boa mesa

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秋のメニューをふりかえって ~その3~

2007-11-05 00:24:17 | レッスン
「鍋を振らない中華のお献立」とサブタイトルを冠した、ふた月のレッスン。

強烈な火力、具材が宙を舞う鍋ふりのテクニック・・・というイメージのある中華料理ですが、
boa mesaでご紹介したのは「やさしい・おとなしい」中華のメニューです。



前菜「紫キャベツと豆苗の蒸し炒め」



紫キャベツは蒸し炒めしたあと、すし酢で簡単甘酢漬けに、
豆苗もしゃきしゃき感を残して、トッピングは松の実を薫り高いごま油で煎ったもの。
この彩りは、うつわの「黒」、クロスの「ボルドー」にあわせて決めました。



「四菜うま煮」



四種類の「菜(中華ではこれはお野菜のことではないのですね)」
~絹ごし豆腐、豚ロース、エリンギ、ターツァイ~
を、ひと鍋で一度に短時間で調理し、
綺麗に並べたあと、煮汁をこしてとろみをつけた餡をかけました。



「いかとわかめの焼きそば」



ちょっと変わった炒麺ですが、
セロリの食感と味わいが、いかやわかめとよく合います。
「ちょっとポーション多すぎるかな?」と思っていたのですが
ほとんど皆さま完食!

「♪かっざりじゃないのよ レタスは はっは~~ん♪」
恥ずかしながらすべてのクラスで、恥ずかしがりながら歌わせていただきました。
ご清聴感謝申し上げます。



「はちみつしょうがとグレープフルーツのゼリー」



からだを芯から温めてくれるはちみつしょうがをご紹介、
その液体とアガーで、常温でものの15分ほどで凝固するふるふるのゼリーを
お作りしましたが、
液体を濾したあとのしょうがで作る「裏メニュー」も好評でした。

焼きそばやうま煮に大活躍した「自家製ねぎ油」
「販売してください」というお声も高かったのですが
そちらを使った裏メニューもまたの機会にアップいたします。


秋のメニューをふりかえって~その2~

2007-11-03 01:54:54 | レッスン
ウエルカムティーは中国から伝わったとされる黒豆茶をお淹れしました。



9月はよく冷やしたものを、10月は温めたものを
(いったん冷やしたものを温めたほうが香りもよく、美味しいのです)
と考えていましたが,温かいのをお出ししましょう、と思えた日はごくわずか。
今年の「秋」はこれからですね。


そして、中華のお献立に合わせたワインを、とお願いして
boa mesa 新専任ソムリエ、都内杉並区のインポーター「みなとや」さんの
若き社長、小林氏が選んでくださったのは
コート・ド・ローヌのシャトー・レ・ジダン、シラーとグルナッシュの2005年。
驚くべきCPの高さで、2本空いてしまうグループも多数でした。



この作り手さんの実力はかのアラン・デュカスもかっているとのことで、
11月12月はリゾットに使う白をこちらのシャトーのものに決めました。


秋のレッスンをふりかえって~その1~

2007-11-02 02:21:31 | レッスン
9月10月と続けてご紹介した「鍋を振らない中華のお献立」
昨日すべてのクラスが終了しました。
boa mesa を囲んでくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。



夏の疲れ・・・と世間で言う体調の崩れを生まれて初めて経験し、
(メノポーズ~更年期障害~かもしれません・・・日曜日にしか発症しないのですが)
自分の体力にすこしだけ自信をなくして
レッスン後の「研究会」を自粛したのですが・・・・



昨日のレッスンを終えたとたんに右手首がおかしくなり、
きょう整体の先生に診ていただいたところ
首と肩と目が酷いことになっていて(自覚なし
手に表われているそうなのです。

キーをたたくのも少し痛みを感じるので
少しずつ、秋のメニューのご紹介をしてまいりますね。



セッティングは秋らしい色合いと少しだけオリエンタルを意識しました。

ベタな中華のうつわはあえて使わず、「光春」の磁器に
ニューヨークからのインポートのトレイをアンダープレートに。

黒い花器は生徒さん~素敵なマダムA~の花展に伺った折に求めてきたもので、
うつわを黒に決めたのはこの花器を使いたかったからなのです。

ガラスの中国茶器に入れてテーブルアクセサリーにしたのは
中国工芸茶、これは百合仙子の茉莉花茶です。



テーブルクロスに使った生地はいつものラ・メゾン・デヴィスで選びました。
安田弘美ちゃんの手にかかればエプロンもこんな「縦長効果」



・・・になってませんね。

11月12月のクリスマスメニューのレッスンが始まるまで
きょうを含め4日間のお休みをいただいています。
毎日すこしずつアップしてまいります。