出来になるのだなあと実感しました。