今日は京都に向かっています。京都は私にとって思い出の土地です。まだ若かりしころ(笑)大好きだった彼との思い出がたくさんあります。
彼とはお互いに将来を約束しながら結ばれることなく別れてしまいました。その後 約10年近く 彼への思いを断ち切れないままにかなりしんどい時期を過ごしました。 喪失感を癒すのは結局は時間しかないのでしょうか? 後になり何故 そんな長い時間 彼を忘れられなかったのかその理由がわかりました。
彼は私にない魅力をたくさん持っていました。私にとって彼は「なりたい自分」でした。彼と一緒にいる時の自分がとても好きでした。彼と泣く泣く別れて、自分が無くなってしまったような強い虚無感を感じていました。 彼といなければ、好きな自分でいれないんだと思い込んでいたようにも思います。でも本当は 彼の好きな部分は一番自分が持っていないと思い込んでいただけで、実は一番持っている魅力なんだとわかりました。そのことがわかってから喪失感は気づきへと変わりました。恋愛がセラピーになるのは 自分の気づいてない、引き出せてない魅力を発見する旅になるからかも知れません。
間もなく 雨の京都に着きます。