ヒーリングスペース ブルーローズ

✨あなたの中のアダムとイブに出会う旅✨

切り離してしまった自己との統合

2017-04-30 23:55:00 | セラピー日記
私たちが恋に落ちる時、ある人に強烈に惹かれてしまう時、その人がいないと生きていけないんじゃないかと感じる時にどんなエネルギーが働いているのかについて、改めて書いてみたいと思います。

一言で言えば、その人といるとバランスが取れた状態だと無意識に感じた時、私達は、その相手に惹かれてしまうようです。表面意識では全く逆で、何故こんな相手に惹かれてしまうのか、理解できない場合も多いかもしれません。

私たちは、かって、完全な存在でした。その完全さは決してャWティブな美しいものだけでなく、ネガティヴで醜いと思われるものも内包した、全てを持った存在でした。

ある時から私たちは、ネガティヴなものや醜いと感じるもの、見たくないもの、自分ではないと思いたいもの全てを切り離してしまったようです。そこで分離が始まりました。

分離した自己は、いつしか葬られ、抑圧されて、自分ではないものとして、日陰にやられてしまいます。

私たちは、より美しく、ャWティブで、強く優しく、理想的な自分こそが素晴らしく価値があると感じ、そのような存在になろうとしてきました。

しかし、その旅の途上で、必ず、切り離してしまった最も見たくもない自分と再会します。それが、目の前に来た自分が惹かれてしまう相手の中に見える、好ましくないと感じる側面のようです。

その相手と向き合う事で、自分がどのような側面を切り離してしまったのかを見つけるチャンスを得ます。

潔癖で真面目な人は、いい加減で怠け者の人を引き寄せ、我慢強く、穏やかな人は気が短くストレートな人を引き寄せがちです。もっとはっきり言ってしまうなら、自分が強く出しているエネルギーの反対のエネルギーを相手が表現してくるにすぎません。
相手が自分のバランスを取る役目をしている事に気付くまで、このゲームは続きます。

恋愛も含め、対人関係で苦しむ原因の一つは、バランスを取ってくれている相手を何とか自分の思い通りに変えようとする事にあるかもしれません。
もし、無理やり相手を変えようとした場合、また、身近に見たくもない側面をもった人を自分の人生に登場させてしまう事になります。

切り離してしまった自己は、必ず受け入れるまで目の前にやってくるので、そこから逃げる事は不可能です。これも私の切り離してしまった側面だ!と認めて受け入れてしまえばもっと生きやすくなるでしょう。それは、より美しく波動が高いと信じたい私たちにとっては苦しい作業になるかもしれませんが。

内なるパワーを取り戻すには、その自己との統合がとても大切だと思います。




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愛着障害

2017-04-13 21:20:00 | セラピー日記
透明な信念をわかりやすく説明するとするならば、パソコンに例えると初期設定みたいなものになります。

また、車に例えるならばナビゲーションの設定になるでしょう。
ナビは私たちが設定した場所に誘導しようとします。誘導通りに進まなかったとしても、また新たな道を見つけて示してきます。

透明な信念も、それと同じで、信念通りの現実を無意識に作り出してくれるのです。

最近、あるお客様が教えて下さった本に「愛着障害」というのがあるのですが、回避依存となる原因をわかりやすく説明されていると感じました。

愛着障害とは愛着する感覚が満たされないままに成長してしまった方の事を指します。
しかも、それは1歳半までがとても大切であるようです。1歳半と言えばほとんどの方が記憶にない時代ですね!
その時期に愛着できる対象に対して安心して心身を委ねて愛着できることが、大人になってからの精神の安定を左右してしまうみたいです。この愛着の対象は多くは母親になるのでしょうが、それ以外の養育者でも安心感があれば大丈夫なのかなと感じました。

透明な信念も、こんな早い時期に既に出来上がるのかもしれません。

そこで、この世界は安心で、信頼できる存在があることを心身の感覚として、受け取ることができた幼子と、この世界は危険で不安で、身を委ねて安らげないという感覚を受け取ってしまった幼子では、対人関係において全く違う正反対の初期設定がなされてしまうのでしょう。

対人関係がうまくいかない方は、1歳半に今から遡りやり直すことはできませんが、自分がどのような子供であったのか、周りの人達とどんな関わりをしていたのかを調べてみる事は大切な事ではないかと思います。




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愛情のエネルギー

2017-04-08 07:33:00 | セラピー日記

桜が美しい季節になりました。

愛情のエネルギーについて、以前も記載したかもしれませんが、再度大切な事だと思うので書いてみます。

私たちが他者に愛情を求める時、その愛情がどういった種類の愛情であるか、考えた事はありますでしょうか?

皆様のお悩みを聞かせていただいておりますと、いつしか愛情と言うのは、フィーリング、つまり感情や感覚、共鳴や理解など、極めて心理的なエネルギーだと思いがちになります。

親から愛されていない、パートナーから、子供からその他、関わる方々から愛されてなく、1人孤独な人生だったとおっしゃる方にもよくお会いします。

よくよくお話を伺ってみますと、ほとんどの方が相手に求めている愛情は、上記の感情や感覚的なものです。
気持ちが通わない、価値観が違う、話が合わない、愛してもいないし、愛されてもいないとおっしゃられるのです。

愛情のエネルギーを大きくわけると、感情や感覚、お金、時間、空間の四つになると聞いた事があります。
この四つの全てを与えられることなく、今ここに存在されていらっしゃる方はおそらく1人もいらっしゃらないはずです。

私たちがここに今生きているという事は必ずこの四つの中の幾つもを与えられてきたからでしょう。

パートナーからの愛情を感じられないとおっしゃる方は、この四つのエネルギーの中の感情や感覚にフォーカスを強くされておられるのかもしれません。
パートナーからお金を与えられている、自分が自由に生活できる空間、時間を与えられているとするならば、パートナーから愛情をとてもたくさん与えられている事になりますね!

私たちの意識はどこか、錯覚を起こしていて、感情や感覚のみが愛情だと勘違いしてしまうのかもしれません。

かく言う私もこの事に気付き人生を振り返った時に、本当にたくさんの愛情を出会い関わってきた方から与えられてきたんだなと驚き、圧倒されるような思いになった事がありました。
特にこれまで、最も試練を与えてくれたと感じていた方々から、たくさんの愛情を与えられていたのだと深く理解しました。

愛される事なく今ここに存在している方は1人もいないはずです。

皆様も一度、人生を棚卸しし、この四つのエネルギーについて振り返ってみてくだされば幸いです。



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