

平家物語悲恋の尼寺「祗王寺」。
平家第一巻。 平清盛の寵愛を受けていた白拍子の祗王。
そこに、白拍子の仏御前がやってくる。
「祗王がいるから、お前は要らない」と清盛は、門前払いをしたのに、
やさしい祗王が、取りなした所、なんと、清盛は仏御前に心を移してしまう。
館を追い出された祗王の元に、清盛は、
「仏御前が退屈しているから、舞を舞え」と使者をよこす。
プライドを傷つけられ、しかたなく、館へ行って、舞った祗王は、
「俗世にいるからこんなめにあうのだ」と思い、妹の祗女、母の刀自と一緒に
尼となり、祇王寺へ。
そこに、「明日はわが身」と思い、引け目を感じてた仏御前もやって来て、
四人一緒に住み、大往生したのでした。というお話。
諸行無常だと思うけど、つくづく、清盛って嫌な男ですね。
さて、祗王寺に入ると、見事な苔庭。


これは、双葉葵。
「この紋所が目に入らぬか」の三葉葵は、この葉を、3枚重ねたもの。葵祭りの葵もこの葉。


庵の中。 大きな吉野窓。 ここは、ネスカフェ「香味焙煎」のCMで使われた所。


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今日のランチは、「半兵衛麸」。


お店は、町家風になっていて、季節の屏風がお出迎え。


おくども残されています。 カウンターの席に案内されました。

「むし養い」初めの膳。御飯を中心に、生麩の3色田楽、竹麩、利久坊、麩饅頭
湯葉豆腐。生麩のしぐれ煮&焼き麩の酢の物。


汲み上げ湯葉。 湯葉の素揚げ。


生麩と湯葉のみぞれ椀。 生麩の白味噌仕立て。
食べてる途中で気づいたのですが、そもそも、麩は、グルテンの塊。
かなりお腹にたまります。 初めの膳は、元気良かったのですが、
最後になると、もう結構状態。 1つ2つ頂くのが良いようです。