ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

114:「メンフィス・ブリーク取材」

2005-04-08 | ブルックリン横丁
マーシー(田代じゃないよ)が誇るハンサムMC=メンフィス・ブリークの取材に行って参りました。ジェイーZの影に隠れがち、というか親玉がビッグすぎていつまでたっても第2の男的イメージがつきまとっている彼。でも無理矢理頑張って「こっちも見て見て見て!」光線を放たないところが好感大。っていうかイケメンだから何しても許す。会ったのは5、6度目くらいだがいつも満面の笑みでフルコース挨拶してくれるラッパーなんて珍しいっすよ。ステージでも黄色い歓声が飛びまくるのも頷けますな。(ってコトを突っ込んだら「どういうワケか俺のアルバムはいつも男臭いのにファンの殆どはオンナなんだよね」と首をヒネっていた。確かに。)至近距離でじっとり見てたら、ドゥーラグの縫い目がおでこの真ん中で裂けてるのが気になって気になって仕方が無かったよ~。キツく結びすぎ?

新作のタイトルは『534』、自分が育ったマーシー・プロジェクトの部屋番号だそうよ。音を聴いてビビったね。いつもより相当ハイプ&エナジー満点、一通りのサクセスを得てもなお湧き出るMCとしてのハングリーさ。色男!ファースト・シングルはスウィズ・ビーツの「Like That」。アゲアゲです。その他主なプロデュース陣はお約束のジャスト・ブレイズ、ジェイつながりで9thワンダー、あとアーヴ・ゴッティが素敵なレイドバック・チューンを。(ブリーク曰く「レイディーズ向けにやってみた」そう。イヤーン?)ゲストはジェイ、そしてMOPなどreppin BK to the fullestな人選。またまたベッドスタイのアンセム登場かね。今度確認してくるね。

なお、Gameをはじめとする一連のビーフ、っていうかこのビーフだらけのラップ界の世相について言及した「Hater Free」なるトラックは注目です。アンタ若いのにオトナやね~。やっぱりジェイとかとツルんでると賢くなるのかね~。