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海外のホテルに忘れてきたiPad miniを取り戻しました

2015-05-27 | 旅情報

先日ここのブログでも書きましたが、ヨーロッパに出張した際にホテルにiPad miniを忘れて来ると言う大失態をしました。このiPad miniを無事手元に取り戻すまでの経過をまとめてみます。

まず、第一にしなければならないことは、ホテルに自分の忘れ物があることを確認。自分の場合は、ホテルから連絡がありました。当然、取りに戻れる状況なら多少苦労してでも戻りましょう。忘れ物を輸入するのは大変ですから・・・

もし、取りに戻れないなら、まずホテルの担当者と連絡が取れる方法を確保して、信頼関係を作りましょう。自分の場合は、メールでやりとりが出来、どの様な方法で返却可能かなどを確認しながら、最終的には帰国後手続きするのでいつ頃になると大体の目安を伝えました。もちろん、必ず連絡するので取っておいてと念押しもしました。ホテルはこの手の忘れ物の対応には慣れていることが多いと思いました。

海外にある荷物を引き取って輸送する業務を引き受けてくれる会社は、調べた限りではFedExだけでした。FedExのリモートピックアップと言う方法です。DHLに電話しましたが、対応しないと言われてしまいました。FedExは個人でも可能です。手続きは次の様な流れです。

1) FedExアカウントの作成

2) アカウントにクレジットカードの登録 

3) リモートピックアップの申込み

4) 必要書類の作成(航空貨物運送状と通関書類)

最後の書類が先方の手元にあれば、輸送可能です。しかし、このプロセスを実際にやってみると素人には分からないことが多く、FedExのカスタマーサポートに何度も電話することになりました。そもそもカスタマーサポートに電話しないとこの方法すら見つかりません。国際輸送の会社は当然ながら法人相手がメインだから個人だと分からないことだらけです。。。

自分がこのプロセスではまったのは以下の通りです。

1)  アカウントはFedExのHPで作成出来るので、ここは簡単

2) 何故か自分のクレジットカードはうまく登録出来ず、結局カスタマーサポートに電話して、FAXと電話で登録することになりました。カスタマーサポートから担当部署に回されました。

3) このプロセスは、FAXだけです。用紙はカスタマーサポートに送って貰います。登録が完了するとメールでリモートピックアップのコントロール番号が届きます。

4) ここが一番の問題。カスタマーサービスからは、運送状は複写式の用紙を先方に書いて貰う方法しか無いので、必要な情報をすべて事前に伝えて、書いて貰う様にと説明されます。ちなみに、何度か電話しましたが、複数の方から同じ説明を受けました。しかし、リモートピックにより現地FedExからホテルに電話したところ、送付状を書くことを拒否されました。間違いがあった場合に責任を取れないと言う回答。(ごもっともな回答です)ちにみに、この連絡は、コールセンターから電話が掛かってきて説明されます。FedExは大変親切な会社です。

このままだとリモートピックアップが成立しません。そこで、FedExから代替案が提案されます。なんと、オンラインで運送状と通関書類をすべて作成することが出来るサイトがあるとのこと。最初の電話では、オンラインでは作成出来ないの一点張りだったのに、急展開です。作成サイトは国毎に異なるので発送国のサイトで、必要事項を記入して作成する必要があるとのことで、カスタマーサービスからテクニカルサポートを紹介されて、そこに電話して方法を教えて貰います。ここで教えてくれるのはどこに行ったら記入サイトが見つかるかだけで、書類の書き方までは教えてくれません。記入方法はカスタマーサービスに確認が必要です。実際、内容は初めて見ると頭真っ白ですが、焦らずゆっくり読めば大体は分かります。分からないことはカスタマーサービスに電話すると丁寧に教えてくれます。

通関書類はいろいろと記入項目がありますが、書かなくてはいけないところだけ書けば後は空欄でも問題ありません。詳しく書いた方が良いのは、Description of Goodsで、例えば Apple, iPad mini 32GBの他に製造番号や忘れ物の返却であること、使用期間などを英語で書きます。要は新品の輸入ではないことを明確にします。

このサイトを使うメリットは、通関書類と運送状を一括作成出来るので、Tracking numberが自動的に紐付けられることと、電子的に作成出来るので、最終的にPDF化して先方にメールで送れることです。

作成書類は国毎に異なるそうです。自分の場合、実際に印刷してみると通関書類が一枚に収まらず最後のサインのページが二枚目に印刷されてしまいます。そこで、再度テクニカルサポートに電話します。この用紙は一枚になっている必要があるとの説明。方法を聞いたけど、中国語なまりの日本語を話す男性が、使っているブラウザーが最新じゃないんじゃないかとか、知ったかぶりなことを言うだけで何の参考にもならないので、イラッとしながら早々に切りました。自分のブラウザーは最新版ですが、OSXなので表示が異なるはずだと何度説明しても、中国人的対応でこの対応だけは最悪でした。ちなみに、説明の中で参考になった点は以下の2点。1)輸送状はバーコードが印刷されるので出来るだけ縮小は少なくする必要がある。2)通関書類は文字が小さくても問題無いので全部が入るサイズに調整して良い。

以上の情報に基づいて、ブラウザーFireFoxのページ設定から拡大縮小を95%に設定して、全体が一枚に入ることを確認して、PDFで保存します。プレビューを見ながらサイズを調整すると良いと思います。ちなみに自分は、輸送状と通関書類のサイズを変えて作成しました。どちらも出来るだけ大きく一枚に入る様にしました。

オンラインでの運送状作成では、印刷を実行すると通関書類は4枚同じものが印刷されます。PDF化すると同じものが4枚含まれているはずなので、確認が必要です。(カスタマーサービスには3枚必要と言われましたが。。。)

以上の様に必要書類のPDF化完了したら、ホテルの担当者にPDFを送って印刷して貰いましょう。通関書類にはサインが必要なので、担当者にサインをしてと頼んでおけばしてくれると思います。

私はこのPDFの送付を、2度行いました。と言うのは、最初書類を送ったら、担当者の勤務の関係で出荷は翌週の月曜になると連絡があったからです。FedExからの説明では、輸送状の日付が実際の発送日とずれていると集荷出来ない可能性があるとのことだったので、念のため出荷予定日のものを作成し直して再度送りました。このとき、オンラインで作成する時に記入内容を保存しておくことが出来るので、それを呼び出して日付だけ直して再作成しました。PDFを先方に再送信して、手順を再確認して先方も準備万端、後は月曜日にやっておくと言う心強い返信を貰って、後は届くのを待つだけとなりました。

 

しかし、、、、、ことはそんなに簡単には解決しません。

 

月曜日の夜に、ホテルからメールがあり、iPadにはリチウムバッテリーが内蔵されているため、FedExは持って行ってくれなかったと。。。。他に書類が必要だと言っていたと。。。

FedExに何度も電話して、荷物はiPadであることは何度も説明していながら、誰からもリチウムバッテリのことは説明がなかった。。。残念ながらこの連絡が来たのはGW中で自分は家族と旅行中。詳しく調べる時間も無く、仕方なく連休明けに再度電話してどんな書類が必要なのか聞くしかないとなりました。

ところが、ホテルから翌日再度メールがあり、FedExが必要な書類を用意してくれたので、既に発送したよ。とのこと。急展開です。ホテルの話だと、リチウムバッテリ内蔵の品物であることを表示するラベルが必要だった模様で、FedExのドライバーが翌日持ってきてくれたようです。流石FedEx!!この書類に関しては、もしiPadを輸入する場合にはカスタマーサービスに確認すると良いと思います。FedExのHPに説明もあります。

と言うことで、無事発送されました。

発送済みの連絡がホテルからあった翌日、日本のFedExからリチウム電池の件でトラブル発生中と言う電話がありました。発送済みと伝えると、それで終わりました。一応現地と情報は共有していると言うことがよく分かりますし、きちんと対応してくれていると言う印象です。

発送後は、FedExのTrackingサイトかFedEx Appで、荷物のTracking番号を入れると今どこで何してるか分かる様になっています。毎日追っかけていると、スエーデンを出発して、デンマーク、ドイツ、フランスを経由して成田にやってきました。荷物の経路を見ているだけでも楽しめました。成田通関後は、セイノースーパーエクスプレスで国内配送です。なんと朝一で通関後午後には自宅に来ました。早い。

と言うことで、いろいろと大変でしたがやっとiPad miniは我が家に戻り、いろいろな新しい経験も出来ました。でも、もう忘れないようにしないと。。。

ちなみに、料金ですが輸送費用は10902円。通関は、消費税分のみで関税は掛かりませんでした。この税額は、通関書類に書いた本体価格に依存します。何が適正なのか分からなかったので、新品価格より少しだけ下げて書いておきました。ここの部分はもっと良い方法があったりするのかも知れませんが、とにかく通関して頂くことが目的なので気にしません。他に良い方法やもっと安くする方法があると確信されている方は、是非検討して下さい。

これらの費用は、最初に登録したクレジットカードに請求されますが、事前に何も書類は来ません。税関で掛かった消費税の方は、FedExから数日後に明細が届きます。

こんなことは二度としたくないですが、折角の貴重な経験ですので、同じ忘れ物をした方の参考になればと思いブログに残しておきます。

海外での忘れものには注意しましょう。でも、万が一忘れても諦めないで!!


ドイツ鉄道でケルンからハンブルクまで移動

2015-05-10 | 旅情報

先月ドイツ出張のついでに友人に会いにハンブルクまで行ってきました。

訪問目的はあくまで個人的な用事なので出来るだけ安く移動したいと思い、初めて鉄道を使うことにしました。

ドイツでの仕事はケルンで終わり、ここからハンブルクまで移動です。ケルン-ハンブルク間は、ドイツ鉄道で約4時間です。

以下のドイツ鉄道のホームページで、日本の経路探索の様に、乗る駅と降りる駅を入れれば電車のリストが出てきます。Cologne hbf から Hamburg-Altonaまでなので、それぞれ入れて乗車日と時間帯などを入れると候補が出てきます。

ドイツ鉄道HP  http://www.bahn.de/p_en/view/index.shtml

あとは自分の都合にあう電車を選択すればOKです。今回はIC2402と言う乗り換え無しでいける列車を選択。

チケットの購入は、上記のドイツ鉄道のホームページでオンラインで購入。安くするため、Saving Fareを選択して、今回は57 EUR。

このチケットは、事前に購入すると安くなるチケットで、列車を指定しているもの。通常価格より40%近く安くなるはずです。特徴は、この列車でのみ有効であると言うことで、他の列車に乗ることになると使えないらしいです。あと、席は指定されません。席の指定が必要な場合は、オンラインで合わせて予約が可能です。

大体の流れは以下の様:

1) オンラインで列車検索して、乗車する列車のSaving FaresのPurchaseボタンをクリック。

2) 2nd Class SparpreisのContinueボタンをクリック。(2等車)

3) Don't buy a BahnCardをチェックして、Continueボタンをクリック。

4) Login情報を聞かれますが、今回一回だけなのでBook without registeringを選択して、Continue Bookingボタンをクリック

5) Please select ticket and seat reservationのページが表示されたら、Select Ticketでどうやってチケットを入手するかを聞かれるので、On-line Ticketを選択。(ここはお好みで)メールで、Confirmation Numberが送られてくるので、これをドイツ鉄道のスマホアプリの方で、入力することでスマホ側でもチケットを見られる様になるので、ここは無難なSelf Printを選択するのが良いと思います。海外に出かける時、必要なものは印刷して持ち歩く主義なので。

6) 同じページの下の方に、Would you like to reserve a seat?の欄があり、席の予約が必要ならここをチェック。4.50 EUR/seatです。私は選択しませんでした。Proceedボタンをクリック。

(席の予約方法は、日本の列車の予約方法とかなり異なります。ドイツ鉄道の場合、基本全席自由席ですが、席の予約はどの席でも予約することが出来ます。予め予約されている席には、他の人が座れない仕組みです。どうやって予約されている席か分かるかと言うと、席のところ(天井とか入り口とからしいです)にどの区間で席が予約されているのか紙が貼ってあるそうです。その様な紙などがある席は誰か来るので、座れないと言うのことです。自分が乗車した車両では見かけなかったので、実物は見てませんが同僚のドイツ人が説明してくれました。)

7) 次のページは何もクリックせず、Proceedボタンをクリック

8) 個人情報を入力します。ID情報(身分証明書)は、クレジットカードを選択しました。必要な情報を入力して、Proceedをクリック。

あとは、支払いとかして終わりです。

ここで注意事項としては、IDで登録したクレジットカードは乗車時に必ず持参すること。当日持って行かないカードはここで使用しない様にしましょう。

ここまでが事前の準備です。チケットのPDFがメール添付で送られてきますので、印刷しておきます。

 


 

 

当日は、駅に着いたら以下の掲示板で列車の情報を確認します。出発時刻とホームの番号が掲示されています。表示は左上から順番です。

ホームに行くと以下の様な次の列車情報が表示されていますので、再度確認しましょう。

ホームの掲示板には、車両のどのあたりが1等と2等なのかが書かれています。(今回の列車は前方に1等)その上にABCD...と書かれています。この表示は、ホームに書かれたABC...のことを表していますので、2等車のところで待ってます。乗車した列車は、機関車が先頭で牽引するタイプの古い列車でしたので、ホームから車両の階段を上がる必要があり、出張の大きなキャリーバックを持ち上げる必要がありました。停車時間はそれほど長くないのです。

車内に入って空いている席を探します。乗った車両は3席毎が向かいあって6席で個室となっているタイプでした。客席は片方の窓側に寄せてあり、もう一方の窓側は通路です。配置としてはブルートレインの通路と客席の様な感じです。荷物が重いので入り口に近いところの通路側の席を確保しました。通路と、客席間には透明なアクリル板の仕切りがあります。荷物の棚はありますが、飛行機ほどの立派なものではないので、大きなバッグはあげずに自分の前に置いておきました。他の人も同じ様な感じで置いてました。通路に置いてる人は見かけませんでした。乗車時は6席中3席埋まってましたが途中で5席うまり結構窮屈感もありました。特に、乗客同士で話すことも無く、沈黙のまま乗ってました。トイレに行ったときに他の席ものぞいてみましたが、同じ様な雰囲気でした。

当然ですが、車内にはWiFiはありませんし、電源もありません。

発車してしばらくすると検札があります。オンラインで購入した時に印刷したチケットを見せると、車掌が手元の機械(日本のJRの車掌が持っている様な機械)でバーコードを読み込んで、購入時に登録したクレジットカードを見せると言われるので渡すと機械で読み取って終わりです。ドイツ鉄道は日本の様に駅には改札がなく、車内での検札のみです。日本の様な面倒な仕組みでなくて私はこちらが好きです。日本はやり過ぎです。。。

後は、到着までのんびりと過ごします。乗車前に駅のスーパーで買い込んだジュースやお菓子を食べて過ごしました。

車内アナウンスは、ドイツ語と英語がありますので、ドイツ語が分からなくても何とかなります。ただ、ドイツ語の方が情報が多そうです。

今回乗車した列車は機関車が牽引する古い車両でしたが、結構早いです。到着は5分程遅れましたが、現地の友人の話だと鉄道は遅れるのが当たり前で、この列車は正確な方だとのことでした。日本の鉄道になれていると海外の鉄道だと不安になりますが。。。

今回の出張で最も不安だった鉄道移動も、特にトラブルもなく無事に完了で、楽しいハンブルク滞在となりました。ドイツは鉄道移動が便利で良いかも知れませんね。

 

 

 

 


海外出張の宿泊先にiPad miniを忘れてきた

2015-05-07 | 旅情報

先日、ヨーロッパに出張した際に、宿泊先のホテルにiPad miniを忘れてきてきてしまいました。

ホテルは訪問先の現地企業に手配して貰っていて、ホテル出発後フロントから担当者宛にメールが来ていた。しかし、訪問先では打ち合わせなどをして昼過ぎまでずーっと一緒だったためそのメールは読まれることは無く、我々が訪問先を出発した後に、私の連絡先がホテルに伝えられメールが届きました。

しかし、そのメールが発信された時はその地を離れ、飛行機で次の訪問地に向かっていました。着陸後、メールを見ましたが時既に遅し取りに戻ることも出来ません。そして、ここからどうやって取り戻すかの交渉が始まる訳です。

当初ホテルの担当者は、iPadを送ると言っていたので、じゃあ送ってと日本の住所を伝えると、そんなところには遅れないと言ってきた。(当然?)

次に、ドイツの支社に送ってと言ってみた。翌日以降そのオフィスに行く予定もあるので、日程的には十分届くので、そこで受け取るようにするのが良いとヨーロッパ人の同僚の勧めで交渉。しかし、ドイツにも送れないと言う結論。つまり、その国内なら送っても良いけど航空便とか値の張る輸送には対応しないことの様。先方がはっきりどの様な方法が可能なのか伝えてくれないので何とも交渉はうまく進みません。

何度かやりとりするうちに、結局費用等を全額こちらで負担する方法を手配してくれと言うことらしく、この方法で対応することに。ネットで調べて見るとFedExで可能らしいと言うことが分かり、ドイツの滞在先からカスタマーサポートに連絡して、手配方法などを確認してみた。結果、ホテルでの限られた時間で対応するのは難しそうだったので、とりあえず帰国してからゆっくり対応と言うことにしました。ホテルにもその旨連絡して取っておいてねと念押しして、一週間後くらいに連絡するとメールしてひとまず休戦。

帰国後直ぐにFedExに再度連絡して、細かい手続きの進め方を確認すると、リモートピックアップと言うサービスで対応出来ると言うことが分かりました。

もちろん、このサービスは個人でも可能。

まず最初にやることは、FedExアカウントを登録し、クレジットカードを登録することと指示を受けたのでまずそれから。

アカウント自体は簡単に作れるけど、何故かカードの登録がうまく出来ない。VISAカードのオンライン認証がうまく出来ない。カード会社に問い合わせると、なんとパスワードはすべて小文字に変換されて送信されるとのこと。LastPassが使えないので結局手入力で認証は成功。しかし、何故かFedEx側ではカードが登録出来ない。と言うことで、今度はFedExに電話。すると、FAXと電話でカードの登録が可能との説明を受ける。何とも、FedExはアナログな会社感が強い。メールアドレスに必要書類を送って貰って、必要事項を記入した書類をFAXするとしばらくして電話でカード番号を伝えて登録完了です。

アカウントが出来た後に、今度はリモートピックアップの登録です。しかし、これもFAX。FedExって結構人海戦術なのかな?

こんなすったもんだの甲斐もあって、翌々週には無事にiPad miniは手元に届きました。この手続きはまた別の機会にまとめます。