このところ海外出張は、スターアライアンスが多く、アメリカへはユナイテッド航空で行くことが多かったです。
今回は、出発時間と価格から、久しぶりにワンワールド系のアメリカン航空に乗りました。元々はワンワールドでマイルも貯めていて、時々国内出張でJALを使ってマイルは消滅させないように残してありました。
(JALやANAと違って、海外航空会社のマイルは、最後にマイル口座に変化があってから18ヶ月間マイルが維持されるので、1.5年に一度搭乗すれば古いマイルも維持されます。国内航空会社だとマイルの有効期限が設定されているので、自分には向いていないと感じてます。)
今回、成田発ロサンジェルス行を使いましたが、機体が古くてかなりがっかりです。使用機体はB777-200。15年前に初めてアメリカン航空に乗ってから変わっていないと思います。一応、機体の塗装は新しいロゴにされていたりして、手は入れられています。どうせなら中もやって欲しい。。。
ユナイテッドやルフトハンザでは新しい機体が導入され、全席電源が用意されたり、機内WiFiがあったりとかなり快適です。
しかし、アメリカン航空の機体はWiFiどころか電源もありません。装備は座席前の古ぼけた液晶のみ。行きの機体は液晶にノイズが酷くて観る気もせず。映画も今一で観ませんでした。
食事類も相変わらずで、ルフトハンザに乗ったばかりだったのでその差は歴然。味も相変わらず・・・。食べるものがあるだけありがたいと思えと言わんばかりです。行きは離陸後のドリンクはなくて、夕食と一緒に配られたのみ。その後は、着陸前の食事のみ。途中は多分無かったと思います。トイレに立ったときに通路に置いてあったオレンジジュースとポテチを自分で取ってきて食べました。後は、搭乗前に買っておいたペットボトルの水を飲んで過ごしました。
機内ではいつも基本寝てますが、今回はBOSE QC20iと言うノイズキャンセリングヘッドフォンをiPad miniにつないで音楽聴きながら過ごしてたので、ぐっすり眠れました。目が覚めたときは、Kindleに入れておいた本を読んだりと、電源無くても何とか時間を過ごせました。念のためモバイルバッテリーは持参しましたが、特に必要は無かったです。
あと、機内はとにかく寒いです。薄手のセーターを持参しましたが、それでも寒かったです。ちなみに、ユナイテッドより寒いと思います。大半の人がかなり着込んでいました。
ロサンジェルス乗り換えは多分20年ぶり。国際線で到着すると入国審査ですが、キオスクとよばれる機械で入国審査の手続きをします。事前にESTA申請してるけど、さらに機械にデータ入力をさせられます。ただ、この機械に回された人は、ESTAで入国するのが初めてではない人と言う条件付きでした。今回の入国がESTAで初めての場合は別のラインに回されていました。ちなみに、パスポートを更新しているとESTAが新しくなるので、過去にESTAで入国していても新規ESTAとして扱われると列の仕分けをしている係員は説明してました。
キオスクは各国語対応で、日本語もあります。内容はESTAとCustom Formと同じ様なことが書かれているので順番に応えれば良いです。最後に、写真撮影と指紋採取があります。すべて終わると領収書のような紙に写真と個人情報が印刷されて出てきます。これで終わりかと思うと、結局はこれを持ってこれまで同様に審査官の面接があります。審査官の写真撮影、指紋採取とかの手間を軽減して、手続きを効率化させようと言うことかなと理解しました。
今回はパスポートの残り期間が9ヶ月だったためか、審査時に帰国便のチケットを確認されました。これまで聞かれたことがなかったので用意して無くてちょっと手間取りましたが、eTicketのプリントアウトを持っていたのでそれを見せてOKでした。アメリカは確かビザ無し入国の場合、帰国予定日プラス6ヶ月有効なパスポートが必要とされているのですが、日本はこの規定から除外されていると記憶してましたが違うのでしょうかね?
あとは、荷物を受け取って税関通過と言うのは今まで通りです。税関はCustom Formを渡して終わりです。
乗り換えがある場合、通関後、右手の長い通路を進んでいくとカバンの再チェックインが可能です。ダラスなどだと出て直ぐありますが、ここは結構歩かされます。カバンを預けたらロビーに出ます。ここまで、飛行機を降りてから1時間弱。まずまずです。
今回は乗り換え便が6時間後なのでまずは時間つぶしをしたいと思って、国際線ターミナルロビーを歩いてみますが、大したものが見つかりません。仕方なく、アメリカンのターミナルに移動してみますが、こちらも目立った店がありません。ちなみに、空港工事中のためターミナル間の移動は一度外に出ました。もしかしたら、他の階に回れば繋がっていたかも知れませんが、確認しませんでした。
アメリカの空港は、成田や羽田の様にセキュリティーチェック前のエリアが充実してませんが、ロサンジェルスは特に酷い印象です。
そこで、仕方なくセキュリティーチェックを受けてターミナルに入ると、そこには人が沢山いてレストランや売店もかなりあります。帰国便も同じターミナルから出発なので、帰りの土産の目星を付けながらぶらぶらと散策して時間をつぶしていました。WiFiは41ゲート付近でattwifiが比較的繋がりました。他のゲートだと何故か繋がりませんでした。 日によるのかも知れませんが・・・。しかし、不安定で頻繁に切れます。LAXなんとかとAWGなんとか言うパスワード不要のWiFiも飛んでいましたが、これらには接続出来ませんでした。
ロサンジェルスはアメリカン航空のハブ空港ではないので、このターミナルはあまり広くないです。全体を移動するのに10分も掛かりません。
今回の乗り換え便は、 44ゲートというところから出るのですが、ここは、 44A-44Hまであると言う分かり難さ。何で通し番号じゃないのでしょう?さらに、メインターミナルからバスで移動ですので、44A-Hでの乗り換え便まで時間が無い人は早目の移動が必要でしょう。バスはある程度人が集まってから発車で乗車時間は5分程度。
44ゲートの建物は結構広いです。売店や自販機もあり、WiFiもあります。今回は、時間をもてあまして早めにバスで移動してしまいましたが、こちらでも十分時間をつぶせました。ただ、こちらのゲートを使う便は小型機なのでゲートは直前まで確定しません。自分の便も、確認した限りでも3回変更されました。こまめな確認をお勧めします。ここのゲートの場合、1階から外に出て階段かスロープを登って搭乗します。
帰りもロサンジェルス発でしたが、乗客に中国人が多かったのが印象的でした。ゲートは41で、いつも同じ様です。帰りは寒さ対策で行きはスーツケースに入れていたウインドウブレイカーを機内に持ち込み寒さ対策しました。お陰でかなり快適でした。帰国後は暑いくらいでしたので、直ぐに脱いで電車に乗る前にスーツケースに押し込んで帰りました。
アメリカンで帰国する際にいつも思うのですが、何故着陸前の食事は着陸1時間前に配り始めるのでしょう。もう少し早く初めても良いのではないでしょうか?ユナイテッドはもう少し早いと思います。1時間前に配り始めると後ろの方の席だと10分以上遅く食事が始まります。1時間前と言っても、20分前には着離体勢の準備で何も出来なくなるので、実質30分足らずです。大したものが出てくる訳ではないので食べるのに時間は掛かりませんが、いつも慌ただしく思います。食事が片付けられてから、慌てて税関書類を書き込むのもいつものことです。このタイミングはそれなりに訳があるのかも知れませんが、改善されると嬉しいです。
ロサンジェルス便は成田到着後、2時間ほどで同じ機体で折り返します。11時間以上飛んできて2時間で折り返すなんて、かなり効率的に運用してますが、機体は大丈夫なのかと心配してしまいます。
全体を通しては、やっぱりユナイテッドでデンバー経由の方が良いなと思った出張でした。運賃次第ですが・・・。
ワンワールドだとマイル貯めても国内線がJALなのも今一なんです。アメリカンに乗るときにアップグレードと言う手もあるかも知れないけど、降りるときにビジネス通っても凄く乗りたいって気にもならないんです。エコノミーよりかは良いけど。選択肢としては国内線にただで乗る方がまだお得感があるかな。。。飛行機に乗る頻度が中途半端なのも一因。