ヒーリングスペース ブルーローズ

✨あなたの中のアダムとイブに出会う旅✨

回避依存症の深層心理

2020-09-28 10:11:00 | 回避依存性

自分のパートナーが、回避依存症ではないかとご相談を受けることがよくあります。

回避依存症とは、親密な関係を無意識に避けようとすること。いくつかの特徴があります。

一緒にいる時は、とても楽しい、でも離れた瞬間に相手は不安定になったり、よそよそしくなったり、無視をしたりする。でも電話をしたり、次に会ったら普通。これで大丈夫かなぁと思うと、またその日離れたら冷たい態度。

このように目の前にいる時と、離れた時の態度が全く違う場合、私たちは混乱します。それで、それを相手にぶつけると相手がとても不機嫌になったり、さらに冷たい態度をとられてしまう。

その時、相手の中では何が起きているのでしょうか?

回避依存症、親密な関係を避けようとする人のマインドの中は、ただ一つといってもよいぐらいシンプルです。

「好きな人から見捨てられたくない」

見捨てられるぐらいなら、近づかないし、みじめな思いはしたくないという感覚です。これはほとんど無意識なので、本人は気づいてない場合がほとんどです。

私たちが一番回避したい感情は、みじめさを感じる事だと聞いたことがあります。では、なぜみじめさを回避したいのかというと、みじめな感覚を人生のどこかで強く感じた記憶があるからです。それは、幼い時かもしれないし、もっと成長してからかもしれません。
その時に、「こんな感情はもう味わいたくない」と強く誓ったからでしょう。その感情を味わうことを回避することが、自分を守ることになると思っているのが、回避依存の人の深層心理になります。

自分を守ろうとしているのに、その牙城を壊されるような感覚になって、無意識にシャッターを下ろしてしまっている人に、むやみに近づくと、逆効果しか生まれません。

まづは、相手の心理を理解して、自分を守ろうとしているんだなというところを受け入れてあげることが大事だと思います。


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カサンドラ症候群症状 5

2020-09-17 11:31:00 | カサンドラ症候群

カサンドラ症候群に陥りやすい人のパターンについて、前回記載しました。

人を美化してしまうタイプと、加害者を必要とするタイプ。この二つが特徴的です。

今日は前者について、書いてみたいと思います。
人を美化してしまうタイプは、天使系の方に多い特徴のように感じます。天使系の方は、人を疑うことを知らない、自分が周りから見て、理不尽な扱いを受けても、しばらくはそれにすら気づかない。
いつも、受け取るより与えることが自然にできてしまうし、仮に人間の闇を見たとしても、いつか、一緒にいたら光に変換されるのだから、その時まで、自分さえ我慢したらよいと思ってしまったりします。

最初の頃はそれでもなんとなく、過ぎていくのですが、相手からの精神的、肉体的な虐待がひどくなってくると、ようやく、おかしいなと気づきはじめます。その頃には既に、相当な確率で、心身の疲弊が始まっています。ただ、そこまできても、いつか、一緒にいたら、光に変換されるのでは、という期待を捨てれないために、いくつくところまで、つまりは限界がくるまで、天使系の人は耐えてしまうケースが多いように思います。

地球に闇を見に来た、闇を光に変換する為に来たのは間違いないとはいへ、自己犠牲してしまうことは行き過ぎだと思います。

天使系の方が、苦しむのはどんな人であれ、自分が関わった人を助けれなかったと感じる時です。
自分がぼろぼろになっても、相手を美化して、向き合う事を辞めないケースもたくさん見てきました。

ここで、大切な観点が一つあります。
それは、私たちは永遠とも言える旅人で、進化の為にこの次元に生きています。今回の人生で、その関わっている人は、まだ、進化の旅の途上であり、今回だけでは、大きなシフトはできないかもしれません。けれども、次の人生、その次では、変化するかもしれないのです。

自分が、ぼろぼろになってまで、やらなくても、進化への機会の道は、平等に与えられております。

この事を、私自身は信じる事で、救われた体験がありました。

目の前の人の現実を受け入れる事は、とてもきつい事です。でも、私たち自身も、かってはその人のようだったかもしれません。そして、長い進化の旅を経て、少し学べた先輩なのかもしれません。

カサンドラに陥って、心身の疲弊が強い時は、目の前の人の魂の進化を信じて、手放す事が、あなた自身のパワーを取り戻すきっかけになるのではないでしょうか。


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カサンドラ症候群症状 4

2020-09-06 11:32:00 | カサンドラ症候群

カサンドラ症候群になると、視野が狭窄する為、目の前のパワーを奪う人にしか視点がいかなくなります。

世の中にはたくさんの人が存在し、自分をサポートしてくれる人もいるのに、その存在に意識を向けることができなくなっていきます。いくら、助け舟を出しても拒否したり、助け舟を出す人の事を、批判したりする場合もよくあります。

では、何故、カサンドラの人は、そこまでパワーを奪う人に執着するのか、元カサンドラ症候群で、何年も苦しんできた自分自身を振り返り感じるのは2点あります。

一つは、相手を美化してみてしまうこと、二つはその相手といることで受け取るメリットがたくさんあること。

相手を美化するのは、私たちは元々光の存在だから、いつか、変わってくれるんじゃないか、わかってくれるんじゃないかという思いが拭いきれず、相手からのパワハラ、モラハラにも、耐えてしまいます。

これは、スピリチュアルな事に興味があったりする人に顕著な傾向です。
「自分が変われば相手は変わる」「相手は自分の鏡である」これは、事実ではあるのですが、この解釈が、行き過ぎていることが多いのです。

二番目の、この相手といる事で、受け取るメリットについてですが、これはかなり無意識になりますが、私の場合は、「こんなモラハラ、パワハラの相手といることができるのは、私ぐらいかもしれない」という、歪んだ自尊心でした。

周りから、「こんな人と早く別れてしまいなさい」とか、「あなたぐらいだわ、我慢できるのは!」と言われれば言われる程、そこから抜け出せなくなっていました。

幼い時の生育歴の中で、劣等感が強い人程、耐えている自分を美化し、周りから認められることでしか、自分を保つことができなくなってしまう場合がよくあります。
そんな時に、本人と深く話さず、周りがカウンセリングを進めたり、そこから無理やり抜けださせようとすることは、逆効果になったりします。

DVの人から身を守る為に、シェルターに入った人が、周りの反対を押し切って、元のヤサに戻ろうとする心理もこの2つがあるのかもしれません。

自尊心を保つ為に、破壊的な人を必要とする、この心理はおそらく、体験しなければ理解不能かもしれません。

次回、さらに詳しく書いていきます。


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