いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ベートーベン・ウィルス ♯4

2012年03月12日 | ベートーベン・ウィルス
3億の詐欺にあったこと、団員がみなアマチュアだということ、
カン・マエを脅して指揮をさせたこと、すべてが市長にばれてしまった。

一通り嫌味を言った後、席を立ったカン・マエ。
ところが、出て行く直前、市長にかかってきた1本の電話が運命を変えた。
電話の主はチョン・ヨンファン。
クラシックに疎く、経歴至上主義の市長が、彼を後任にしようと考えていたのだ。

ミョンファンの起用に意義を唱えるカン・マエだが、
オーケストラ・キラーの経歴を調べた市長は、カン・マエを下に見て
話を聞こうともしない。
静かに怒ったカン・マエは、このまま指揮を務めると言い放つ。

「今すぐ団員を集めろ!」
ルミに命じて団員を聖堂新館の屋上に集めたカン・マエ。
彼らがアマチュアであるわけをいちいち聞くが、すべては卑怯な言い訳だと断罪。
自分について来られないものは、今言うように促すが、
辞める者は屋上から飛び降りろと言明。
こうなっては誰も脱落するとは言い出せず、全員が必死の練習に励むことに。

しかし、カン・マエの指導は以前とは違っていた。
事細かく技術指導までするマエストロに、みな驚きを隠せない。
ただ、一朝一夕に結果が出るはずもなく、
相変わらず怒ると怖いカン・マエの前では、実力を発揮できない団員たち。

団員に1時間の自主練習を課して指揮者室に引っ込んだカン・マエのところに、
チョン・ミョンファンが訪れた。
カスたちを率いて公演なんて無理だと、はっきり言うミョンファン。
カン・マエをよく知る彼は、
「お前は気遣いができないんだ」と指摘する。
アマチュアは褒めてやらないといけないのに、このままでは
お互いがかわいそうだ、とルミと同じことを言ってのけるのだ。

ミョンファンを追い出したカン・マエは、
自主練習で、自分の解釈を的確に伝え、団員たちのやる気と
実力を引き出すゴヌの姿を見て、一計を案じる。

「手を怪我した。お前が指揮をやれ」
突然の申し出に驚くゴヌだが、もちろん断るわけがない。
カン・マエの指示を聞きながら、指揮台に立つカン・ゴヌ。
団員たちの上達も見違えるほどで、マエストロも思わずタクトを握りなおした。

団員たちの練習中に、市長が様子を見にやってくる。
次期市長選のライバルと話をした市長は、なんとか公演を成功させようと
必死になっているのだ。
そのために、今の団員のレベルを審査したいという市長に、
カン・マエの怒りが爆発。

経歴、経歴とうるさい市長に、過去の偉人の話を持ち出し、
また自らの貧しい時代を打ち明け、反論するカン・マエ。
団員をバカにする市長にくってかかろうとしたルミは、
辞表を出せ!と怒鳴りつけられるが、それをかばったのはカン・マエだった。
「彼女はわたしのコンマスだ。
「私の団員を侮辱するのは市長だろうが大統領だろうが許さない。
彼らを侮辱していいのは私だけだ!」

失敗したらすべての責任を負い、音楽も辞めてもらうぞ!という市長に、
啖呵を切ったマエストロ。
市長はせめて公演日を伸ばすよう、延期の手配をした。
ところが、停職期間中を利用して参加していたゴヌにとっては困ったことに。
このままでは、公演に参加できない……。

カン・マエはリベルタンゴのソロにゴヌを指名。
仕事をやめてでも公演に出るようきつく言い渡す。
が、黙って頭を下げるしかないゴヌ。
必死で上司に事情を話すが理解は得られず、
署長への直訴も実を結ぶことはなかった。
せっかく家庭を優先して退団したヒヨンが戻ってきたというのに。

それでもカン・マエは、ゴヌのソロを動かさない。
「公演当日に会おう」と告げるマエストロに、ゴヌはどうする?

(つづく)

おお~、わりとあっさりチョン・ミョンファンが登場しましたね~。
そしてこの方、なかなか飄々とした人物です。
陽気な天才は悪意のない人だけど、格別優しい人ってわけでは無さそう。
「カスなんだろ?」とか普通に言うしさ。
たぶん、本当のことを言って何が悪い?って本気で思ってる。
そこに侮辱とかは一切ないんだけど。



「キャバレーのリズムは直せない。お前も知ってるだろ?」って
ちょっと意味深じゃない?
貧乏だったカン・マエも一時期場末の酒場でピアノを弾いてたんじゃ?
どうなんでしょうねー。
しかし彼も苦労人だったと知って驚きましたよ。
ガングロちゃんの苦労もわからないではない、カン・マエなのね、きっと。
それでも、貧乏を言い訳にしてこなかったから、彼は一流になった。
普通の人ではなかなか出来ないことです。

ミョンファンへの対抗心のおかげでカン・マエが残り、
首の皮1枚がつながった状態のルミ。
もともとゴヌのことも気になっていた彼だから、
あれがなくてもなんとか居残る口実を思いついたかも?ですが、
あのまま帰っても全然おかしくないわけで、本当に綱渡りなオケの命運です。

一度やる、と決めたらこの人はカッコイイ!
「私の団員を罵倒していいのは私だけだ!」
キューンときちゃったバイオリン姉妹は絶対Mだよね。
ルミもうれしそうなんだけど。
「失敗したらお前が責任を持ってマッサージしろよ」って言われて
へこんだルミを見て、カン・マエが笑います。



これのどこが笑顔か?って
聞かないで~。


観てたらわかるから!この一瞬が笑顔だから!
あと、闘鶏(サムタク)って呼んでるとこでもちょっと笑顔だから!

今回後半は、一度は辞めちゃったアジュンマが、
お酒を飲んでカン・マエ宅にやってくるエピソードがありました。
もう、家族に尽くすのが嫌になっちゃったアジュンマは、
家出して再びオケに戻ることになったのね。

で、酒を飲んだ勢いでカン・マエにからむ、からむ。
「あなたの音はくすぶってる」と言われ、
「そうさせたのは誰よ?!あんたのせいよ!」と反論するアジュンマ。
さすがのカン・マエもたじたじです。
アジュンマの言葉で、何か心に響くものがあるのでは?と観ていましたが、
このシーンを観る限り、カン・マエはクールです。

ヌナって呼べないならオンニって呼べば~?とか、アジュンマも言いたい放題。
カン・マエも「クソと呼んだのは仕事上の……」なんて言い訳しております。
オケの指導を離れれば、普通に礼儀正しい人、なんだよね?
心を晴らそうと参加したオケで、また指揮者に押さえつけられて、
私の家庭が上手くいってないのはあんたのせいじゃないけど、
この音のくすぶり加減はあんたのせいだから!
アジュンマ、言い切りましたが、酔っていたので何を言ったか全然覚えてない様子。
家出してゴヌの部屋に住むことにして、さりげなくオケに復帰しました。

普通のプロの団員たちだったら、こんな交流あり得ない。
いつもはプロと厳しく作品を創っていくカン・マエは、未知のスタイルの中でがんばってますね。
今まで、団員とこんな濃いつきあいをしたことは無かったと思う。
いろいろと戸惑う感じの表情が好きだ。
ほんとにちょっとした変化で気持ちが伝わってきて、実は演技すごいな、と思います。

手を怪我したと嘘をついたこと、
ゴヌに任せたのに思わずタクトを小さく振ってしまったこと、
ルミを励ましたこと、少しづつ、カン・マエの人間らしさが見えてきましたよね。
ミョンファンの言葉にも、ちょっとだけ団員をかばったりして。

ガングロちゃんはコンビニでバイトしてるけど戻るのかな?
ハラボジが公演のチケット渡しに行ったから、聴きにはくるのかな。
予告映像がいろいろあって、次回がすごく心配。
すぐに公演当日なのかしら?

今回はすっごく我慢して、情報を最小限にして視聴しているので、ハラハラドキドキです。
恋愛模様についてはちょっと小耳に挟んだけど、
あまりメインじゃないらしいし、聞かなかったフリで観続けたいと思います。



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