異性の親との繋がりについて2

異性の親との関わりの中で未完了の満たされない感情を持ったまま成長した場合、多くの方はその感情を癒そうとする為に、無意識に異性の親と似た方に磁石のように惹かれるようです。もちろん、異性の親に懲り懲りして、全く正反対の方に惹かれる事もあります。

似た方に惹かれる場合の深層心理は、親から自分が本当に欲しかった愛情を受け取れなかったという悲しみや怒りや、絶望感が根底にあるため、極端な言い方をすればその恨みを晴らす為に、似た方との関係性にチャレンジしようとします。

自分の中に恨みがあると、自覚されている方は少ないとは思うので、あくまで無意識下でという事になります。
この恨みの感情が、強ければ強いほど、似た人に惹かれ、その繋がりの中で様々な葛藤を経験します。目の前の人は親とは何の関係もないのに、あたかもその方が悪いような、許せないような、自分を理解してくれず支えてくれないといった感情から、権力闘争に入る場合が多いでしょう。

ありのままのどうしようもない自分を、認め受け入れ守って欲しいという、強い願望がその権力闘争の中で満たされた場合はまだ良いのですが、そうでない場合は、相手を見捨てるか、もしくは自分から喧嘩をふっかけてバトルを繰り返します。

以前から回避依存についても記載してきましたが、相手を見捨てるのが回避タイプで、執着して追いかけ、喧嘩をふっかけるのが恋愛依存タイプになるようです。出方が真逆なだけでどちらも目的は同じです。失われた無条件の愛を受け取り自分を満たしたいという感情です。

無条件の愛とは何でしょうか？無条件の愛をイメージした時にいつも浮かぶのは太陽です。一切の見返りを求めず、私たちが太陽に対してどのような感情を抱くとしても、太陽は私たちに光を無条件に与えてくれます。そのような愛を私たちは無意識に親に求め、それが満たされないとパートナーに求めてしまうのではないでしょうか。

異性の親から太陽に似た愛を注がれそれを受け取り育った方は幸せだと思います。しかし、そんな方はこの世界では数少ないと感じます。
私たちの人生の旅は、そのような愛を体感する事を求める旅でもあるのかもしれません。

異性の親との繋がりについて

恋愛関係、パートナーシップとの関係において、異性の親との幼少期からの関わりのあり方が大きな影響をもたらすことはよく言われています。

以前も目の前のパートナーは親ではありませんの記事を記載したので重なるところもありますが、ツインソウル などのテーマとも繋がるので再度記載していきます。

出会った方がツインソウル やそれに準ずるようなソウルメイトとの出会いだと感じた方との関わりの時に、普段では全く感じる事がなかった様々な感情がいきなり浮上して、そのエネルギーの強さに制御不能になった状態になられてご相談をいただく事が良くあります。

その中でも一番強い感情は嫉妬心です。嫉妬という感情をこれまでの人生の中で全く感じてこなかった方がこの感情に飲み込まれた場合、相当な困難を伴います。そのような、野生的な激しい感情を持ってしまう事自体に、自己嫌悪を覚える方もたくさんいらっしゃいます。

その嫉妬心の原因は探っていくと、目の前の異性ではなく、幼少期からの異性の親との関わりの中で抑圧してきた未完了な感情にある事がほとんどです。目の前の異性に怒っているように見えて、実は異性の親に抑圧した怒りを感じているのです。
この怒りの感情を解放しない限り、どんな異性が前にきてもいづれ行き詰まってしまいます。

逆に言えば、その感情を解放できたら、異性との関わりが楽になり、満たされた繋がりを感じれます。
そのあたりの具体例など、次回に記載していきます。