海外銀行の法人口座に送金する必要があり、三菱東京UFJ銀行から送金しに行きましたが、その非効率な手続きにうんざり。
まず、いつも使っているオンラインから送金しようと思ったら、事前に登録しないと手続きが出来ない仕組みらしく、とりあえずオンラインで申請書の取り寄せをしたけど、1週間経っても何も来ず。とても間に合わないので、仕方無く別の方法を探すと外国送金Webサポートなる方法を発見。
振込に必要な書類をWebで作成して、オンライン登録して、後は支店の「テレビ窓口」で完了との流れで、早速入力。結構簡単でした。
しかし!!!
何と、Webで登録完了後、「2時間」経たないとテレビ窓口で手続き出来ないと。。。仕方無く、2時間待って近所の支店に向かいました。
ATMコーナーの横にある「テレビ窓口」は、普段から存在は認識してましたが、使うのは初めて。でも、大体空いてます。今日も先客は無く、直ぐに狭いボックスの中の椅子に座ります。
目の前には、ATMのような画面があり、そこで何しに来たかを選択します。で、目的の外国送金を選択。当然、Webサポートの手続き番号を入れれば直ぐに終わるかと思うととんでもありません。
自分の口座番号やらなにやらいろいろと聞かれ、最後にWebサポートの番号を入力します。なんで事前に登録しているのにこんなに面倒なの?と思いつつ、あと少しと自分を慰めます。
(ちなみに、あまりに面倒なので、もしかしたら自分がどこかで見落としているのでは無いかと最初からやり直してみて、やはりこれしか方法が無いことに気が付くと言う、無駄な時間もあり脱力感倍増です。)
一通り入力が終わると、しばらくすると画面上に担当の女性がやっと現れます。端末の音声が小さく、最初気が付きません。端末左の受話器を持って話す仕組みで、画面とは直接話せません。この部分は不親切で、画面にくだらない広告を延々と流すなら、担当者と繋がったら、受話器を取ってお話し下さいくらいの表示があっても良さそう。
さて、お話が始まれば直ぐに確認で終わりかと思うと、とんでもありません。
まず、本人確認。続いて、予め印刷してきたWebサポートの申込書をスキャナー部に入れて読み込まれます。そう、ここで疑問です。既にWebサポートの番号を画面で入力しているのに、担当の女性はこの印刷物を要求、そしてその内容の確認を延々と進めます。さらに、振込先口座の情報に関して他の書類があればそれも出せと言われます。幸い、メールのコピーを持っていたのでそれも提出。これが終わると、内容を確認しますと言って、放置されます。そして待っている間は画面に延々と広告が流れます。
しばらくするとまた画面に突然現れ小さな音声で何か言ってます。受話器を取らないと分かりません。
ここではじめてWebで登録した内容が画面に現れます。ただ、これが自分でWebで入力したものか、先ほどの印刷物を担当者が入力したものかは不明。Webのデータと信じたい。
ここで、不思議なコメントが発せられます。通常、海外送金の場合、銀行名は世界共通コードのSWIFTなるものが使われます。もちろん、Webサポートにもその欄があり、事前に記入しています。
しかし、担当者曰く、SWIFTコード欄が使用出来ないため、振込先銀行の住所欄に転記します。。。。意味不明です。さらに、Routing Numberと言う情報も先方から事前に貰っていましたが、それも住所欄に書きますと・・・・。訳が分かりません。この情報は、Webサポートでは記入する欄すらありません。必要な情報なら欄を用意するべき。
ま、とりあえず先方に言われるまま一通り内容が記入され、次は振込の申込み書の様な別の用紙が「テレビ窓口」の端末から印刷され、そこに署名・捺印させられます。これも、端末にスキャンさせられます。
これを、担当者が確認。次に、最終的な振込内容を画面上で確認され、確認ボタンを何度も押します。これで終わりとなると、最後に計算書(仕向送金)なる書類が印刷されます。これは控えとのこと。
これで終わり!!と思うと、驚くべき言葉が担当者から発せられます。
「振込の登録が完了しましたので、内容と口座、印鑑の確認のため、書類2通を持って、支店の窓口に行って下さい。」
何をおっしゃっているのか、意味不明です。だって、ここテレビ窓口で、書類もスキャナーで読んでるでしょ??なぜ、窓口に。。。ここまで既に30分以上掛かっていて、さらに窓口。。。あちらの世界は混んでるので避けてるためこちらにお願いしているのに。。。。
最後にとどめの一言も頂きます。「窓口での確認作業が完了しませんと、本振込は実行されません。」
そうです、窓口に行かないと、これまでの努力は全て無駄になりますと言う、とどめの一言です。仕方無く、言われるままに支店窓口に向かいました。
幸い、近所の支店窓口はそれほど混んで居なかったので、順番待ちのチケットとって椅子に座ると、直ぐに年配の女性が御用向きを確認に来ます。このあたりは、大手銀行のサービスらしいですが、必要なのかは疑問ありです。
そこで、先ほどの「テレビ窓口」の指示でココに来たと伝えると、その女性は「????」という表情で、手続きを理解出来ず。直ぐにどこかに電話で確認。とりあえず、窓口に通せと指示が出たようで、空いている窓口に通されます。窓口は若い綺麗な女性が対応してくれますので、それなりに楽しい時間ではありますが、再度要件を聞かれます。美人なので許します。
しかし、「テレビ窓口」で外国送金したら、書類の確認があるので窓口に行くように指示されたと伝えるも、全く理解出来ず、挙げ句の果てには、「振込の内容が分からないので確認にいらしたのでしょうか?」と意味不明な回答。流石に切れかけます。。。。「テレビ窓口」でココに来ないと手続きが完了出来ないと言われたと言う旨を伝えると、慌てて裏に行き、年配の行員に確認して、漸く要点を得た模様。しかし、この確認作業に3人の行員が立ち会って手続きが分かった様子。先ほど作成した書類一式を渡し、登録印鑑の確認を行うようです。途中、支店番号の確認に通帳見せろと言ってきたので、通帳見せますが、全て「テレビ窓口」から貰った書類に記載されてます。ま、なんだかんだとバタバタしますが、程なくして納得した様で、ついにこの一連の作業が完了です。
最後におまけ。
「テレビ窓口」の担当者は、この機会にマイナンバーの確認をしたいので、窓口に行ったら番号を提示して欲しいと言うので、準備してました。しかし、窓口の担当者2名は、そんなものは必要ない、今日はこれで終わりとのことでした。
何ともちぐはぐな流れで、何度も何度も同じことを確認させられ、時間ばかり掛かります。
確認作業を繰り返すために、あれだけの行員を抱えて無駄な作業をさせているのかといつも思い知らされます。それがすべて我々の預金と手数料でまかなわれてます。そして、赤字になれば税金が回されます。銀行とは良い商売です。
滅多に外国送金することは無いけど、次は新生銀行にしようと思う。いまから必要な登録とかしておきます。
結局、銀行の都合を全てこちらに押しつけられているようで、またしても不快な思いをして、銀行を後にするのでした。